ゲーム情報ウィキ
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サムライスピリッツ』(SAMURAI SPIRITS侍魂サムスピとも略される事もある)は、1993年SNKが制作した江戸時代天明寛政期(『サムライスピリッツ新章 ~剣客異聞録 甦りし蒼紅の刃~』のみ文化期)を舞台とした対戦型格闘ゲームシリーズである。素手を中心とした従来の格闘ゲームと異なり、武器(主として)を用いて戦う点が注目された。

概要[]

特筆すべきは「強斬り」の攻撃力の高さで通常時でも単発で3割ほどの体力を奪っていくほどである。さらにダメージを蓄積されると「怒り状態」となり攻撃力はさらに上昇する。但し一発が重過ぎるためか『ストリートファイターシリーズ』のような一気に体力ゲージの半分以上を奪うような連続技はほとんど無い。よってこのゲームでは強斬りを受けずにこちらの攻撃を当てていくかという駆け引きが要求される、まさに一撃がとても重いゲーム性になっている。また、真剣勝負による「負け=死」という演出(決着後、遺体を黒子が運ぶなど)でのシビアさが緊張感を作り出している。近年は必ずしも「負け=死」ではなく、『天下一剣客伝』などは勝負後に会話のやり取りがあるなど、マイルドな表現になっていることもある。

この優れたゲーム性と魅力的なキャラクター、特異な世界観人気を呼んだ(ただ、毎作品ごとに時代設定が異なっているため、シリーズ内の歴史の見方が少々ややこしくなっている)。SNK黄金時代を築くのに一役買ったゲームともいえ、続編も数多く作られた。日本国外では『SAMURAI SHODOWN』という名前で親しまれている。

1994年9月には、『サムライスピリッツ ~破天降魔の章~』というタイトルでフジテレビ系によりテレビスペシャルアニメとして放送された。

その他、外伝としてナコルル主人公として描いた『サムライスピリッツ2』のアニメ版『SAMURAI SPIRITS 2 アスラ斬魔伝』や、ナコルルがヒロインのアドベンチャーゲーム『ナコルル ~あのひとからのおくりもの~』とそれをOVA化した『ナコルル ~あのひとからのおくりもの~ 郷里之畏友編』(前後編予定であったが前編のみしか出ていない)がある。

シリーズ作一覧[]

SAMURAI SPIRITS(1993年[]

『サムライスピリッツシリーズ』の1作目。通称は『初代』など。スーパーファミコン(SFC)、メガドライブ(MD)、ゲームギア(GG)、FM TOWNS3DOプレイステーション(PS)にも移植された(PS版は『剣客指南パック』のタイトルで『真サムライスピリッツ』とのカップリング)。

主人公は「覇王丸」(そのライバルキャラクターが「橘右京」)。ボスキャラクターは「天草四郎時貞」。

この作品と続編の『真』では『ストリートファイター』シリーズ風の擬似6ボタンであった(ネオジオはハード上4ボタンしかないのでAとBボタン同時押しで強斬り、CとDボタン同時押しで強蹴り)。

オリジナルでは負けた側は血飛沫を舞わせたり胴体が切断されたりと、明確に「死ぬ」こととなる。

本作のゲームボーイ(GB)版である『熱闘サムライスピリッツ』(タカラが発売)では、本来プレイヤーキャラクターではない「黒子」と「飛脚」も参戦する。飛脚が参戦したのは後にも先にもこの作品のみ。黒子は次作にて正式に参戦するが、GB版での必殺技は次作とは異なるオリジナルのもの。

カプコンが『X-MEN』を発売するまでは必殺技キャンセルがかかる通常技が最も多い格闘ゲームだった。キャンセル必殺技は対戦戦略の基本であり、キャンセル必殺技好き?にも人気を博した。ただし次回作以降はこのキャンセル可能通常技が大幅に減少し、続作に継承した『X-MENシリーズ』とは対照的な発展を遂げた。

真SAMURAI SPIRITS 覇王丸地獄変(1994年[]

略称は『真』など。初代『サムライスピリッツ』発売後、成功を受けてかなり早い段階で続編の制作が発表されており、タイトルも『真サムライスピリッツ』と決まっていることはファンの間で広く知れ渡っていた。

武器破壊技など数々の新システムを追加し、人気を博す。

主人公は前作に引き続き「覇王丸」。ボスキャラクターは「羅将神ミヅキ」。また、新キャラクター「牙神幻十郎」の登場により、右京は「(覇王丸の)ライバルキャラクター」の座から降格。このゲームでナンバー1のヒロインである「ナコルル」の悲劇的なエピローグも話題を呼んだ。

また、初代から背景にて判定を行っていた黒子が隠しキャラクターとして参戦。登場デモ、必殺技、挑発などアクションが他キャラクター(『サムライスピリッツ』以外の作品も含む)のパロディとなっている。性能の高さと隙のなさ、さらに黒子自身の体の小ささ(技が当たらない)が相まって、全般的にCPU戦難度が高いことで話題になったこの作品では、最終ボスを上回る強敵となってしまった。

また千葉麗子とのタイアップもあった(チャムチャム声優役で参加。またマネージャーもチャムチャムの相棒、パクパク役で参加している)。

胴体切断は控えめな演出である。またCPU戦ではこの演出がなくなっている(黒子による死体搬送はあり)。このため、欧米人ユーザーからの評価は高い。

サムライスピリッツ 斬紅郎無双剣(1995年[]

略称は『斬』など。「蹴り攻撃の弱中強を廃止」や「武器破壊技は武器飛ばし技に変更する」など前2作とはシステムを一新し、「修羅羅刹」というモード選択システムが導入される。また、この作品では『龍虎の拳』や初期の『ザ・キング・オブ・ファイターズ』の様に怒りゲージを自力で溜める事が出来た。

ほぼ全ての攻撃を防げる空中ガード、投げも回避できる攻撃避け、永久コンボ・非道な連携ともに多数ある。一見バランスが悪そうだが、ほとんどのキャラが強力過ぎるため、逆にバランスが取れている。

前作での「ナコルル」の悲劇的エピローグが影響した為か、ストーリーは「初代より後、『真』の前の話」ということになっている。そのため、ナコルルも登場している。

主人公は「緋雨閑丸」だが、プレイヤーセレクトでの1P側の初期カーソルは「覇王丸」に合わせられている(2P側の初期カーソルは閑丸に合わせられている)。ボスキャラクターは「壬無月斬紅郎」。

本作にも黒子が参戦するが、前作とは違いプレイヤーキャラクターに変化する「同キャラクター対戦」となっている。なお、本作では黒子の審判がないため、出演はこの時のみ。あとはナレーション担当。

ボスキャラクター壬無月斬紅郎戦では、普通に倒した後に斬紅郎が起き上がって最終戦が始まり、これに勝って初めてゲームクリアとなる。この最終戦は「体力が斬紅郎を上回っていても、タイムアップを迎えるとゲームオーバー」という設定となっていた。

登場キャラのうち「ナコルル」と「リムルル」のみ胴体切断が起こらない。

韓国版では「花諷院骸羅」が韓国人の「キム・ウンチェ」(金雄載)という設定に変更されている。これは韓国で発売する際の条件として「キャラクターに韓国人を含める事」を要求されたためであるらしい。尚、プレイステーション2(PS2)版『サムライスピリッツ 天下一剣客伝』では隠しキャラクターとして「キム・ウンチェ」(花諷院骸羅の性能違い)が登場する。

タカラが発売したGB版の『熱闘サムライスピリッツ 斬紅郎無双剣』では、次作で復帰する「柳生十兵衛」も隠しキャラクターとして登場する。やはり技のラインナップは次作でのそれとは異なっている。またGB版では容量の都合上、千両狂死郎と花諷院骸羅が削除されている。

漫画るろうに剣心』の作者である和月伸宏(後に『サムライスピリッツ零』でメインキャラクターのデザインに関わる)が、この作品について『るろうに剣心』の単行本8巻にて語っている。

サムライスピリッツ 天草降臨(1996年[]

略称は『天』など。基本的には前作のシステムを踏襲しつつ、空中ガードや怒り溜めの廃止など、システムが変更。また、連斬という連続技システムが導入されている。

本作のストーリーは“『斬紅郎無双剣』の後、『真』の前の話”という設定になっている。また本作のCPU戦はタイムアタックとなっており、一定時間内(キャラクターによって異なる)で6人のCPUを倒さないと、各プレイヤーキャラクターに設定されたライバルキャラクターが天草(悪)を倒してしまい、ライバルキャラクターとの戦いの後はバッドエンドとなる。6人のCPUを規定時間内に倒した後で「天草(悪)」、「壬無月斬紅郎」、「ライバルキャラクター」と続けて戦い、この3人を倒せばグッドエンド(キャラクター別のエンディング)となる。

ストーリーの中心は「風間兄弟」(蒼月、火月)で、特に弟の「風間火月」はこの作品の主人公でもある。にもかかわらず、やはりプレイヤーセレクトでは、1P側の初期カーソルは「覇王丸」に合わせられている(2P側の初期カーソルも覇王丸に合わせられている)。

『斬紅郎無双剣』に引き続き「ナコルル」と「リムルル」は胴体切断が起こらない(ついでに断末奥義の条件を満たしても断末奥義フィニッシュは出来ない)。

PS版『サムライスピリッツ 天草降臨スペシャル』では使用キャラクターに「チャムチャム」が追加されている(VSモードのみ)。また「壬無月斬紅郎」も業務用とネオジオ(ROM版)以外のハードではVSモードで使用可能である。

ここまでのキャライラストは白井影二が担当。

真説サムライスピリッツ 武士道烈伝(1997年[]

通称は『武士烈』、『RPG』など。家庭用ゲーム機のネオジオCDセガサターン(SS)、プレイステーション(PS)で発売されたRPG

日本を舞台とした「邪天降臨之章」(『サムライスピリッツ』が元となっている)と、全世界を舞台とする「妖花慟哭之章」(『真サムライスピリッツ 覇王丸地獄変』が元となっている)の2本立て。なお、当初はこの2つのシナリオと江戸を舞台にした「魔都封滅之章」の計3つのシナリオの中から、ハード別に2つの組み合わせとする予定だったが、最終的にどのハードも前述の2つの収録となっている。主人公は「覇王丸」、「牙神幻十郎」、「ナコルル」、「ガルフォード」、「橘右京」、「チャムチャム」の6人の中から選ぶ。ちなみに幻十郎は「邪天降臨之章」ではパーティを組めない(「妖花慟哭之章」では疾風の鈴音(ストーリーの進行に不可欠なキャラ)との2人パーティ)。

ゲーム性はそこそこだが、異常に長いロード時間がとにかく厄介。ハードによって多少違うが、敵と遭遇したら1分待つのは当たり前である。

ネオジオCD版には「緋雨閑丸」の隠しシナリオ(この隠しシナリオには『龍虎の拳』や『ザ・キング・オブ・ファイターズ』のキャラクターが端役で登場する)、PS版には各サブキャラクターのショートストーリー、SS版には黒子の質問コーナーがそれぞれおまけとしてある。

イラストは漫画家のしろー大野が担当した。

SAMURAI SPIRITS ~侍魂~(1997年[]

通称は『ポリ』など。SNK自社開発の新筐体ハイパーネオジオ64向けに製作された。グラフィックがこれまでの2Dから3Dポリゴンとなった。この作品及び、これを筆頭とした3Dシリーズは「ポリサム」とも呼ばれる。

システムは『天草降臨』のものを継承した形になっている。また、3Dゲームらしくステージ間移動などのフィーチャーも盛り込まれた。 これ以前の作品に比べて残虐な表現が増えたことも話題になった。

主人公は「覇王丸」が再び返り咲く。ボスキャラクターは「壊帝ユガ」。

キャライラストも新たに北千里が担当(以後新章まで)。

SAMURAI SPIRITS 2 ~アスラ斬魔伝~(1998年[]

略称は『アスラ』、『斬魔伝』など。こちらもハイパーネオジオ64向け。前作と同様3D格闘ゲーム。

前作に比べると2D風のシステムに戻っている。

主人公は「アスラ」。1P側の初期カーソルも彼に合わせられている。ボスキャラクターは前作に引き続き「壊帝ユガ」。

前作からのキャラである「」の羅刹は「半陰となりし色」、「柳生磐馬」の羅刹は「柳生カラクリ磐馬」、本作の新キャラ「アスラ」の羅刹は「反面のアスラ」という様に、修羅・羅刹で設定が明確に区別され、キャラクターデザインも異なる描き分けがされた。また、風間兄弟も、「風間火月」の羅刹は「炎邪火月」、「風間蒼月」の羅刹は「水邪蒼月」とされ、こちらも描き分けがされている。他に今作で描き分けのあるキャラクターは「覇王丸」と「リムルル」と「服部半蔵」と「ガルフォード」がいる。

サムライスピリッツ!(1998年[]

ネオジオポケットで発売。デフォルメキャラクターが画面狭しとを交える。ネオジオポケットカラー発売前の作品なので、画像は白黒表示である。

ベースは『天草降臨』だが、タイムアタック要素は無い。また登場キャラクターも「シャルロット」と「千両狂死郎」と「タムタム」と「首斬り破沙羅」と「花諷院骸羅」が容量の都合上で削除された代わりに、「」が隠しキャラクターで登場する。

サムライスピリッツ新章 ~剣客異聞録 甦りし蒼紅の刃~(1999年[]

略称は『新章』、『蒼紅』など。アーケード作品ではなくプレイステーション(PS)にて発売された3D格闘ゲーム。

ストーリーは『アスラ斬魔伝』から約20年後の設定。キャラクターも一新しており、主人公は「九葵蒼志狼」。ボスキャラクターは使用キャラクターによって異なる。過去作から続けてプレイヤーキャラクターとして登場するのは、年を経た覇王丸と服部半蔵(実際には半蔵の息子・真蔵が“半蔵”を襲名した)のみ。ナコルルとリムルルはプレイヤーキャラクターではなく、ストーリー上の重要サブキャラクターとなっている。

登場キャラクターは23人で、あるキャラクターでクリアすると対応するキャラクター(必殺技などが元のキャラクターと同じである事が多い)が使用可能になる。

現時点では『サムライスピリッツ』のストーリーは、実質この作品で完結という形になっている。

サムライスピリッツ!2(1999年[]

前作(『サムライスピリッツ!』)と同じくネオジオポケットで発売。ベースは『アスラ斬魔伝』だが、「柳生磐馬」が削除され、使用キャラに「シャルロット」と「柳生十兵衛」が追加されている。

各種条件で入手できるアイテムによりキャラクターの強化が可能。隠しコマンドで使用できる「壊帝ユガ」はこれを使用しないと秘奥義が使用できない。

サムライスピリッツ零(2003年[]

略称は『零』など。SNKプレイモア許諾、悠紀エンタープライズ開発。『天草降臨』以来7年ぶりの2D格闘ゲーム。タイトルは当初『サムライスピリッツゼロ』と公表されていたが、程なくしてゼロからに変更された。

『天草降臨』から導入されていた連斬システムを削除、新たに剣気というゲージを搭載。初代のように一撃が重いゲームに回帰した。また、強斬りのみ、初代や『真』と同様の入力となった(Cが蹴り、Dが後述する「瞑想」)。「修羅・羅刹」システムも廃止され大部分のキャラは技が統合、「覇王丸」や「ナコルル」など、一部キャラは羅刹と同様の性能の新キャラクターが追加された(「羅刹丸」、「レラ」など)。

あるキャラクターのエンディングが他のキャラクターのエンディングに繋がるなど、凝ったストーリー構成になっている。

主人公は「徳川慶寅」。2D格闘としては前作にあたる『天草降臨』とは違い、プレイヤーセレクトでの1P側の初期カーソルはちゃんと「徳川慶寅」に合わせられている(2P側の初期カーソルは「覇王丸」に合わせられている)。ボスキャラクターは「兇國日輪守我旺」。この慶寅と我旺と「劉雲飛」の3人は和月伸宏によってデザインされた。また、内藤泰弘が「妖怪腐れ外道」をデザインしている。

隠しキャラクターとして、「ガルフォード」の愛犬・パピーが使用できた。

PS2版(CEROレーティング15歳以上対象)ではネオジオ版の中ボスである「萬三九六」と「黒河内夢路」が使用可能になった(因みに三九六と夢路は続編の『零SPECIAL』には登場しない)。

本作における新キャラクターの声の出演は、内海賢二を筆頭とした賢プロダクションの声優が大多数を占めた。

キャライラストはたっくんが担当。ポスターイラストおよび家庭用ネオジオ版のパッケージイラストは金田榮路

サムライスピリッツ零SPECIAL(2004年[]

略称は『零SP』など。SNKプレイモア許諾、悠紀エンタープライズ開発。『サムライスピリッツ零』のバランス改訂、キャラクター追加版(いわゆる、マイナーアップバージョン)。

システムの都合上により飛び跳ねての投げ合いになりやすい、「妖怪腐れ外道」の前転→コマンド投げが強力無比、あるキャラに反則的なバグが残されている、など幾つかの問題はあるが、全体としてゲームバランスはシリーズ最良との声が多い。

ストーリーは無く、『ザ・キング・オブ・ファイターズ '98』や『2002』のように、お祭り的要素が強い。

かつてボスキャラクターだった「天草四郎時貞」、「羅将神ミヅキ」、「壬無月斬紅郎」、「兇國日輪守我旺」の4人がプレイヤーキャラクターとして追加された。また、この4人は同作でもボスキャラクターとしても登場する。

残虐表現が『アスラ斬魔伝』以来の復活。しかも「絶命奥義」をはじめ、全キャラクターにこれまでの殺害パターンが復活し、新しいもの(焼死、生首、轢断など)を含む多種多様の殺害パターンが追加という『モータルコンバット』さながらの改修がなされた。歴代で最も残虐表現が多発した作品である。家庭用ネオジオ版での残虐表現については同年6月1日に発生した佐世保小6女児同級生殺害事件に配慮して修正された(胴体斬りなどの演出も削除)が、発売前に一切告知が無かった為に購入者からの苦情が殺到し、結果として物議を醸す事になった。これに対する抗議の署名も行われたが、 SNKプレイモアは個人情報保護の観点から受け取りを拒否した。ただ、一閃のフィニッシュ時に音声バグが起こる等の不具合が発生したため、それについての交換は受け付けた(お詫びの記念品としてナコルルのキーホルダーが発送された)が、先述した本来の残虐・胴体斬り表現については修正はされなかった。

ネオジオ以外の家庭用ゲーム機への移植は前述の理由から現在もされておらず(事実上のお蔵入り)、2008年中にPS2用ソフトとして発売が予定されている『サムライスピリッツ 六番勝負』にも収録されない。 ただし、海外で発売されるPS2ソフト『Samurai Shodown Anthology』には収録される。

キャライラストは伊藤サトシが担当。

サムライスピリッツ 天下一剣客伝(2005年[]

略称は『剣』、『剣客伝』など。SNKプレイモア許諾、悠紀エンタープライズ開発。MVSの後継としてサミーATOMISWAVEという業務用ゲーム汎用基板を用いた作品。現時点では2Dシリーズ最終作と言われている。

過去作品をモチーフにした5種類に、今作独自のものを加えた6種類の「スピリッツ」(システム)を選択できる(PS2版ではさらにエディットが可能な「祭スピリッツ」を含めた3種類が追加)。

過去の2D作品に登場したキャラクターほぼ全てが出演し、隠しキャラクター・ボスキャラクターを含めると総勢42名を数える。PS2版ではさらに「パピー」や「チャンプル」などの動物キャラクター、「羅刹ガルフォード(パピィをつれていない)」や「キム・ウンチェ(韓国版の骸羅)」(金雄載)などのEXキャラクターが追加されている。特に主人公は設定されていないと思われるが、初期カーソルは1Pが「徳川慶寅」、2Pが「覇王丸」に合わせられている。ボスキャラクターは「魔界を統べし我旺」。

また、新キャラクター「いろは」のメイド服和風アレンジし露骨にを強調した服装や、日本の昔話「鶴の恩返し」をベースに旦那様の為に御前試合に出るというストーリーが発表当初から注目された。僅か数ヶ月程でワンコインフィギュアやレジンキットが発売され、更にPS2版の初回出荷分にもフィギュアが特典として付属されている。なお、CPU戦でのいろは専用ステージ「奥州漆山」では、演歌歌手真帆花ゆりが歌う「夕鶴の舞」がBGMとなっている。

本作独自のストーリーを持ち、一連の作品と直接の繋がりはなくパラレルワールドとなっている。特に顕著なのはエンディングで、ほぼ全てのキャラクターが自分の理想を実現することにより、『天下一剣客伝』より前の作品の設定や物語とは大幅に異なるものになった。

『零SP』と同様にお祭り的な作品だが、徹底的に残虐要素を廃したり、イラストの絵柄も変わり明るい雰囲気を作り出していて、暗くシビアな世界観を強調した『零SP』とは対照的である。それもあってか、PS2版のCEROレーティングは12歳以上対象となっている。

PS2版はマルチマッチングBB対応。ネットワークを介して通信対戦ができる。

声の出演は「炎邪」、「水邪」、「黒河内夢路」を除き声優が一新された。これについては否定的な意見が少なくない。なお、本作で参加した声優にはアイムエンタープライズ所属者が多い。

キャライラストはたっくんが担当。

サムライスピリッツ閃(2008年[]

タイトーの新基板TAITO Type X2で2008年にリリース予定の新作。『蒼紅の刃』以来の3D作品となる予定。製作動機は、細谷壮一郎(SNKプレイモアのコンテンツ事業本部の本部長)によると「『SAMURAI SPIRITS ~侍魂~』 で散ったリベンジ」とのこと。

舞台は『真』の2年後。『アスラ斬魔伝』のエンディングで死亡したと思われていたキャラも登場しているが、この作品自体がパラレル的な扱いなのかは不明。

サムライスピリッツ 六番勝負(仮)[]

PS2、Wiiで2008年に発売予定のソフト。PS2版は『NEOGEO オンラインコレクションシリーズ』の1本である。

PS2版、Wii版共に、『初代』~『天』、『零』、『剣』の六作品が収録される。

主な用語[]

つばぜり合い
両者の武器攻撃がぶつかるなどの条件において発生することがある。この状態になった後一定時間両者がボタンを連打し、勝った側が相手の武器を飛ばす。飛ばされた武器は地面に落ち、飛ばされた側は拾うことができるが拾う際に隙が生じる。また武器がない状態では使用できない必殺技もあり、武器を落とすことは戦略上損失と見られることが多い(逆に武器がなくなる事で必殺技が強化されたり、武器なし状態でのみ使える必殺技を持つキャラクターもいる)。
怒りゲージ
相手の攻撃でダメージを受けるごとに蓄積され、MAXになるとキャラクターが怒って肌が赤くなり(『天下一剣客伝』では体全体が赤く明滅し)一定時間攻撃力がアップする。『天草降臨』やポリサムでは、一部の必殺技が強化される。キャラクターによってゲージの溜まりやすさと怒っている時間には差異がある。『真サムライスピリッツ』以後の作品では武器破壊技や武器飛ばし技もゲージMAX時に使用できる。『斬紅郎無双剣』と、『天下一剣客伝』の斬スピリッツでは自分からゲージを溜めることができ、また体力がある程度まで減ると常時MAXになる。
なお、『天下一剣客伝』では「スピリッツゲージ」と言う名称が使われており、剣スピリッツ(及び魔スピリッツ)ではMAXになっても怒り状態にはならない(武器飛ばし技・武器破壊技は使用可能)。
黒子
試合中に審判員として登場する、黒ずくめの男。一部作品ではCPU専用キャラクターやプレイヤーキャラクターとして登場することもある。花諷院和狆とはかつて共に戦った仲。RPG版ではセーブ係として各地に現れるが、これは全員兄弟であるらしい。ちなみにRPG版では金を払って体力を回復させてくれる赤黒子も存在する。
後述する武器破壊技で破壊された武器を投げ込むが、これはこの黒子が修復しているらしい。
飛脚
一部作品ではステージ後方から飛脚がアイテムを投げ込んでくることがある。アイテムには得点になる物や体力を回復する物などがある。天草四郎に妹を人質に取られてそんな事をやらされていたが、柳生十兵衛に助けられてからは趣味でやっている。ちなみに、『真サムライスピリッツ』では稀に飛脚の変わりに『餓狼伝説シリーズ』のキャラクターであるキム・カッファンが登場することがある。
なお、黒子や飛脚にも詳細なプロフィール(流派や趣向など)が存在する。
武器破壊技
『真サムライスピリッツ』で登場した、他の格闘ゲームでの超必殺技に相当するもの。『天下一剣客伝』の真/魔スピリッツでも使用可能。怒りゲージがMAXになっている間に使用でき、ヒットすると相手の武器を破壊して一定時間素手状態を強制する(一定時間後黒子が新しい武器を投入する)。相手にヒットしない限りは怒り状態が終了するまで何度でも出せ、ヒット時は怒り状態が終了する(『天下一剣客伝』の魔スピリッツではMAX1回につき1回のみ)。ただし、『真サムライスピリッツ』ではシャルロットのみガードされても怒り状態終了となってしまう。
余談だが、初代『サムライスピリッツ』でも相手の攻撃をガードしすぎると武器が壊れる場合がある。この場合、そのラウンド中は武器を使用できない。
武器飛ばし技
『斬紅郎無双剣』以降のゲージMAX技(『天下一剣客伝』の怒/真/魔スピリッツを除く)。ヒットさせれば相手が素手になるが、持っていた武器は破壊されず地面に残るだけになっている事を除けば武器破壊技と同様である。
ちなみにコマンドは武器破壊技を含めて『斬紅郎無双剣』までは各キャラクター個別のものだが、『天草降臨』から共通のコマンドに変更されている。
秘奥義
『真サムライスピリッツ』では覇王丸、ナコルル、服部半蔵、ガルフォードのみに用意されていた隠し必殺技。ゲージなどの条件はなかったが、複雑なコマンドが用意されていた。ちなみに、覇王丸の「天覇封神斬」のコマンドはアニメ『サムライスピリッツ ~破天降魔の章~』で公開されていた。
ポリサムでは2Dシリーズでの武器飛ばし技が置き換えられたもので、同様の条件で使える。
『剣客異聞録 蘇りし蒼紅の刃』では、体力ゲージが最後の段階(赤い1ブロックで、総体力の1/6以下)になると1回だけ使える技。
『天下一剣客伝』では真スピリッツと剣スピリッツで使用可能だが、双方で使用条件やコマンドが異なる。真スピリッツでは体力に関係なく1戦につき1回のみ使用可能で、コマンドも複雑な物となっている。一方剣スピリッツでは、体力が一定レベル以下(残り体力が全て緑で表示されている状態)になると使用可能となり、使用した後もしばらくするとゲージが緑色に戻り再使用可能。このしきい値(秘奥義ゲージ)は後述するミキリスライドにより増やすことが可能。またコマンドは各キャラ共通の簡素なものとなっている。
ぬいぐるみ
『真サムライスピリッツ』に存在した特殊動作。コマンドを入力するとそのキャラクターの2頭身のぬいぐるみに変化する。『天下一剣客伝』でも真スピリッツで使用可能。これは、当時発表された『真サムライスピリッツ』のプライズゲーム用商品とのタイアップのために導入されたものである。
修羅、羅刹(剣質選択)
『斬紅郎無双剣』で登場した、キャラクターのバリエーション。使用可能な技が修羅と羅刹で異なるケースがあり、作品とキャラクターによっては設定そのものが異なるケースもある。例えばナコルルでは修羅はそれまでの作品同様鷹のママハハを連れているのに対し羅刹ではオオカミのシクルゥを連れている、ガルフォードでは犬のパピィがいるのは修羅のみ、など。
剣客、剣豪、剣聖(レベル選択)
『斬紅郎無双剣』で初登場。剣質のあとに選択する。剣客は5回まで操作しなくても自動的にガードをしてくれる初心者用で、『天草降臨』ではさらに連斬(後述)の入り込み以降の攻撃を自動で行ってくれる。剣豪は普通の状態。剣聖は常に怒りMAX状態であるが、ガードが出来ない上級者用。しかしそれでも強力すぎたのか『天草降臨』では怒りMAX状態では無くなった。
不意打ち
『斬紅郎無双剣』から登場した、システムで用意された中段技。『ストリートファイターIII』のリープアタックの様に小ジャンプして攻撃する(なお、『斬紅郎無双剣』の方が『ストIII』よりも先に発売されている)が、『天草降臨』以降はいくつかのキャラクターのものが飛ばずに攻撃するようになった。『天下一剣客伝』で廃止され、いくつかのキャラクターに特殊技として残された。
怒り爆発
怒りゲージと引き替えに一定時間攻撃力を大幅にアップさせる。爆発中は怒りゲージの所に爆発状態の残り時間を表示するタイマーが出現する。吹っ飛ばされていない限り、攻撃を喰らっている最中にも出せるので、相手の連続技から脱出する事が可能。武器飛ばし技・一閃を使用したり制限時間を越えると怒りゲージが消滅する。『天草降臨』で初登場。
一閃
直線的に高速で突進し大ダメージを与える攻撃。使用条件は怒り爆発中だったりなど、作品によって様々。
ちなみに『ネオジオバトルコロシアム』での覇王丸と牙神幻十郎のアナザーダブルアサルトにもなっている。ただしいきなり突進はせず、その場での始動攻撃を決めることでさらに二人が同時に一閃を繰り出す。
連斬
一定の順序でボタンを入力することで発動する連続技。入り込み用のコマンドで出した技を当てた後、いくつかある内の1つのパターンを入力することになる。一番長いパターンでは怒りゲージがたまる効果もある。『天草降臨』で初登場した。『天下一剣客伝』では天スピリッツで使用可能。
ちなみに、ポリサムでは「S.C.S.」(Samurai Combination System)という名称になっているが、性能は連斬とほぼ同等のものである。なおPS2版『天下一剣客伝』の獣スピリッツにも「S.C.S.」という名称のシステムが搭載されているが、こちらはいわゆるチェーンコンボ
武器捨て挑発
自分から武器を手放し素手状態になる、『サムライスピリッツシリーズ』独特の挑発。キャラクターによっては素手の方が必殺技が強力になることもあるため、戦略の一つとして使われることもある。また、『天草降臨』では「断末奥義」を出すための条件の1つでもある。『天下一剣客伝』では通常の挑発と同時に用意されている。
自決
『天草降臨』で初登場。自らの命を絶つ(キャラクターによっては逃げる)ことでそのラウンドは相手の勝利となる代わりに、次のラウンドでは最初から怒りMAX状態になっている。ただし、『零SP』では怒りMAX状態にならず単にラウンドを捨てるだけになっている(「無の境地」との関係でだろうか?)。
断末奥義
『天草降臨』で登場。決着が着いたラウンドで、圧勝など特定の条件下で勝利した場合、画面にコマンドが表示され入力すると、相手に更なる攻撃を加えバラバラにしたりする。これを行うと勝利画面に「快勝」とボイス付きで表示され、キャラクターの勝利メッセージが変化する。後述の絶命奥義の先駆け。
無の境地
『零』で登場したシステムで、怒りゲージと引き替えに一定時間相手の動作スピードを落とす。効果時間中は自分の行動スピードは変わらないため、相手の攻撃を防御したり反撃したりすることが容易になる。使用可能な条件が「落とすと負けになるラウンドであり、体力が一定レベル以下(特殊操作「瞑想」でそのしきい値(無ゲージ)を増やすことができる。また、『天下一剣客伝』では青く視認できる)であり、怒りゲージが残っていること」と非常に厳しいが、相手の全ての行動が遅くなるため強力な連続技を決める事が出来る。
剣気
『零』で登場したシステムで、攻撃力がこのゲージの量に比例するというもの。攻撃をすると剣気ゲージが技毎に決められた量だけ減少し、攻撃しないでいると回復する。これにより、攻撃しまくっていると攻撃力が低下。連続技ダメージにはコンボ補正に似た効果が出る。
絶命奥義
『零SP』にのみ登場。相手が無の境地を使える条件で怒り爆発を発動させると使用できる。一閃のような突進を行い、ヒットさせれば断末奥義の様に相手を斬殺する(キャラクターによっては魂を抜くとかただ倒すだけの場合もあり)演出に移行し勝利となる。相手が無の境地発動中でも遅くならないという特徴がある。
スピリッツ
『天下一剣客伝』での操作のバリエーション。それまでの2D作品のそれぞれに対応する怒・真・斬・天・零と、本作オリジナルの剣が基本で、この他にアーケード版では最終ボスが使用した「魔」、PS2版では動物キャラクター用の「獣」と、自分で特殊動作やゲージMAX技などを選択できる「祭」がある(3つともPS2版では隠し要素となっている)。
「怒」ではMAX時に使える技がないが、攻撃力の上昇率が高いほか、動作は非常に重いが威力も大きい「超斬り」が常時使える。「真」はゲージMAX後一定時間内は武器破壊技が使用可能、「斬」、「天」、「零」、「獣」ではMAX後一定時間内、「剣」ではMAX後1回武器飛ばし技が使える。「魔」ではMAX後1回武器破壊技が使用可能。
デフォルトの6つの内、「剣」以外の特殊動作は元作品に準じる。また、「獣」のみガードができないという特徴がある。
祭スピリッツで選択できるものには連続ミキリ、開幕行動、サムライドライブ(いわゆるスーパーキャンセル)といった専用のものもある。
ミキリスライド
『天下一剣客伝』の剣スピリッツにおける回避動作。これで出ている残像に相手の攻撃がヒットした場合、秘奥義の使用可能条件である秘奥義ゲージ(体力残量のしきい値)が増える。

登場キャラクター[]

SAMURAI SPIRITS

  • 覇王丸臼井雅基/中村大樹(『侍魂』~『新章』、『カプエス2』)/古賀寛之(『剣客伝』)
  • ナコルル生駒治美/高橋美佳子(『剣客伝』)
  • 橘右京や乃えいじ/石井一貴(『剣客伝』)
  • シャルロット生駒治美/新堂真弓(『剣客伝』)
  • 服部半蔵臼井雅基/新居利光(『真』~)/古賀寛之(『剣客伝』)
  • ガルフォード稲毛一弘/小市慢太郎(『天草降臨』~)/間島淳司(『剣客伝』)
  • 王虎坂井貴行/西村寿一(『真』)/中まさる(『武士道烈伝』)/岡崎雅紘(『剣客伝』)
  • 千両狂死郎稲毛一弘/モンスター前塚(『真』~)/増岡太郎(『剣客伝』)
  • 柳生十兵衛坂井貴行/小林清志(『真』~)/大川透(『剣客伝』)
  • 不知火幻庵や乃えいじ/岡崎雅紘(『剣客伝』)
  • タムタム稲毛一弘/西村寿一(『天草降臨』~)/石井一貴(『剣客伝』)
  • アースクェイク臼井雅基/菅原正志(『武士道列伝』)/佐藤巧(『剣客伝』)
  • 天草四郎時貞や乃えいじ/真殿光昭(『武士道烈伝』)/大原崇(『零SP』)/間島淳司(『剣客伝』)

真SAMURAI SPIRITS 覇王丸地獄変(以降は新キャラクターのみを記述)

  • 牙神幻十郎コング桑田/大川透(『剣客伝』)
  • チャムチャム千葉麗子/大沢つむぎ(『剣客伝』)
  • 花諷院和狆モンスター前塚/矢薙直樹(『剣客伝』)
  • ナインハルト・ズィーガーコング桑田/石井康嗣(『武士道烈伝』)/古賀寛之(『剣客伝』)
  • 黒子臼井雅基(『初代』、『斬紅郎無双剣』)/や乃えいじ(『真』・判定時)/西村寿一(『真』・戦闘時)/南かおり(『侍魂』)/佐藤巧(『剣客伝』)
  • 羅将神ミヅキ生駒治美/松本梨香(『武士道烈伝』)/伊藤静(『零SP』)/大沢つむぎ(『剣客伝』)

サムライスピリッツ 斬紅郎無双剣

  • 緋雨閑丸金田美穂/高城元気(『剣客伝』)
  • リムルル櫻井智/松本恵(『天草降臨』~)/神谷けいこ(『侍魂』~)/生天目仁美(『零』~)/釘宮理恵(『剣客伝』)
  • 花諷院骸羅(金雄載):水津光司/渡辺健(『天草降臨』~)/佐藤巧(『剣客伝』)
  • 首斬り破沙羅野中政宏/高城元気(『剣客伝』)
  • 壬無月斬紅郎有田洋之/伊藤えん魔(『天草降臨』)/中多和宏(『零SP』)/大塚明夫(『剣客伝』)

サムライスピリッツ 天草降臨

  • 風間火月山西惇/岡崎雅紘(『剣客伝』)
  • 風間蒼月及川直紀/間島淳司(『剣客伝』)

SAMURAI SPIRITS ~侍魂~/SAMURAI SPIRITS 2 ~アスラ斬魔伝~

  • /半陰となりし色:南かおり
  • 柳生磐馬/カラクリ磐馬:渡辺健
  • 巌陀羅真砂勝美(『斬魔伝』)
  • 木偶中村大樹南かおり
  • アスラ/反面のアスラ:一条和矢
  • 八角泰山山内圭哉
  • 炎邪(炎邪火月):山西惇/大畑伸太郎(『零』~)
  • 水邪(水邪蒼月):及川直紀/野瀬育二(『零』~)
  • 壊帝ユガ中村大樹南かおり/中谷さとみ(『斬魔伝』)

サムライスピリッツ新章 ~剣客異聞録 甦りし蒼紅の刃~

  • 九葵蒼志狼/九皇蒼志狼:及川直紀
  • 九鬼刀馬:酒井哲也
  • 花房迅衛門:花田光
  • 服部半蔵:小西克幸 ※他シリーズの服部半蔵とは別人
  • 榊銃士浪:安井邦彦
  • 沙耶:氷上恭子
  • 吉野凛花:浅田葉子
  • 七坐灰人:西村朋紘
  • 十六薙夜血:野田晋市
  • 乱鳳:葛西美香
  • 眠兎:葛西美香
  • 陀流磨:野田晋市
  • つむじ風の臥龍:伊藤えん魔
  • 命:かかずゆみ
  • 朧:上田敏也
  • 大熊猫:及川直紀
  • 無限示:伊藤えん魔
  • ゴロツキ:水津浩志
  • 朧衆:西川葉月
  • 伊賀忍軍:岩本義幸
  • お侍:浅井博貴
  • 幽堕:一条和矢

サムライスピリッツ零/サムライスピリッツ零SPECIAL

  • 徳川慶寅結城比呂/矢薙直樹(『剣客伝』)
  • 真鏡名ミナ雪野五月/大沢つむぎ(『剣客伝』)
  • レラ氷上恭子/高橋美佳子(『剣客伝』)
  • 劉雲飛滝知史/大川透(『剣客伝』)
  • 羅刹丸最上嗣生/福井信介(『剣客伝』)
  • 妖怪腐れ外道四宮豪/増岡太郎(『剣客伝』)
  • 萬三九六志村知幸/福井信介(『剣客伝』)
  • 黒河内夢路斎賀みつき
  • 兇國日輪守我旺/魔界を統べし我旺:内海賢二/大塚明夫(『剣客伝』)

サムライスピリッツ 天下一剣客伝

  • アンドリュー石井一貴
  • いろは新堂真弓
  • 機巧おちゃ麻呂新堂真弓
  • 祭囃子双六増岡太郎

サブ出演キャラ[]

SAMURAI SPIRITS

  • 黒子(常に対戦する両者の間に位置する)
  • 飛脚(対戦中通りかかりアイテムを落としていく)
  • ママハハ(ナコルルのオプション)
  • パピィ(ガルフォードのオプション)
  • 静(覇王丸エンディング)
  • 小田桐圭(橘右京エンディング)
  • サノウク(ナコルルエンディング)
  • モナシリ(ナコルルエンディング)
  • トン吉、チン平、カン太(アースクェイクエンディング)
  • あざみ(不知火幻庵エンディング)
  • 不知火麻衣(不知火舞のそっくりさん、覇王丸エンディング、不知火幻庵エンディング)

真SAMURAI SPIRITS 覇王丸地獄変

  • 黒子(常に対戦する両者の間に位置する、黒子ステージ、和狆エンディング、アースクェイクエンディング)
  • 飛脚(対戦中通りかかりアイテムを落としていく)
  • キム・カッファン(稀に飛脚の代わりに通りかかる)
  • ママハハ(ナコルルのオプション)
  • パピィ(ガルフォードのオプション)
  • パクパク(チャムチャムのオプション)
  • 天草四郎時貞(デモに登場)
  • 静(覇王丸ステージ、覇王丸エンディング、牙神幻十郎エンディング、シャルロットエンディング)
  • リムルル(ナコルルステージ、ナコルルエンディング)
  • サノウク(ナコルルステージ、ナコルルエンディング)
  • モナシリ(ナコルルステージ、ナコルルエンディング)
  • 小田桐圭(橘右京ステージ、橘右京エンディング)
  • 服部真蔵、服部勘蔵、楓(服部半蔵エンディング)
  • トン吉、チン平、カン太、コン八、キン三(アースクェイクエンディング)
  • ハインリッヒ(ズィーガーエンディング)
  • エリザヴェート(ズィーガーエンディング)
  • 藤堂龍白(藤堂竜白のそっくりさん、不知火幻庵エンディング)

サムライスピリッツ 斬紅郎無双剣

  • ママハハ(修羅ナコルルのオプション)
  • シクルゥ(羅刹ナコルルのオプション)
  • パピィ(修羅ガルフォードのオプション)
  • コンル(リムルルのオプション)
  • 柳生十兵衛(エンディング)
  • シャルロット(エンディング)
  • タムタム(エンディング)
  • チャムチャム(エンディング)

サムライスピリッツ 天草降臨

  • ママハハ(修羅ナコルルのオプション)
  • シクルゥ(羅刹ナコルルのオプション)
  • パピィ(修羅ガルフォードのオプション)
  • コンル(リムルルのオプション)
  • 風間葉月(天草城ステージ、風間火月エンディング)
  • 黒子(中間デモ)
  • 花諷院和狆(花諷院骸羅エンディング)
  • アースクェイク(牙神幻十郎エンディング)
  • 不知火幻庵(牙神幻十郎エンディング)
  • チャムチャム(タムタムエンディング)
  • パクパク(タムタムエンディング)
  • 小田桐圭(橘右京エンディング)
  • 王虎(ある条件を達成するとエンディング後に登場)
  • ナインハルト・ズィーガー(ある条件を達成するとエンディング後に登場)

SAMURAI SPIRITS ~侍魂~/SAMURAI SPIRITS 2 ~アスラ斬魔伝~

  • ママハハ(修羅ナコルルのオプション)
  • シクルゥ(羅刹ナコルルのオプション)
  • パピィ(修羅ガルフォードのオプション)
  • コンル(リムルルのオプション)

サムライスピリッツ新章 ~剣客異聞録 甦りし蒼紅の刃~

  • ナコルル
  • リムルル

サムライスピリッツ零/サムライスピリッツ零SPECIAL

  • ママハハ(ナコルルのオプション)
  • シクルゥ(レラのオプション)
  • パピィ(ガルフォードのオプション)
  • コンル(リムルルのオプション)
  • チャンプル(真鏡名ミナのオプション)
  • 二四、五七、一八(萬三九六必殺技、勝利演出)
  • 黒河内雪路(橘右京オープニング、黒河内夢路オープニング、エンディング)
  • ミッシェル(シャルロットオープニング、エンディング)
  • 儚(緋雨閑丸オープニング、妖怪腐れ外道エンディング)
  • 風間葉月(風間火月オープニング、エンディング、風間蒼月オープニング、エンディング、水邪エンディング)
  • 月心斎(風間火月オープニング、風間蒼月オープニング、エンディング、炎邪エンディング)
  • 熊(レラオープニング)
  • アースクェイク(花諷院骸羅エンディング)
  • 花諷院和狆(花諷院骸羅エンディング)
  • 王虎(花諷院骸羅エンディング)
  • ナインハルト・ズィーガー(花諷院骸羅エンディング)
  • 不知火幻庵(花諷院骸羅エンディング)
  • 藤堂龍白(藤堂竜白のそっくりさん、千両狂死郎エンディング)
  • ショー・疾風(千両狂死郎エンディング)
  • 黒子(千両狂死郎絶命奥義)
  • アンブロジァ(羅将神ミヅキ絶命奥義)
  • チャムチャム(タムタム絶命奥義)

サムライスピリッツ 天下一剣客伝

  • 黒子(常に対戦する両者の間に位置する)
  • 飛脚(対戦中通りかかりアイテムを落としていく)
  • ママハハ(ナコルルのオプション)
  • シクルゥ(レラのオプション)
  • パピィ(ガルフォードのオプション)
  • パクパク(チャムチャムのオプション)
  • コンル(リムルルのオプション)
  • チャンプル(真鏡名ミナのオプション)
  • 二四、五七、一八(萬三九六必殺技、勝利演出、エンディング)
  • 歌留多、駒、ぽち(祭囃子双六必殺技、勝利演出)
  • リチャード(アンドリュー勝利演出)
  • 服部真蔵、服部勘蔵(服部半蔵エンディング)
  • 儚(緋雨閑丸エンディング)
  • ショー・疾風(千両狂死郎エンディング)
  • 藤堂龍白(藤堂竜白のそっくりさん、花諷院和狆エンディング)

アニメ作品[]

SAMURAI SPIRITS ~破天降魔の章~[]

1994年フジテレビ系で放送された単発のテレビアニメ作品。ゲームとは異なるオリジナルストーリーである。DVD小説(著・岸間信明)が発売されている。覇王丸の声をSMAP香取慎吾が当てた事、『真サムライスピリッツ』に於ける覇王丸の隠し技である天覇封神斬のコマンドを番組中で公開した事で有名。当初は番組の最後に技紹介のコーナーを設けると思われていたが、実際には覇王丸が天覇封神斬を出す瞬間に閃光がコマンド型に走るという演出だったので、それに気づいた視聴者は少なかった。放映枠の時間の関係か、右京が本編中に登場するシーンはカットされており、エンディングのスタッフロールのバックに映像が流れるのみであった。この未公開シーンは後にビデオ化された時にも補完される事はなかった。ちなみに本作のヒロインはナコルルではなくシャルロットである。

  • ストーリー
時は寛永15年、島原の乱。善神アニスレイザに選ばれた聖剣士達は、天草四郎時貞と対峙していた。天草も聖剣士の1人だったが、仲間を裏切り邪神アンブロジァの封印を解いていた。アンブロジァの力を得た天草は聖剣士達を亡き者とするが、アニスレイザによってその魂は100年後の未来へ転生される。
そして100年後、徳川吉宗の治世。天草は吉宗を屈服させ転生した聖剣士達の行方を捜していた。一方転生した聖剣士の王虎、ナコルル、タムタム、ガルフォード、シャルロットの5人も最後の1人を探しに日本へ。その最後の1人である覇王丸は未覚醒で前世の記憶もなく、自慢の剣術で道場破りをして暮らしていた。しかし、ある日彼の暮らす村が謎の兵士達によって襲われる……。
  • スタッフ
    • 企画:清水賢治(フジテレビ)、片岡義朗(NAS)
    • 監督:石踊宏
    • 脚本:岸間信明
    • キャラクターデザイン・総作画監督:岩倉和憲
    • 色彩設計:佐藤和子
    • 美術監督:西川淳一郎
    • 撮影監督:森下成一
    • 編集:岡安肇
    • 音響監督:三間雅文
    • 音楽:和田薫
    • プロデューサー:鈴木吉弘(フジテレビ)、山崎立士(NAS)、茂垣弘道(コメット)
    • 制作協力(アニメーション制作):スタジオコメット
    • 制作:フジテレビNAS
  • 主題歌
    • ED「"大好き"という嘘をついた」(作詞:橙育琉 作曲・編曲:岩崎文紀 歌:GWINKO
    • イメージソング「BRAND-NEW SPIRITS」(作詞:原真弓 作曲:新世界楽曲雑技団 歌:千葉麗子)
  • 声の出演
    • 覇王丸:香取慎吾
    • ナコルル:千葉麗子
    • 服部半蔵:青野武
    • ガルフォード:高木渉
    • 王虎:玄田哲章
    • 千両狂死郎:三ツ矢雄二
    • 柳生十兵衛:地井武男
    • 不知火幻庵:北村弘一
    • タムタム:子安武人
    • アースクェイク:笹岡繁蔵
    • シャルロット:玉川紗己子
    • 橘右京:なし(登場はするが喋らない)
    • 天草四郎時貞:大輝ゆう

SAMURAI SPIRITS 2 ~アスラ斬魔伝~[]

1999年にOVAとして発表された作品(全2巻)。主人公はナコルル。キャストはゲーム版と同一である。当時、同人誌や雑誌のコラム等でナコルルのファンである事を強烈にアピールしていた七瀬葵をキャラクターデザインに起用している。

  • スタッフ
    • 監督:佐々木和宏
    • キャラクターデザイン:七瀬葵
  • 声の出演
    • ナコルル:生駒治美
    • 覇王丸:中村大樹
    • 服部半蔵:新居利光
    • ガルフォード:小市慢太郎
    • 橘右京:や乃えいじ
    • 牙神幻十郎:コング桑田
    • リムルル:神谷けいこ
    • 風間蒼月:及川直紀
    • 風間火月:山西惇
    • 色:南かおり
    • 柳生磐馬:渡辺健
    • 壊帝ユガ:中谷さとみ
    • 八角泰山:山内圭哉
    • アスラ:一条和矢

派生作品[]

ナコルル ~あのひとからのおくりもの~[]

2001年に発表されたナコルルがヒロインのアドベンチャーゲーム。Windows版とドリームキャスト(DC)版がある。制作の「ナコルル制作委員会」には「サムライスピリッツ」でナコルルを作った企画(セイウチ)など、SNKのスタッフが参加している。

初代『サムライスピリッツ』~『真サムライスピリッツ』へと続く話で、戦いを終えてカムイコタンに帰ってきたナコルル達の生活を、ナコルルの従者である主人公の「ミカト」の視点から描いている。ただし、サムライスピリッツのシリーズとは設定に矛盾があるため(ナコルルの祖父母の設定や、本作で語られる結末部分)パラレルワールドに位置する。

紫ナコルルの設定を元にした「レラ」が初登場した作品。本作のオリジナルキャラクターの「マナリ」は、『CAPCOM vs SNK 2』にもナコルルの試合前のデモ等で登場する。ファンからは「ナコりもの」という略称で呼ばれている。

  • 声の出演
    • ナコルル/レラ:生駒治美
    • マナリ:川澄綾子
    • リムルル:神谷けいこ
    • ヤンタムゥ:子安武人
    • ウババ:氷上恭子
    • ミババ:モンスター前塚
    • ヒババ:や乃えいじ
    • ホクテ:蓮池拓也
    • オユダタ:重塚利弘
    • ミカト:矢野裕紀子
    • 羅将神ミヅキ:土屋実紀

ナコルル ~あのひとからのおくりもの~ 郷里之畏友編[]

『ナコルル ~あのひとからのおくりもの~』のアニメ化作品。2002年にOVAとして発表。主人公はミカトからナコルルに変更されている。発売元のグルーヴコーポレーションが倒産した影響で続編の製作は中止になったらしく、ストーリーは中途半端に終ってしまっている。作中に複数回あるサービスシーンではナコルルの乳首が描かれている等、ある意味貴重な作品。

  • スタッフ
    • 原作:有限会社インターレッツ
    • 製作:成澤章
    • 企画:尾川匠
    • プロデューサー:野崎慎太郎
    • スーパーバイザー:Dr.POCHI
    • 監督:金澤勝眞
    • 脚本:たきもとまさし松川しゅうさく
    • キャラクター原案:44
    • キャラターデザイン:梅津泰臣
    • 作画監督、絵コンテ:宮澤努
    • 演出:草川啓造
    • 美術監督:池田繁美
    • 色彩設定:北沢希美子
    • 撮影監督:森口洋輔
    • 音響監督:本田保則
    • 音楽:山手安生
    • 制作:ARMS
    • 製作:グルーヴコーポレーション
  • 主題歌
    • エンディングテーマ「巫女の伝承唄」(作詞:たきもとまさし 作曲、編曲:山手安生 歌:生駒治美)
    • 挿入歌「二番目の奇跡」(作詞:松川しゅうさく 作曲、編曲:山手安生 歌:川澄綾子)
  • 声の出演
    • ナコルル:生駒治美
    • マナリ:川澄綾子
    • ヤンタムゥ:子安武人
    • リムルル:神谷けいこ
    • レラ、ナコルルの母:氷上恭子
    • ミババ:福島七菜子
    • ウババ:藤井あさこ
    • ヒババ:津野田なるみ
    • ミカト:松来未祐
    • ホクテ:森田チアキ
    • 長老:麻生智久
    • 子供A:桃森すもも
    • 子供C:小林恵美
    • 村人:藤原泰浩

Days of Memories ~大江戸恋愛絵巻~[]

テンプレート:Rellink

i-mode用アプリとして配信された『Days of Memoriesシリーズ』の3作目で、『サムライスピリッツシリーズ』のキャラクターによる恋愛シミュレーションゲーム。第1作の『Days of Memories 〜僕と彼女の熱い夏〜』と第2作の『Days of Memories 2 〜僕の一番大切な君へ〜』と同時収録でニンテンドーDS(DS)へ移植された。

なお、タイトルに「大江戸」とあるが舞台は大坂江坂である。

電子メイド手帳 恋のいろは[]

テンプレート:Rellink

『天下一剣客伝』から参戦した「いろは」をフィーチャーしたスケジュール管理ソフトがDSで発売予定。スケジュール管理機能だけではなく、育成や着せ替えの要素もある模様。

関連項目[]

  • 月華の剣士 - 幕末期を舞台とした侍対戦ゲーム
  • モータルコンバット - ミッドウェイ開発の残酷ゲーム
  • 対戦型格闘ゲーム一覧
  • SNKの対戦型格闘ゲーム一覧

外部リンク[]

テンプレート:SNK対戦格闘 sv:Samurai Showdown zh:侍魂

Smallwikipedialogo.png このページには、クリエイティブ・コモンズでライセンスされたウィキペディアの記事が使用され、それをもとに編集がなされています。使用された記事はサムライスピリッツにあり、その著作権者のリストはページの履歴に記録されています。
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