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『悪魔城ドラキュラ 漆黒たる前奏曲』（あくまじょうドラキュラ ダークナイトプレリュード）はコナミより1997年11月27日に発売されたゲームボーイ用のゲームソフト。開発は「KCE名古屋」。
ゲームボーイ用のドラキュラシリーズとしては『ドラキュラ伝説』、『ドラキュラ伝説II』に続く第3作目だが、主人公はクリストファーではなく、ソニア・ベルモンドとなっている。
ストーリーや設定は『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』の流れを汲んでいるが、後のシリーズ展開で正史設定と矛盾することから「外伝」として扱われる事になった。
あらすじ[]
- 中世トランシルバニア…
悪魔の力を手に入れた男がいた。 この世界を暗黒に変えるため、そして永遠の命を手に入れるため…。 魔王となったその男がその超常の力と魔界より呼び出した忠実な闇の従者達を広げるのにそれ程時間はかからなかった。
…ドラキュラ伯爵。
人々はその魔王の名に恐怖した。 時を同じくして不思議な力を持った一人の少女が片田舎の貴族の家庭に産声を上げた。 驚くべき事に少女は普通の人間に理解できない大自然の超常的な存在と語り合える特殊な力を持っていたのである。 周囲の誰よりも一早く少女の特異な力に気付いた祖父に 「お前の力は、決してお前のためだけに使ってはならない…」 そう言い聞かされながら育った少女が１７歳ののある夜、 生き別れた父を探す旅の途中であるという、 アルカードと名のる謎の青年と出会う事でその運命の歯車はゆっくり動きだすのであった…。
しかし惨劇は何の前触れもなく突然少女を襲ったのである。 館はドラキュラ伯爵の下僕である異形の怪物たちの襲撃に遭い、 麓の町に出かけていた少女が戻った時そこには半ば息も絶え絶えとなった祖父の姿がのこされていただけだった。 「…今こそお前の力を役立てる時だ…」 事切れる寸前に残された祖父の遺言を心の中で繰り返し、 少女は祖父の形見のムチを手に悪魔城へと向かった。
少女の名はソニア。
後にバンパイアハンターとして、ベルモンド家の名を世に残す先駆けとなった存在である。
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システム[]
テンプレート:節stub 基本的なシステムはゲームボーイ版の前作を踏襲。しゃがみ歩きも可能である。ステージ構成は長めに作られている。本作は、「XX」のようなステージ探査要素を持っていることがひとつの特徴である。ステージのどこかにあるアイテム(シリーズで使われるサブウェポンの道具)を集めることでエンディングが分岐する。
本作でのサブウェポンは、精霊の力を借りる「ソウルウェポン」と呼ばれるものになっており、ボスを倒していくことで追加されていく。ソウルウェポンは随時切り替えることが可能。
ソウルウェポンは
- ウィンド(風、時を止める)
- アイス(氷、体力を回復する)
- フレイム(炎、敵全体にダメージ)
- ライト(聖、威力のある波動を飛ばす)
- バット(魔、敵を全滅する)
の順で入手できる(バットは隠しウェポンである)。
体力ゲージの下にあるゲージを消費することで「バーニングモード」を発動できる。発動中は一定時間無敵になり、移動力と攻撃力が上がる。発動後は、次のステージに行くかミスするまで使用できなくなる。
登場人物[]
詳しくは悪魔城ドラキュラシリーズの登場人物より
- ソニア・ベルモンド 主人公
- アルカード
- ドラキュラ
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