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テイルズ オブ リバース』 (Tales of Rebirth) は、2004年12月16日にナムコ(現・バンダイナムコゲームス)から発売されたプレイステーション2RPG2008年3月19日にはプレイステーション・ポータブルに移殖された。

概要 編集

『テイルズ オブ』シリーズのメインタイトル第6作品目。略称は「TOR」または「リバース」。テイルズ独特の固有ジャンル名は「君が生まれ変わるRPG」。キャラクターデザインはいのまたむつみ。主題歌はEvery Little Thinggood night。シナリオのテーマは異なる人種や民族間における共存と対立で、作中には「ヒューマ」と「ガジュマ」という対照的な特徴を持つ架空の人種が登場し、その共存と対立の姿を描いている。タイトルの「rebirth(再誕)」は「人間関係や種族関係の再構築」という意味合いで付けられた。「民族問題」と言うシナリオのテーマ発案は、メインシナリオを担当した平松正樹が民族間での対立が残るユーゴスラビアを旅行した経験に基づく。戦闘システムはシリーズ作品の伝統的なリニアモーションバトルシステム (LMBS) を基に、ラインを3本に増やす事で、2Dでありながら戦闘フィールドを立体的に表現した「3ラインリニアモーションバトルシステム (3L-LMBS) 」。従来のシステムではHPと並ぶ重要なパラメータであったTPや、HPを回復する回復魔法が無い等、シリーズでも異色のシステム。この他、それまで熱血の主人公や戦うヒロインが多かったが、今作では珍しく、主人公が無口で暗い性格であったり、ヒロインが戦闘に参加しないNPCであったりと、全体的にこれまでのシリーズ作品とは異色の作品に仕上がっている。PSP the Bestとして廉価版が2010年1月28日に発売した。The 8th CESA GAME AWARDS FUTUREを受賞。

物語 編集

カレギア国王ラドラス・リンドブロムが死去した日、世界中でヒューマ、ガジュマを問わず大勢のヒトにフォルス能力が発現し、更にバイラスと呼ばれる怪物が増加する異常事態が発生。世界規模の異変と国王の変死が同時に起きたこの日は「ラドラスの落日」と呼ばれ、この日を境にカレギア王国は乱れ始める。北の果ての山村スールズに住む主人公ヴェイグは、ラドラスの落日に発現した自身の「氷のフォルス」の暴走で、幼馴染クレアを氷漬けにしてしまう。彼女を救えず、途方に暮れる日々を過ごしていた。1年後、「ラドラスの落日の真実を探っている」と言う2人の尋ね人・マオとユージーンがヴェイグの元を訪れ、クレアを救うが、そこに現れた国王直属の特殊部隊「王の盾」の2人組、サレとトーマにクレアが攫われてしまう。ヴェイグは攫われたクレアを救う為、マオとユージーンは王の盾に命令を下した女王アガーテの真意を探る為、共にスールズを旅立つ。生まれ故郷スールズを離れたヴェイグは、旅の道中で人々の対立に触れ、それまで意識しなかった種族の違いについて考えさせられる事に。

主なシステム 編集

戦闘システム 編集

本作の戦闘システム「3ラインリニアモーションバトルシステム」は、従来のリニアモーションバトルシステムでは1本だった移動の軸となるラインを3本に増やし、戦闘フィールドの「奥行」を表現したシステム。
戦闘フィールド上には3本のラインが平行に並んでおり、プレイヤーキャラクター、およびモンスターはライン上での前進、後退、跳躍による「前後上下」の動きに加え、ラインを乗り換える「手前から奥へ、奥から手前へ」と言う3次元的な移動が可能。
攻撃方法が通常攻撃と特殊攻撃である「術技」に大別されるのは従来のシステムと同様だが、TP(テクニカルポイント)を消費して術技を使うこれまでのシステムは廃され、術技の使用の際はフォルスゲージ(以下「FG」)と呼ばれる新たに導入されたパラメータが消費される。
各キャラクターは術技がセットされるコマンド(十字キーの上下左右)に対応した4本のFGを持ち、術技を使うと対応するFGが全て消費される。
FGは基本的に術技の効果を左右するもので、大半の術技はFGの蓄積量と関係なく連発可能。
FGは戦闘中の行動で随時回復する為、FGが全快でなければ使えない術技も1度の戦闘中に繰り返し使える。
オートでも4つまで術技をセット可能。術技の使用に制限がなくなった一方、本作にはHP回復魔法が少なく、回復アイテムのグミも高価な為、戦闘中に任意のタイミングでのHP回復が難しいが、戦闘中に特定の条件を満たすと多少HPが回復する様になっている。
FG全快で術技を使用した場合に発揮される効果の1つにHP回復の効果がある他、味方の陣術で発生した孤法陣(後述)の中にいる間だけ徐々にHPが回復したり、隊列の組み方次第ではあるキャラクターのHP回復効果を他の仲間と分け合う事もでき、HPの回復はこれらの条件を繰り返し満たす事で行うのが基本となる。
キャラクターの感情の高ぶりを示すラッシュゲージ(以下「RG」)と言うパラメータも新たに導入された。
RGが高い程、そのキャラクターは攻撃力が上がるが、防御力やHPの回復量は逆に低下してしまう一方、RGが低いほど防御体勢が破られやすく、RGが一定以上蓄積していなければ上位の術技である奥義が発動しない。
RGはダメージを与えたり受けたりすると上昇し、攻撃を防御したりすると低下する他、特定のコマンドで任意に増減させられるのが大きな特徴であり、必要に応じて適切な量に調節することが重要になってくる。
本作ではHit中に数値の隣にSRASH(斬撃)、BLOW(打撃)、SPIRIT(魔法攻撃)が表示される。

術技形態 編集

本作の術技は特技、導術、陣術、錬術の4種類に大別。上位の術技として奥義がある。
この内、錬術と奥義はFGが全快でなければ使えず、その他の術技も基本的にはFG全快で使った方が大きな効果を得られる。
本作では全術技がHPの回復手段を兼ねているが、各術技には異なるHP回復力が設定されており、使用者の状態が全く同じでも使う術技でHPの回復量は異なってくる。
各術技には異なるFGの値が設定されており、基本的に高レベルの術技ほどFGの値が高く、FGが全快になるまで時間が掛かる様になっている。
特技は武器を用いた技、導術は攻撃魔法で、どちらもFG全快でないと威力が低下する(特に導術は著しく低下)。
陣術は、戦闘フィールド上に「孤法陣」と呼ばれる円陣を発生させ、その中に入ったキャラクターに様々な効果を与える補助系統の術で、FGが全快でない状態で使用すると円陣の半径が狭くなる。
錬術には使用者自身に特殊効果を付加するものが多いが、敵や自分以外の味方に効果を及ぼすものもある。
錬術以外の下位の術技をある程度使い込むと、その術技から派生する奥義を修得できる。
各術技にはその術技から派生する奥義を1つセットでき、RGが一定以上蓄積した状態で、錬術以外の術技からの連携でFG全快の術技のコマンドを入力すると、その術技にセットされた奥義が発動。
前衛キャラクターと後衛キャラクターが2人1組で発動する必殺技として「秘奥義」がある。従来の作品の秘奥義とは異なり、特定の条件を満たした上で敵に止めをさせる状況(敵が残り1体、相手がボスの場合は残りHPも条件に係わる)でしか使えず、使用できる状況は限定される。逆に、秘奥義を使えるという事は、使えば確実に戦闘を終わらせられると言う事でもある。

カスタマイズ要素 編集

基本的なカスタマイズ要素として、戦闘によって経験値を得てキャラクターをレベルアップする方法と、装備品を変更する方法がある。
装備品には攻撃力とFG回復力を上げる武器、防御力とHP回復力を上げる防具、特定の能力値を上昇させる宝石、特殊効果を付加する護符の4種類がある。
武器と防具(以下「武具」)はキャラクターごとに装備できるものが異なり、宝石と護符は基本的に全キャラクター共用である。
本作は「エンハンス」と呼ばれるシステムを筆頭にアイテムをカスタマイズするシステムが充実している。
戦闘に勝利すると装備中の武具にEP(エンハンスポイント)が蓄積され、これを武具が持つ各パラメータに割り振り、EPを割り振った能力を強化するのがエンハンス。
高レベルの武具ほど強化できる回数が多く、エンハンスで一定回数強化した武具には「潜在能力」と呼ばれる戦闘中に一定確率で発動する特殊効果が付加される。
本作には最初から特殊効果や属性を持っている武具は存在せず、エンハンスでのみ特殊効果を持たせることができるが、どのような特殊効果が付加されるかは基本的にランダム。
エンハンスで強化した武具の強化の度合いを別の武具に継承させる「武具継承」や、2つの宝石を合成して別種の宝石や1ランク上の宝石を作る「宝石合成」などのカスタマイズ要素もあり、武具に属性を持たせるには特定のアイテムを使う必要がある。
術技のカスタマイズ要素として、術技にプラスアルファの効果を持たせる「フォルスキューブ」と言うカスタマイズ要素がある。各キャラクターはフォルスキューブ(以下「FC」)と呼ばれる立方体を1つ持っており、FCの頂点にはそれぞれ特殊効果が設定されている。
FCを回転させ、十字キーの上下左右に設定された術技と、FCの頂点とを重ねることで、各術技に重なり合った頂点に設定されている特殊効果を付加できる。
FCの特殊効果はFG全快の状態で術技を使用すると発揮され、効果を発揮させる程、その効果を向上させられる。
立方体を回転させ当てはめるという性質上、特殊効果の組み合わせが6通りに限定される他、複数の術技に同時に同じ特殊効果は付加できない。

GRADE 編集

戦闘終了時に手に入る戦闘の評価点。クリアデータを用いてゲームを最初から始める際、GRADEを消費して様々な特典を付与した状態でゲーム開始できる。
特定の条件を満たした状態で戦闘を終了すると一定量のGRADEを得られ、戦闘中にアイテムを使うと得られるGRADEが数パーセント減少する。
従来の作品と異なりあらゆる行動が加算、減算の対象となる訳ではなく、入手GRADEが0を下回る事はないが、同じ組み合わせの敵に対して同じ条件でGRADEが入手できるのは1度きりで、1度の冒険で入手できるGRADEの総数は限られる。

戦闘以外 編集

戦闘以外のシステムは基本的に従来のシリーズ作品と大差は無いが、本作独自の改良も加えられているものもある。料理システムでは、各料理に稀に発動する効果「シークレットファクター」や、食材を配達してくれる食材調達施設のシステム等が追加。チャットシステムには『TOD2』と同様の「スクリーンチャット」が採用され、次の行き先を示すチャットが何度も閲覧可能。物語の本筋とは関係ないミニゲームも幾つか用意されており、フィールドマップ上に隠された各地の名物を見つけるミニゲーム「ディスカバリー」は後発の作品にも取り入れられている。また、従来のシステムに本作の世界観を大きく反映させたものもある。例えば、従来のシリーズでは各ダンジョンの謎解きに「ソーサラーリング」と言う火の玉を撃ち出す指輪が使われていたが、本作にはそのアイテムは登場せず、各キャラクターが持つフォルス能力を駆使してダンジョンを進んでいく。また、ダンジョンマップ上の表示キャラクターを変更するシステムも本作では大きな役割を持っており、時期や場所次第では、表示されているキャラクターの性別や種族によって村人などから聞ける話の内容が異なったり、道具屋や宿屋などの施設が利用できなかったりする。

設定・用語 編集

舞台背景 編集

物語の舞台となるのは「カレギア王国」と呼ばれる、世界全土を国土とする統一国家で、この王国には「ヒューマ」と「ガジュマ」と言う2つの人種が住んでいる。両人種は同じ「ヒト」として共存の道を歩んでおり、長らく平穏な時代が続いていたが、1年前、名君と名高い国王ラドラス・リンドブロムの死と同時に世界規模での混乱が起きる。国王の変死と世界規模での異変とが同時に起きたこの日は「ラドラスの落日」と呼ばれ、1年が経過した現在もその混乱の爪痕が大きく残っている。これまでのテイルズ オブ シリーズの世界と比すると、『TOP』や『テイルズ オブ シンフォニア|TOS』の「魔科学」、『TOD』や『TOD2』の「レンズ」、『TOE』の「晶霊学」の様な特異な科学技術は存在しない。蒸気機関や熔炉を用いた製鉄技術などは確立しているものの、その普及は一部地域に留まっており、全体的に近代的、現代的な要素は少ない。

ヒューマとガジュマ 編集

カレギア王国に住む2つの人種。ヒューマはホモサピエンスの姿を持ち、ガジュマに比べ「知力に優れ体力に劣る」とされる。ガジュマは獣人の姿を持ち、ヒューマに比べ「体力に優れ知力に劣る」とされる。また、ガジュマは先天的にフォルス(後述)の力に敏感で、「ラドラスの落日」以前はフォルス能力が発現するのはほとんどガジュマであった。ガジュマの場合、牛のように角と蹄を持ったガジュマや、鳥のように嘴と羽毛を持ったガジュマ(あくまでヒトなので空は飛べない)等、更に何種類かのガジュマがいるが、基本的にはガジュマというひとくくりの種族として認識される。大昔、両人種は分かれて暮らしており、文明を発達させたヒューマが自然と共に暮らしていたガジュマに戦争を仕掛けた歴史がある。この戦争の結果として、世界は両人種が力を合わせなければ生きていけない程に荒廃してしまい、これが共存の始まりとなった。基本的に共存の道を歩んでいる両人種であるが、全てにおいて上手くいっている訳では無い。例えば、現在のカレギア王国では両人種の長所を活かす生活習慣が根付いており、どのような職場でも作業の効率化のため、頭脳労働をヒューマ、力仕事をガジュマが担っている(建築の場合、ヒューマが設計図を書き、ガジュマが工事を行う)事が多いが、この傾向を「偏見に基づく悪習」と主張するガジュマもいる。また、基本的にタブーとされているヒューマはガジュマより(またはガジュマはヒューマより)優れているとする「種族主義」の思想を潜在的に抱く者も多い。

ハーフ 編集

カレギアではヒューマはヒューマ同士、ガジュマはガジュマ同士(ガジュマは外見が近いもの同士)が婚姻関係を結ぶのが普通であるが、稀に種族の垣根を越えて愛し合うヒューマとガジュマもおり、その様なカップルの間に生まれた混血児を「ハーフ」と呼ぶ。ハーフの外見的特徴はヒューマに近いが、角や尻尾、耳など一部に親のガジュマの外見特徴が現れる。また、ハーフの角は凄まじいフォルスの源とされ、ハーフにフォルスが発現した場合、ガジュマを凌ぐ強力なものとなる。前述通り、ヒューマとガジュマの婚姻自体が稀であることに加え、子供の頃のハーフは体が弱く死んでしまう事も多い為、カレギアにハーフはほとんど存在しない。また、無事成長した場合も、ヒューマでもガジュマでも無いという立場から双方の人種から排斥されるケースが多い。

フォルス 編集

「ヒト」の一部には、生命力と精神力を源とする超常的な事象を起こす力「フォルス」を扱える者がいる。フォルス能力によって引き起こされる事象は、フォルス能力が発現した者によって大きく異なり、氷を操る「氷」のフォルスや、炎を操る「炎」のフォルスなど様々なフォルス能力が存在する。基本的には、先天的にフォルス能力に敏感であるガジュマにしか発現しないが、ごく稀にヒューマにも発現する。また、フォルス能力を発現する者自体が少なく、ラドラスの落日以前、カレギア全土でもフォルス能力者はせいぜい100人程度(内、9割以上がガジュマ)であった。

「ヒト」以外のものにフォルス能力が発現した場合、それは「バイラス」と呼ばれる怪物と化す。フォルスによるバイラス化は生物に限らず、鉱物やヒトの死体などがバイラス化する事も。多くのバイラスは凶暴で、稀に姿を現して騒ぎを起こす。高度な精神を持つ「ヒト」はバイラス化しないとされているが、一方で極度の情緒不安定に陥る事でフォルス能力が「暴走」する事も。暴走時のフォルス能力の規模と力強さは通常時の比ではなく、能力者によって制御もされていない為、周囲に甚大な被害を撒き散らし、能力者自身の身を滅ぼす事も。

ラドラスの落日 編集

物語開始の1年前、国王ラドラス・リンドブロムは、死に際に自らのフォルス能力「月」のフォルスを暴走させ、世界中にフォルスの力を飛散させた。結果、この光に触れた世界中の多くの「ヒト」がフォルス能力を発現させ、以降ヒューマ、ガジュマを問わず多数の「ヒト」がフォルス能力を有する様になった。また、フォルスをルーツとするバイラスもラドラスの落日を境に急増し、世界中の生態系に影響を及ぼす事となった。ラドラスの落日時には、突然のフォルス能力の発現によりフォルス能力を暴走させてしまった者が多く、首都バルカを中心としてフォルスの暴走による甚大な被害を及ぼした事でフォルス能力者はしばしば脅威の対象とされ、フォルスを暴走させた結果として人間関係が一変してしまった者も多く、ラドラスの落日の混乱の爪痕は未だ各地に影響を残している。

王の盾 編集

カレギア王国には主に2つの軍隊が存在する。1つは正規の軍隊であり、もう1つはフォルス能力者で構成された国王直属の特殊部隊「王の盾」。王の盾は時に危険因子となるフォルス能力者を手元に置く事で管理するのと同時に、その能力を活かして危険人物の暗殺など表沙汰にできない任務を請負う役割を担う為、長らくその存在は一般大衆には秘されてきたが、ラドラスの落日以後、爆発的に増加したフォルス能力者への対処の為、表舞台に姿を現しつつある。

聖獣 編集

世界を司る偉大な存在。万物を司る聖獣の王「ゲオルギアス」を筆頭に、地、水、火、風、光、闇を司る6体の聖獣が存在する。シャオルーン曰く基本的に聖獣は不死身で、もし肉体が滅んだとしてもゲオルギアスやランドグリーズのように精神体として生き続けられる。表立ってヒトに干渉することは無く、その存在は一般的に知られているものではないが、各地に聖獣が元となった伝承が残っている。大昔、ヒューマがガジュマに対して戦争を仕掛けた折、世界の安定の為にヒューマを殲滅すべきと唱えたゲオルギアスと、ヒューマとガジュマの対立は自然の営みの一部であり聖獣が干渉すべきではないとする6体の聖獣とが対立し、聖獣同士の争いが起きた。苛烈な争いの末にゲオルギアスは6体の聖獣により封印されたが、これにより世界は荒廃し、ヒューマとガジュマはお互いに手を取り合わなければ生きていけなくなった。

聖なる王
カレギア王家に伝わる聖獣の伝承。聖獣王ゲオルギアスを「聖なる王」、6体の聖獣を「六人の聖者」として、遥か昔にあった人々の争いと聖獣の争いが伝わっている。初代カレギア王国国王ゴルドバが建国の儀を行ったとされるメセチナ洞窟に、この伝承に関する碑文が残されている。
蒼獣信仰
港町バビログラードに布教している宗教。信者は家族以外の異性と口を利く事は許されず、女性信者は素顔を晒すことも許されない。蒼獣信仰の「蒼獣」は、水の聖獣シャオルーンを指している。

テンプレート:ネタバレ

登場人物 編集

パーティキャラクター 編集

主要人物 編集

ここではパーティキャラクターの内、戦闘に参加するメンバーを指す。今作では、目的も生き方も異なる他人同士が仲間になることは簡単ではないということをリアルに描いた結果として、ヴェイグを含む6人全てのキャラクターと敵として戦う場面が存在する。

ヴェイグ・リュングベル 【Veigue Lungberg】編集
声 - 檜山修之
18歳・身長183cm・体重71kg 一人称・オレ
種族:ヒューマ
主人公。カレギア北西部の山村スールズに住む。大剣士で、三つ編みされた薄空色の長髪が特徴。幼少時に両親や祖父と死別して以来、クレアの両親に引き取られた。以来、平穏な暮らしを送っていたが、ラドラスの落日に突如「氷」のフォルスが発現し、暴走でクレアを氷漬けにしてしまう。彼女を覆う氷は溶ける事も砕ける事もなく、1年後にユージーンとマオがスールズを訪れるまで自分を責め続けていた。その事件で村人達に怖がられていた。無口で暗く、周りから冷たい男と思われがちだが、心底には熱く、困っている人を放っておけないが、一つの物事にとらわれて周りが見えなくなる欠点も。クレアには元々妹の様に思っていた事に加え、「ラドラスの落日」の一件で贖罪の念を感じており、クレアとなるとその欠点が顕著になるなど完全に寡黙と言う訳ではない。好物は知人ポプラの焼いた「ピーチパイ」。プレイヤーが最初に操作するキャラクターと言う事もあり、パーティキャラクターの中では最もバランスの取れた能力値を持ち、通常攻撃や術技、奥義のバリエーションに富む。一部を除けば通常攻撃の発生は早く射程も長めで、移動速度もパーティキャラクターの中では速い部類に入る。攻守に優れた万能キャラクターだが、術技は氷を利用した水属性のものが多く、水属性に強い敵は苦手という欠点を持つ。
『マイソロ2』ではガレット村に住んでいた剣士として出演。氷の精霊セルシウス護衛の為、また村の住人をアドリビトムを通じてグランマニエ皇国に保護して貰った為、船に乗り込む。歴代主人公の中で自分だけ唯一飛び道具を覚えない事で拗ねている。今作では、特定のクエストをこなすと魔神剣を習得(未習得時でも、各主人公との腕試しクエストや闘技場などで対決すると魔神剣を使用)。村では穢れ流しの儀式に参加しており、セルシウスと面識がある。クエスト「テイルズ オブ ゴールデンビクトリー」では、『TOR』の主人公の自分が前作で出られなかった事や、「ビバ! テイルズ オブ」でオチキャラとしてしか扱われなかった事をアニーに力説した。手数の多さと攻撃力の高さを両立しているため秘奥義が使えない分、性能は申し分ない。装備している武器は「ファルステヴェルン」。
『TOG』にも客演。
マオ 【Mao】編集
声 - 渡辺明乃
13歳(外見的特徴)・身長153cm・体重38kg 一人称・ボク
種族:ヒューマ(外見上)
「ラドラスの落日」で自身のフォルスを暴走させ、記憶を失った少年。火炎や熱風を行使する「炎」のフォルスの能力者。赤髪と中性的顔立ちが特徴。天真爛漫で、記憶を失った事は殆ど気にしていない。歌好きで即興で作詞をして歌っている(パーティ内では好評で、ヒルダ曰く天才)。但し(渡辺は)口笛が吹けない(テイルズフェス2008より)。子供扱いされる事が嫌い。口癖は「 - なんですけど」「なんてね」。決め台詞は「マオ-の巻!」。「マオ」とは「無」を意味する古代カレギア語で、記憶を失ったマオの名前としてユージーンが名付けた。ラドラスの落日でフォルスを暴走させ、ユージーンに保護される。記憶のない彼にとってユージーンは父代りで、フォルス能力者であった事から王の盾の一員となるも、ユージーンが軍から追放された時、彼を追って軍を脱走。ユージーンと共に旅し、「ラドラスの落日」の真相と自身の記憶を探っている。炎、風、闇の属性の導術を修得する導術使い。導術の効果にはクセのあるものが多いが、総じて詠唱時間は早め。移動速度はパーティキャラクターの中で2番目に速く、トンファーを用いた通常攻撃のヒット数が多く接近戦もこなせる。真の名は「オルセルグ」(古代カレギア語で「汚れなき瞳」または「無邪気な目」という意味)といい、聖獣達が彼の目や耳を通してヒトの世界を観察する為に創り出した存在。「火」を司る聖獣フェニアに生み出され、フェニアとは実質上親子の関係。その赤髪はフェニアから受け継がれた。1年前以前の記憶がないのは、1年前に創られた存在であるからで、元より記憶は存在しなかった。今作では彼が民家などにある料理をつまみ食いしてレシピを覚える様になっている。また、マオはプレイヤーが最初に戦うキャラクターでもある。
『TOVS』にも登場。勘違いで襲ってきた『TOT』のカイウスと共に、ユージーンを探すという共通の目的の為にユグドラシルバトル出場を目指す。秘奥義「インフェルノ・ドライブ」を単独で発動可能。前回大会にも参加していた。一部の人間からは、本作では正体は大いなる実りの力で世界樹より生み出された人間。
PS3版『TOV』にて彼の衣装がリタのコスチュームとして登場。
『マイソロ2』ではリリスやジーニアスが使っている武器について疑問視している。装備している武器は「バファーダム」。
ユージーン・ガラルド 【Eugene Gallardo】編集
声 - 石塚運昇
40歳・身長193cm・体重108kg 一人称・俺
種族:ガジュマ
かつて「王の盾」の隊長を務めていた、黒豹に似た外見と弁髪が特徴のガジュマの戦士。武器や鎧の強度を上げたり、物理的な質量を持ったエネルギーを発せられる「鋼」のフォルスの能力者。武勇とその外見から「カレギアの黒豹」の異名をとり、ガジュマの間では最高の戦士として名高い。落ち着いた物腰で状況を判断し、猪突猛進なヴェイグやティトレイを諌める。また知識も豊富で、文武に優れるパーティの纏め役。身嗜みにも気を使う。口癖は「質問に質問で返すのは感心せんな」。「ラドラスの落日」後の混乱の最中、ドクター・バース殺害容疑でカレギア軍を追放され、以後ラドラスの落日に端を発した不可解な事件の真相を知るため各地を旅している。有事の際に対応する為に仲間となるフォルス能力者を探しており、ヴェイグの噂を聞きつけてマオと共にスールズを訪れる。その武勇から、カレギア軍を離れた現在も彼を慕うカレギア将兵は多い。途中でユリスの思念にとらわれ、ヒューマに対し殺意に等しい憎しみの想いが込みあがったが、ヴェイグ達の助けで「鎮魂錠」の力で抑えられるものの、完全なまでに思念を振り払われておらず、ゲーム終盤まで密かに思念に耐えていた事が判明。パーティキャラクターの中で最もHPと攻撃力が高く、槍が装備武器であるため攻撃の射程も長い。ヴェイグ同様に接近戦を得意とするが、移動速度は遅いので、自分から敵に接近するよりも近付いてくる敵を迎撃するのが向いている。物理攻撃に対する防御力は高いが、術防御力とHP回復力はパーティメンバーの中で最も低い為、強力な術攻撃を受けたり前線で戦い続けると窮地に陥り易い。
『TOVS』にも登場。自由都市連合ダインの守備隊長として、普通は差別されるガジュマでありながら人々から慕われていた。マオと共に前大会に出場していたが、現在は失踪している。秘奥義「翔破裂光閃」を単独で発動可能。スペシャルバトルを全てクリアする事で使用可能となる。
『マイソロ』ではガヴァダアドリビトムのギルドマスターである。
『マイソロ2』ではウッドロウの部下で、彼の正体を知っている。装備している武器は「ヴァルムブル」。
アニー・バース 【Annie Barrs】編集
声 - 矢島晶子
15歳・身長155cm・体重40kg 一人称・わたし
種族:ヒューマ
先代カレギア王ラドラスの主治医ドクター・バースの一人娘。雲を生み出して雨や雪を降らせる「雨」のフォルスの能力者。父に憧れ、自らも医者を目指し勉学に励んでいたが、「ラドラスの落日」後の混乱時に父を失った事から、父の仇討ちにドクター・バース殺害容疑で軍を追われたユージーンを追いにヴェイグ達の前に現れるが、ユージーンの態度に疑問を感じ、ユージーンの人物像を見定める為に同行。ユージーンへの憎悪が高じてガジュマ全てを嫌っているが、本来は優しく教養深い少女。大人の女性や恋愛に憧れる年齢相応の一面もあり、ヒルダを姉代りに慕っている。恋愛小説を好んで読む。牛乳と怖い話が苦手。日記をつけるのが日課だが、旅の途中で落としてしまったのか終盤にてヨッツアが日記を所持している(お楽しみ要素で、ガルドを支払えば読める)。杖で弧法陣を描く陣術の使い手。味方の能力値を上昇させると同時に特定の状態異常を解除する陣術と、敵味方の能力値パラメータを変動させる雨を降らせる奥義を修得。全体的に能力値が低く、装備武器の攻撃力は高いが、移動速度と攻撃の動作が遅い。術技も味方を補佐するものが大半であるため攻撃には向かず、仲間の補佐に徹するのが適格。FG全快時の使用によるHP回復ではなく、直接的にHPを回復する効果を持った術技は、アニーの奥義「ヒール・レーゲン」のみ(蘇生術は習得できる)。元々医者志望な為に戦闘訓練を積んでおらず、攻撃手段は杖を振るか「D・レーベン」を使用する位。彼女と敵対した際には投げナイフで攻撃してくるが、仲間になってからは使わない。
『マイソロ』では戦闘には不参加。ガヴァダアドリビトムのクエスト受付を担当。
『マイソロ2』ではパニールとよく本の貸し借りをしている。名前が似ているためアミィやアニスと間違われたり、後姿がイリアに似ているため彼女と間違えられる事がある。チェスターの妹と同じく、父バースも今作では存命している設定。能力はほぼ回復と補助に特化し、他のキャラクターでは覚えない「オーバーリミッツゲージを上昇させる」「HPを徐々に少しずつ回復させる」等の特殊な術を使える。NPC操作ではレベル差によっては術を使おうとしないので、プレイヤーが操作した方が真価を発揮する。クエスト「テイルズ オブ ゴールデンビクトリー」では、自分のキャラの扱いの悪さに抗議し、ヴェイグと共に挑戦してくる。装備している武器は「ベルナテッタ」。
ティトレイ・クロウ 【Tytree Crowe】編集
声 - 山口勝平
17歳・身長178cm・体重69kg 一人称・おれ
種族:ヒューマ
工業都市ペトナジャンカの製鉄工場で、姉のセレーナと共に働いている青年。植物を操る「樹」(き)のフォルスの能力者。口数が多く冗談好き。明るく前向きで、曲がった事が嫌い。姉好きで、近寄る男を追い払う事も多い。マオにシスコンとからかわれるが、本人は姉想いのつもり。因みに理想の女性は姉の様な型で、ヒルダが気になっている。料理上手だが、辛いものが苦手で、カレーや麻婆豆腐に蜂蜜を入れて甘口にしたりする。星の数で物事を評価する(最高5つ星)。ペトナジャンカを「王の盾」が訪れた際にフォルス能力を暴走させ、製鉄工場を自身の植物で覆い尽くしてしまう。その事件でヴェイグ達と出会い、王の盾に攫われた姉を取り返しにヴェイグ達に同行。この事件まで、能力者である事を隠していた。ガジュマとヒューマは平等だという想いが強く、種族間の差別を目の当たりに悩む事が多かった。格闘技用のグローブと左手に装備した弩で戦う格闘家で、移動速度と攻撃の動作が速く、素早い動作による接近戦が得意。また、通常攻撃や大半の技の射程は短いが、弩を用いた射撃系の技は射程が長く、遠くの敵も攻撃できる一方、同様に接近戦を得意とするヴェイグやユージーンと比較するとHPと防御力が低めで、常に前線で戦うのではなく、素早い動作を活かしたヒット&アウェイの戦いを得意とする。
『TOH』では援護キャラとして客演。
ヒルダ・ランブリング 【Hilda Rhambling】編集
声 - 大原さやか
21歳・身長168cm・体重48kg 一人称・私
種族:ハーフ(父がヒューマ、母がガジュマ)
カレギア軍「王の盾」に所属するハーフ。紫電を発し自在に操る「雷」(いかずち)のフォルスの能力者。外見はヒューマに近いが、偶蹄類の様な耳と赤い角を持ち、角は半ばから折れている。幼い頃からハーフである事を理由に周囲から疎外されていた為、ハーフである事に劣等感を持っており、耳と角をターバンで隠している。トーマの部下で、同じハーフのミリッツァとは親しい。冷たい口調で他人に皮肉を浴びせ周囲との馴れ合いを嫌う一方、常に自分の居場所を探している。物心付く前からタロットカードを所持しており、タロット占いとチェロの演奏が得意。お酒が大好き。口癖は「ぶつよ」。好きだった男にハーフを理由に拒絶された過去があり、錯乱してハーフのフォルスの源といわれる角を折ってしまう。それ以来ハーフである事への劣等感が強まり、「純粋なヒト(ヒューマかガジュマ)の体」を手に入れる事を望む様になる(角と耳をターバンで隠す様になったのもこの頃)。「純粋なヒトの体を手に入れられる」というトーマの言葉を信じてトーマの命令に従い、ヴェイグ達の敵として現れるが、トーマの言葉が嘘だと知り、ヴェイグ達に同行。水、地、光の三属性の導術の使い手。攻撃範囲とヒット数に優れた導術を覚え、術攻撃力もパーティ中最高だが、詠唱時間は長め。タロットカードを投げて攻撃する通常攻撃は射程が長いが、動作が遅く、移動速度もパーティ中で最も遅い為、接近戦対応は難しい。彼女のタロットカードの攻撃の威力はティトレイに星4つの評価を得ている(暴走したヴェイグの攻撃が3つ星半なので、相当強い)。

ヒロイン 編集

ここではパーティに同行するが戦闘には参加しないメンバーを指す。イベントで操作する機会はあるが、基本的にはNPC

クレア・ベネット 【Claire Bennett】
声 - 安田未央
17歳・身長163cm・体重45kg 一人称・わたし
種族:ヒューマ
本作の第一ヒロイン。優しく、気立てよく、意志が強い。ヴェイグに大きな信頼を寄せる一方、彼に頼り切らず、自力で状況打開しようとする。「ラドラスの落日」に暴走したヴェイグのフォルスで氷漬けにされてしまう。1年後、マオに氷柱から解放されるも、その直後スールズに現れた四星のサレとトーマに誘拐されてカレギア城に招かれた後、アガーテの「月」のフォルスで体を入れ替えられてガジュマの体になり、更には見知らぬ土地へと飛ばされてしまうが、そんな境遇に立たされても常に前向きに生き続け、ヴェイグを追って各地を転々とする。その過程、ベルサスの街でアガーテとして行った演説が、このゲームのテーマである種族の違いに決着を付ける答えを導き出す切っ掛けをヴェイグ一行に与える事に。
『マイソロ2』では暴走したセルシウスに氷漬けにされるが、セルシウスが正気に戻ると彼女も氷から解放され、アドリビトムに加入。特殊な能力などは持っておらず、戦闘には参加しない後方支援(要するに家事)要員。彼女が作るピーチパイは甘党のリオンやチャット、リッドに好評でヴェイグの分がなくなる程。フェイスチャットが初登場した(特典DVDは除く)。
アガーテ・リンドブロム 【Agarte Lindblum】
声 - 篠原恵美
20歳・身長165cm・体重43kg 一人称・わたくし
種族:ガジュマ
本作の第二ヒロイン。先のカレギア王ラドラスの一人娘。ヒューマに似た顔立ちだが、猫の様な耳と尻尾を持つ。父王亡き後、略式の戴冠式を経て若くしてカレギア国女王の位につく。突然王位を継ぐ事になった為、まだ王としての自覚に欠けている。種族の異なるミルハウストに恋心を寄せるが、ミルハウストはアガーテの想いを受け入れなかった。その原因が種族の違いと思い込み、以降ヒューマの体を切望する様に。王位継承後、ジルバの提案で「聖なる王(聖獣王ゲオルギアス)」の力でラドラスの落日以来の混乱を治めると同時に、ヒューマと体を入れ替える事を決意し、「王の盾」にカレギア中の美しいヒューマを捕らえるよう命令。そして、入れ替わる体としてクレアを選び、カレギア城でゲオルギアス復活の儀式を執り行い、それと同時にクレアと自分の体を入れ替え念願のヒューマの体を手に入れるが、そこに彼女の望んだ幸福は存在せず、カレギアの混乱も更に深まる結果となってしまう。それから自らの行いを悔やみ、各地を転々とし、その過程で人種同士の対立に触れ、徐々に女王としての自覚を持つ様になる。王家に代々伝わる「月」のフォルスの能力者。他者と体を入れ替える、他者のフォルスを覚醒させる等、様々な力を使える。

カレギア王族・関係者 編集

カレギア王族の関係者と正規軍と王の盾と物語に関わる主要人物を記述。

ラドラス・リンドブロム 【Ladras Lindblum】
60歳・身長186cm・体重78kg
種族:ガジュマ
去年、謎の病で急逝したカレギア王国の先王でアガーテの父。死に際に「月」のフォルスを暴走させ、世界中に飛散した彼のフォルスはカレギアでフォルス能力者とバイラスを急増させた。王の死と発生した世界規模の異変から彼の死は「ラドラスの落日」と呼ぶ。一般的に病死とされるが、真実は「月」のフォルスでジルバに体を乗っ取られたドクター・バースによる病死に見せかけた毒殺。死際にジルバの計略に気付き、計略に対抗するフォルス能力者を増やす為に「月」のフォルスを暴走させたのが「ラドラスの落日」の真相。
ミルハウスト・セルカーク 【Milhaust Selkirk】
声 - 三木眞一郎
28歳・身長185cm・体重72kg
種族:ヒューマ
カレギア王国正規軍の将軍。フォルスの力は無いが「命技」と呼ばれる剣術と鋭敏な精神で軍の最高位まで上り詰める。カレギアに忠誠を誓い、将軍で有りながら世界中を駆け回っている。国民と部下達の信頼は厚く人気は高い。「ラドラスの落日」から各地で起こるヒューマとガジュマの争いを鎮圧する為にヴェイグ達と会う事に。アガーテを愛しているが、カレギアとアガーテの忠誠心で自分の気持ちを押し殺している。
PS3版『TOV』にて彼の衣装がカロルのコスチュームとして登場。
ドクター・バース 【Dr.Barrs】
声 - 市川治
種族:ヒューマ
本名「ケビン・バース」。アニーの父。「ラドラスの落日」からユージーンに殺された為にアニーはガジュマを嫌う様になる。「命に色はない」という信念を持ち、此の言葉は多くの若い医師達の道標で有ると共に、アニーを大きく成長させる命題となる。死の真相は「月」のフォルスで彼の体を乗っ取ったジルバが、ユージーンを殺害させ彼に罪を着せるか、ユージーンを殺人罪でカレギア軍から追放する計略。ユージーンはジルバに体を乗っ取らたバースを苦渋の決断で手に掛け、ジルバの計略通りカレギア軍から追放された。
ジルバ・マディガン 【Zilva Madigan】
声 - 真柴摩利
37歳・身長175cm・体重58kg
種族:ガジュマ
アガーテの側近。ラドラスの死後、政治に疎いアガーテに代わり国政を一手に取り仕切って入る。又、追放されたユージーンに代わり、王の盾の隊長も務めている。教鞭を掌に叩く癖が有る。ガジュマを至上為る種族主義者で有ると同時に王家の血縁に連なる「月」のフォルスの能力者。本作の黒幕でユリスに操られ、ヒューマを滅ぼしてガジュマだけの世界になる事とカレギア王国の実権を握る為に邪魔者となるリンドブロム父娘、ユージーンの排除を企む。「月」のフォルスでドクター・バースの体を乗っ取り、ラドラスの死、ユージーン追放後は、アガーテのミルハウストの想いを利用してヒューマと体を取り替える事と「ラドラスの落日」から混乱を治める為に「聖なる王」ゲオルギアス復活を吹き込み、アガーテをカレギア城から追い出す事とゲオルギアスのヒューマの殲滅を企む。ゲオルギアスのヒューマの殲滅は失敗に終わるが、アガーテはカレギア城の儀式で失踪、ジルバはカレギア軍の実権を握る事に成功。

四星 編集

王の盾の中でも特に秀でた戦闘能力を持つ、4人のフォルス能力者。

サレ 【Saleh】
声 - 菊池正美
24歳・身長169cm・体重54kg
種族:ヒューマ
四星唯一のヒューマ。「ラドラスの落日」以前からフォルス能力を持ち、その能力が四星になれるほど高かったという、ヒューマとしては稀な存在。同じく四星のトーマと行動を共にしている。ヒトを痛めつけたり傷つけたりする事で喜びを感じる残虐で冷酷非情な性格。カレギア城でヴェイグ達に敗れてからはその性格がさらに顕著になり、ヴェイグ達の「心」を屈服させるべく執拗に付け狙う様になる。好物はワインブルーベリージャム。特にジャムは、パンにはつけずそのまま食べるのが彼の嗜好らしい。暴風を巻き起こす「嵐」のフォルスの能力者で、フォルス能力による風の導術を得意とする。また、細身の剣を使った剣術も相当なもので接近戦の戦闘能力も侮りがたい。こちらがグミを使用すると、ラズベリーグミで自分を回復する。また、変装も得意。獣王山にて他の四星らと共にヴェイグ達に敗北。ヴェイグらには殺されなかったが、ジルバの命とヒューマを憎むトーマに背中から刺される。しかし死に際にトーマを刺し、道連れの形で死亡。
特典DVDには四星で唯一出演、相変わらずのイヤミ口調でお茶目さを見せた。
トーマ 【Tohma】
声 - 郷里大輔
38歳・身長192cm・体重126kg
種族:ガジュマ
バッファローのような外見のガジュマ。何事も力で捻じ込めようとする傾向がある。引力と斥力の両極の力を操る「磁」のフォルスの能力者。敵の攻撃や動きを制限したり、弾き飛ばしたり、逆に引き寄せたりと用途は多彩。サレとの同行が多いのは、王の盾への忠誠心を持たないサレが暴走しない様に監視する為だが、彼自身もサレに負けず劣らずの残忍な性格で、特にヒューマに対しては何の感情ももたずに痛めつける種族主義者でもある。また、フォルスの相性がよいというのも、サレとチームを組んでいる理由の一つらしい。自分の手駒として、強力なフォルスを持つハーフを従えている。鍛え上げられた肉体から威力十分の拳を見舞うパワーファイターで、強靭な肉体から繰り出される、豪快でかつ力強い一撃は圧倒的な破壊力。回避に失敗すると防御状態でもダメージを受けてしまう。獣王山にて他の四星らと共にヴェイグ達に敗北後、ジルバの命とヒューマを憎む心からサレを刺すが、直後に反撃を受け、死亡。尚、ジルバ、サレ、トーマの3人には、性格が歪んでしまうような「悲しい生い立ち」等は一切ない。
ワルトゥ 【Walto】
声 - 大塚芳忠
44歳・身長178cm・体重48kg
種族:ガジュマ
蝙蝠に似た外見を持つガジュマ。ある音を媒介に、ヒトに暗示を掛ける「音」のフォルスの能力者。操られたヒトは、ワルトゥの命令を果たすか、媒介となった音をもう一度聞くことで暗示が解かれる。また、音そのものはフォルスではないため暗示が掛けられている者からはフォルス反応がない。身軽に地上・上空から超音波による攻撃を繰り出したり、仕込み杖による居合いを得意とする。カレギア王国への忠誠心が強く任務の達成を絶対とする反面、操ったヒトに傷を負わせないという紳士的なポリシー(証拠湮滅の為でもある)の持ち主。ユージーンとは長い付き合いで、今でも彼を信用している場面が幾度と見られる。切に国の行く末を憂い、ユージーンが再び「王の盾」に戻ってくるよう説得する。獣王山にて他の四星らと共に破れ、ユージーンに説得される。名前付きの技を持っておらず、PSP版では他の四聖にカットインが追加されている中、彼のみ存在しない。
ミリッツァ 【Militsa】
声 - 水谷優子
23歳・身長163cm・体重46kg
種族:ハーフ
ユージーンが軍を追われてから四星の座に着いた、四星の紅一点。ヒューマとガジュマの間に生まれたハーフで、ヒルダ同様にハーフの特徴である角と偶蹄類の様な耳を持つ。同じハーフと言う事もあり、ヒルダとは幼馴染の様に育ってきた。ヒルダ同様にハーフ故の辛い幼少時を過ごした為か、目に光がなく無口で感情をあまり表に出さない。王の盾のみがハーフである自分の居場所であると信じ、命令を忠実に遂行。「ミリッツァ」は古代カレギア語で「愛」の意味。光を操る「虹」のフォルスの能力者。光の屈折を利用した分身術や、光によって異空間を作り出したり、光の波動で敵をはじき飛ばしたり等のトリッキーな戦術が得意。また、陣術も扱える。得物は双剣。獣王山にて他の四星らと共に敗北。説得されたワルトゥを裏切り者として殺そうとするが、ヒルダに前述の名前の意味、そして生きる事を諭され、ワルトゥに連行される。

聖獣とユリス 編集

聖獣達は普段はそれぞれの属性を表す色の球体に姿を変えている。

シャオルーン 【Shaorune】
声 - 朴璐美
「水」を司る無邪気な性格の聖獣。元々ヒトから転生して聖獣となった身である為、ヒトへの興味・好奇心は聖獣随一。また少年の様な幼い喋り方をするのは、転生したばかりで聖獣としての自覚がまだ浅い為。鱗の無い龍の様な姿で顔はイヌに近く、巨大な宝玉を抱えている。バビログラードの宗教「蒼獣信仰」の「蒼獣」はシャオルーンを指している。因みに、彼のその人なつっこい性格ゆえにヴェイグに水の力を授けた後は強引にヴェイグらの旅に同行する事になる。それ以降は移動手段としてシャオルーンを利用出来、世界の各所に飛んで移動できる。球体の色は蒼。契約の証は水のアクアマリン。いのまたむつみに唯一デザインされた聖獣。モチーフは青龍
ランドグリーズ 【Randgriz】
声 - 筈見純
「地」即ち大地を司る老齢の聖獣。聖獣の中でも長老の位置にいるが、彼の肉体は既に昔に滅んでおり現在は精神体と化している。また、時の束縛を受けない身となっている為、世界の歴史を見守りその全てを記憶にとどめている。肉体があった時は世界中の海を泳ぎ旅していた為、彼を目撃した伝説の海賊アイフリードは後に「幻の島」と呼び生涯の記録に残している。その後、ランドグリーズの骸はサニイタウンの土台となった。年老いた亀のような姿で、中華風の法衣を着ている。モデルは「玄武」。球体の色は黒。契約の証は地のブラックダイヤ。
フェニア 【Fenia】
声 - 兵藤まこ
「火」を司る穏やかな性格の聖獣。破壊の力ではなく、誕生・起源の力としての火を司る。着物を着た女性の姿で、腕から先が翼になっている。ピピスタの町では「聖なる鳥」と呼ばれ崇められている。マオの生みの親。球体の色は赤。契約の証は火のルビー。モチーフは朱雀
ウォンティガ 【Wontiga】
声 - 大川透
「風」を司る理知的な性格の聖獣。どんな物事にも決して私情を挟まない。仮面を被った「白虎」をモデルとした容姿。球体の色は白。契約の証は風のダイヤモンド。
イーフォン 【Eephon】
声 - 中田譲治
「闇」を司る荒々しい雰囲気の聖獣。力を用いた物事の解決を好む。ガジュマの上半身と獅子の胴体を持つケンタウロスのような姿で、巨大な剣を携えている。ラジルダでは「闇の力」として言い伝えられており、ヒューマにとっては聖なるもの、ガジュマにとっては忌むべきものとされている。モデルは「獅子」。球体の色は緑。契約の証は闇のエメラルド。
ギリオーヌ 【Gilione】
声 - 一城みゆ希
「光」を司る聖獣。物事に対して突き放した態度をとるが、無関心ではいられないという二律背反な性格。モデルは「麒麟」であり、姿形もストレートに麒麟を彷彿とさせる。その住処であるアルヴァン山脈の麓にある環状列石遺跡が「不思議な力に満ちた遺跡」として言い伝えられている。球体の色は紫。契約の証は光のアメジスト。
ゲオルギアス 【Geyorkias】
声 - 堀内賢雄
聖獣たちの上に君臨する聖獣王。体が二股に分かれた金色の龍で、多数の翼を持つ。遥か昔、6体の聖獣によって封印されたが、カレギア城でアガーテが執り行った儀式により復活し、ヒューマの殲滅を宣言。以降、カレギア全土でガジュマ達がヒューマへの敵愾心を剥き出しにする様になり、自然と種族間の対立が深まり、ラドラスの落日以来の混乱は更に深まる。遥か昔、ヒューマがガジュマに対して戦争を仕掛け、戦争によって世界中で負の感情が高まり、負の感情の化身である怪物ユリスが生まれる可能性が出た為、片方の種族を消し去り争いを終結させようと考えヒューマの殲滅を唱えた(殲滅の対象がガジュマではなくヒューマだったのは、ヒューマが仕掛けた争いである為)が、6体の聖獣はこの意見に賛同せず、ゲオルギアスは6体の聖獣により封印された。また、世界中の負の感情は聖獣達により浄化され、ヒューマとガジュマは共存の道を歩み始めたが、ゲオルギアスが封印された時、既にユリスは誕生しており、ゲオルギアスは封印されながらもユリスを抑えていた。それから長い時が流れ、カレギア城での儀式により不完全ながらも復活し、ユリスが目覚める前にと再びヒューマの殲滅を謳うも、儀式の場に居合わせたヴェイグたちに倒される。これによりゲオルギアスがユリスを抑えることが不可能となり、結果、ユリスの思念が世界中に飛散してガジュマ達の負の感情が高まってしまう(子供や老人には思念の影響は薄いらしい)。球体の色は金色。
ユリス 【Yuris】
本作のラストボスでヒトの持つ負の感情が集合・具現化した存在。ゲオルギアスを遥かに上回る真っ白な巨体に2本の腕と1対の翼を持ち、所々にヒトの体の部位のような意匠が見受けられる。ヒトの悲鳴のようなおぞましい鳴き声を上げ、口からユリスアイを出す。世界中のヒトに自らの思念を飛ばすことで負の感情を増大させ、それを糧として更に強大になってゆく。やがて自らの領域を作り出し、それを徐々に広げると同時に世界を侵食、この世の全てを無に帰す。自我は持たず、負の感情をそのまま本能とする。遥か昔、ヒューマとガジュマの争いが激化した事で世界中で負の感情が高まり生まれ、長年にわたりゲオルギアスに封じ込められて来たが、ラドラスの落日以前から徐々に世界中で負の感情が増しており(この事が、「世界を見る聖獣達の目」としてマオが生み出される切っ掛けともなった)、それで徐々に力をつけたユリスはゲオルギアスに抑えられつつもジルバに干渉、種族主義者であったジルバに対しゲオルギアスの名を騙りヒューマの殲滅へと踏み切らせた。そして、カレギア城の儀式が切っ掛けでゲオルギアスから解き放たれた。

サブ・キャラクター 編集

ザピィ 【Zaphie】
声 - 住友優子
種類:ノースタリアケナガリス(体毛は橙)
クレアの家族のノースタリアケナガリス。「マフマフ」という愛称で親しまれていて、地方によって色が違う。ノースタリアケナガリスは普通ヒトには懐かないが、ザピィはヒトに慣れており、特にクレアとヴェイグに懐いている。クレアとアガーテが入れ替わっていた事に初めから気づいていた。
マルコとラキヤ
声 - 水内清光(マルコ)、堀越真己(ラキヤ)
種族:ヒューマ
クレアの両親。マルコが父、ラキヤが母。ヴェイグが7歳の頃、天涯孤独の身となったヴェイグを引き取り、息子同然に育ててきた。お互いに姿の見えない真っ暗な洞窟の中で出会い、姿を見る前にお互い惹かれあったという馴れ初めを持つ。クレアとアガーテが入れ替わっていた事に気づいていた。
ポプラ
声 - 滝沢ロコ
種族:ガジュマ
クレア、ヴェイグの近所に住むおばさん。ピーチパイが得意で、近所でも評判がいい。ティトレイ曰く、「5つ星でも足りない」。集会場で開かれるピーチパイパーティーはスールズの定番行事となっている。ヴェイグを幼い頃から知っており、クレアとベネット夫妻を除けば、ヴェイグが心を開いている数少ない人物。また、思念が飛び散る以前からヴェイグ達と関わったガジュマの中で思念に取り憑かれてしまった稀な例でもある。その際はヒューマであるヴェイグを罵り拒絶してしまったが後に強く後悔しヴェイグ達に今まで愛情を注いできた自分と思念により歪んだ感情を持っている自分に葛藤してしまう。その後ヴェイグ達の説得によりピーチパイを焼き、スールズの住人全員が打ち解けた。
スティーブ
種族:ヒューマ
スールズで武器屋を営む青年。ヴェイグの友人。
モニカ
種族:ヒューマ
スールズに住む少女。クレアの友人。王の盾がスールズを訪れた際、自身の言動からクレアが目を付けられた事で責任を感じている。
漆黒の翼
声 - 浜田賢二(ギンナル)、増岡太郎(ドルンブ)、前田このみ(ユシア)
種族:ヒューマ
王の盾に所属する兵士。見栄っ張りなリーダー格のギンナル、愚鈍な巨漢のドルンブ、ナイスバディーで紅一点のユシアの3人組。「四星に認められたエリート」を自称しているが、実際には新参者でドジが多い。サブイベント登場のキャラクターでしかなかった従来の作品の「漆黒の翼」と異なり、主人公を助けたりと、本編にも係わってくる。「翼」の部分を出会う度に「牙」「爪」「鍵」など変えているが、最終的には「翼」で落ち着く。
キュリア
声 - 引田有美
種族:ヒューマ
ミナールに住む女医。国王に認められた特殊な医師免状を持つ優秀な医者で、国の要請を受けて別の土地へ出向く事も。若い頃にドクター・バースの講義を受ており、その時から彼を尊敬している。母に捨てられたミーシャを引き取り、助手として働かせている。
ミーシャ
声 - 佐藤ゆうこ
種族:ガジュマ
キュリアの助手である少年。ラドラスの落日に低級のバイラスを操れる「牙」のフォルスに目覚め、フォルス能力を恐れた母に捨てられてしまった。母の拒絶がトラウマになっている。まだ子供であり思念が飛び散る以前から交流があった為か再会した時は思念の影響を受けた様子は一切なかった。
セレーナ・クロウ
声 - 荒木香恵
21歳
種族:ヒューマ
ペトナジャンカに住むティトレイの姉。容姿が美しい為、王の盾に誘拐されてしまうが、他の誘拐された人を落ち着かせる等、クレアと同じく強い心を持った女性。また、種族でヒトを判断しない。
フランツ
声 - 楠見尚己
種族:ヒューマ
「世界七大まぼろし」と呼ばれる謎を追い求め、世界各地を冒険する冒険家。特効薬となる角を持つ幻のバイラスや、幻の庭と呼ばれる場所など、世界七大まぼろしの情報を提供する形でヴェイグ一行を手助けする。『TOD(PS2版)』にも「世界四秘」を求める同名の人物が登場。
ドネル
種族:ガジュマ
王の盾の兵士。土や岩を自在に操る「土」のフォルスの能力者で、地面に潜ったり、土製人形を操ったりできる。王の盾に攫われた娘を追うヴェイグ達を抹殺するべく、バビログラードへの山道で襲い掛かる。何かにつけて言葉の頭に「ド」を付ける癖がある。ヴェイグ達の抹殺は失敗に終わるが、ドネル自身も一命は取りとめ、物語を進めるとキョグエンに姿を現す。どうも記憶を失った様で、独特の口調はそのままだが妙に大人しくなっている。
オックスとダナ
声 - 笹沼晃(オックス)
種族:ヒューマ(オックス)、ガジュマ(ダナ)
バルカの玄関口と呼ばれる港町バビログラードに住む、ヒューマとガジュマのカップル。ヒューマはヒューマ同士、ガジュマはガジュマ同士結婚するというカレギアの通念に加えて蒼獣信仰の戒律により、人前で会えず肩身の狭い思いをしている。
ヨッツア
声 - 山崎たくみ
種族:ガジュマ
国家の重要機密から近所の噂話まで扱うガジュマの情報屋。通称「カレギアの辞書」。昔、王城に忍び込んで見付かった時にユージーンに助けられた過去があり、ユージーンの頼みを断れない。現在も懲りずにたびたび王城に侵入して情報を集めている。
ジベール
声 - 長克己
種族:ヒューマ
首都バルカに住む謎の紳士。情報屋のヨッツアと交流があり、裏の世界で顔が利く人物。ユージーンの頼みを受けたヨッツアの引き合わせによってヴェイグ一行と会い、クレアを救う為の王城侵入の手引きを行う。
ハック
声 - 白石稔
種族:ヒューマ
ジベールの元で考古学を研究している若者。最近は聖獣関連の伝承について調べており、聖獣の力を捜し求めるヴェイグ達を手助けする。
ナッツ
声 - 白石稔
種族:ガジュマ
王の盾の兵士。ユージーンの退役後、サレとトーマの強引なやり方に反発した為、バルカの収容所に捕らえられた。
イゴル
種族:ヒューマ
ラジルダのヒューマの長、イーガの息子。王の盾がラジルダを訪れ女性を攫って行った際に抵抗した為、バルカの収容所に捕らえられた。居住区画がヒューマとガジュマで分けられているほど種族間の対立が激しいラジルダでは珍しく、ガジュマに対し特に嫌悪感を持っていない気のいい男。ラジルダ崩壊後はキョグエンにいる。
ドバル
声 - 石井康嗣
種族:ガジュマ
ツルベナ荒野にあるガジュマの街・ピピスタの酋長を務める男。ハックと手紙のやり取りをする等、以前はヒューマに対してもある程度の理解を示していた様だが、現在はヒューマに対し強い嫌悪感を持っており、住民のガジュマにもその傾向が見られる。終盤ではガジュマ達を姿で分け階級をつけている(彼同様角のあるガジュマは特等民、羽のあるガジュマは優良民、それ以外のガジュマは二級民、更にヒューマは劣等民)。尚、ピピスタにヒューマが住んでいないのはドバルの意志ではなく、単にツルベナ荒野の環境がヒューマの生活に適さない為。
ワン・ギン
種族:ヒューマ
キョグエンの街に住む富豪。全体的に裕福な住民が多いキョグエンの中でも一番の有力者。「金で買えないものはない」という持論の持ち主で、ヒューマ・ガジュマの違いを気にしないものの、それは金があれば人の命さえどうとでも出来る、種族の別など無意味という拝金主義から来るもので、周囲の者からは嫌われており、後にその言動が元で惨めな最期を迎える。珍しい品を各地から集めては定期的に各地の富豪を呼び寄せてオークションを開催している。彼の死後、ユリスの領域内にあるグリュンヘルデで彼によく似た男が道具屋として登場するが関連は不明。
スカラベ
声 - 田口昂
種族:ヒューマ
ベルサスの街の町長。知的に優れたヒューマがガジュマの上に立つべきという考えを持つ種族主義者。あからさまにガジュマを嫌悪しており、王の盾によって娘が攫われて以来その傾向が一段と強くなっている為か、ヒューマの住民にもガジュマを見下す傾向があり、ベルサスに住むガジュマ達はスラム街での生活を余儀無くされている。
スージー・クエス
種族:ヒューマ
ベルサスの街の町長・スカラベの娘。父親と違い、特にガジュマに対して嫌悪感は持っていない。クレア同様に王の盾に攫われ、王城から逃げ出した。追っ手に追われていた所をヴェイグ達に助けられる。
ナイラ
声 - 速見圭
種族:ガジュマ
ヒルダの母である占い師。サニイタウンの実業家の青年アムジル(声 - 岡崎雅紘)との間にヒルダを儲けるが、ハーフの手駒を欲するトーマに夫を殺されヒルダを攫われてしまう。以来、ヒューマとガジュマのカップルが多く住むモクラド村に住んでいる。
ノルゼンで出会ったカレギア兵
種族:ガジュマ
ノルゼンの警護にやってきた正規軍兵士。所属部隊は違うがユージーンを尊敬しており、経緯は不明だがドクター・バース殺害の真相を知っていた。バイラス襲撃によって重傷を負いアニーが治療を躊躇ったため一度は心停止に陥るが、後のアニーの機転により息を吹き返す。尚、思念の影響を受けた様子は一切ない。
トッポとレイ
声 - 荒木香恵
種族:ガジュマ
ピピスタに住むガジュマの子供。トッポは熊の容姿の男の子、レイは鳥の容姿の女の子。二人共仲良しでよく一緒に遊んでいたが階級制度が出来て一緒に遊べなくなってしまいどうにかするよう村から離れ「聖なる鳥」にお願いをする。その後ヴェイグ達に説得され村のみんなに話をしようとするが全く聞いてもらえず怒ったレイは「羽があるから仲良く出来ない」と思い自分の羽を切り落とそうとする。
サイグローグ 【Cyglorg】
北方の地にある謎の洋館・サイグローグの館の主人。道化師の様な格好。サイグローグの館は全60階層のエクストラ(物語上、立ち寄る必要のない)ダンジョンで、途中で「泥」のフォルスの能力者・クローネルや、本編に登場したボスが本編ではあり得ない組み合わせで出現。
『TOD(PS2版)』にも本編クリア後に行ける隠しダンジョンの導き手として出演。

他作品との係わり 編集

テイルズ オブ シリーズの作品では、従来のシリーズ作品に登場したキャラクター等が、サブイベントのキャラクターやコレクターアイテムなど様々な形で登場する事がある。この項では、本作のキャラクターが以降のシリーズ作品にどの様な形で登場しているかについて記述。尚、シリーズ作品のキャラクター登場が前提である『テイルズ オブ ザ ワールド』シリーズや、ゲーム本編ではない特典DVD等への登場は省く。

TOD
ヴェイグのデザインがウッドロウと酷似しているので、同作がPS2でリメイクされた際に、ウッドロウが各地でヴェイグと間違われるというサブイベントが追加。同サブイベントでは、直接登場はしないものの各地で本作の戦闘メンバー6名の話を聞ける。また、このサブイベントを最後まで進めると、ハイデルベルグ城と言う場所にヴェイグ、アニー、アガーテの肖像画が掲げられる。また、CGシーンにザピィが登場したり、ユージーンの弁髪やアガーテの王冠を模したコレクターアイテムや、ヒルダと同じターバンを被ったモンスター等、リメイク版の『TOD』には本作をモチーフにした様々なものが登場。詳細はここを参照。
TOA
水の聖獣シャオルーンの像がタイトル画面に存在する。また、ヴェイグとヒルダの秘奥義セルシウス・キャリバーと同名の武器が登場。
ラタトスク
火の聖獣フェニアが鳥系のモンスターとして登場し、同作のシステムにより仲間として共闘できる。
TOV
同作品に出てきた兵士「ナッツ」と同名の人物が登場。また、同作品に登場するあるバイラスが関係するシナリオが本編上に存在する。
TOH
戦闘に参加しないキャラクターが術技を使って戦闘に参加するキャラクターを支援するシステムにおいて、特定の条件を満たすとマオとティトレイが登場。
TOG
闘技島「ライオットピーク」にて、ヴェイグと戦闘することが可能。こちらでは秘奥義セルシウス・キャリバーを単独で発動。また、本作でお馴染みのピーチパイが料理として登場。

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主題歌 編集

曲名「good night
作詞 - 持田香織 / 作曲 - HIKARI / 編曲 - HIKARI、伊藤一朗 / 歌手 - Every Little Thing

プレイステーションポータブル版 編集

2008年3月19日発売。以下はその変更点。

  • ストーリーがある程度進むとミナールの体育館に闘技場が追加され、その賞品として新たなアイテムが追加されている。
  • イラスト本の追加。
  • 秘奥義のカットイン追加。
  • イベントの追加。
  • 戦闘難易度にPS2版の最高難度「UNKNOWN」よりも高い「GOD」の追加。
  • PS2版では非売品だったアップルグミが購入可能になった。
  • 町やダンジョンでの移動速度が速くなった。
  • 中断データが、ロード後も維持されるようになった。
  • グレードショップに新たな項目が追加された。
  • シャオルーンでの移動中のBGMが短くなっている。

ドラマチックDVD ピーチパイ篇 編集

PSP版の初回特典DVD。チャットドラマ 〜テイルズ オブ リバース再誕記念篇〜、声優インタビュー、「ポプラおばさんのピーチパイ」の作り方などが収録されている。

チャットドラマ 〜テイルズ オブ リバース再誕記念篇〜
「2004年に発売されたTORの、PSPへの移植」をテーマにしたチャットドラマ。2004年のTORの発売日から3年間、自身のフォルス能力で(何故か)コールドスリープについていたヴェイグの元へ、マオ、ユージーン、ティトレイの3名がTORのPSPへの移植を伝えにいくという展開から始まる。3年間コールドスリープについていたため時代の移り変わりを知らないヴェイグ、これまでの特典DVDでのヴェイグのキャラクター、PSP版の追加要素などを話題としてドラマが展開する。
声優インタビュー
上記チャットドラマに出演するキャラクター(ヴェイグ、マオ、ユージーン、ティトレイ、サレ、ミルハウスト)の担当声優へのインタビュー。
「ポプラおばさんのピーチパイ」の作り方
タイトル通り、ピーチパイの作り方がポプラの解説入りで収録されている。レシピと調理行程はフィクションではなく、実際にピーチパイを作れるもの。

スタッフ 編集

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小説 編集

テンプレート:ライトノベル 著:結城聖 イラストいのまたむつみ松竹徳幸 全3巻 スーパーダッシュ文庫

  • テイルズ オブ リバース 1 落日の世界 ISBN 4-08-630228-4
  • テイルズ オブ リバース 2 聖なる王と二つの魂 ISBN 4-08-630229-2
  • テイルズ オブ リバース 3 再誕 ISBN 4-08-630233-0
    • テイルズ オブ デスティニー2』、『テイルズ オブ シンフォニア』のノベライズ作品同様、基本的に原作に準じたストーリーだが随所でイベントの展開が異なるアレンジがあり、それに伴って多少の設定変更がある。また、出版社の言語表現の関係上、ヒューマとガジュマの混血児を指す言葉として「ハーフ」ではなく「混じり者」と言う言葉が用いられている。

著:矢島さら イラスト:いのまたむつみ 全5巻 ファミ通文庫

  • テイルズ オブ リバース 第一話 落日の瞬間(らくじつのとき) 上 ISBN 4-7577-2172-2
  • テイルズ オブ リバース 第一話 落日の瞬間 下 ISBN 4-7577-2253-2
  • テイルズ オブ リバース 第二話 偽りの再誕(いつわりのとき) 上 ISBN 4-7577-2360-1
  • テイルズ オブ リバース 第二話 偽りの再誕 下 ISBN 4-7577-2434-9
  • テイルズ オブ リバース 第三話 新たなる時代(あらたなるとき) ISBN 4-7577-2511-6

関連商品 編集

書籍 編集

  • テイルズ オブ リバース 公式コンプリートガイド ISBN 4-902372-05-3
  • テイルズ オブ リバース ファイナルマニアックス 〜カレギア見聞録〜 ISBN 4-7577-2233-8
  • テイルズ オブ リバース ガイドブック(Vジャンプ編集部) ISBN 4-08-779309-5

サウンドトラック 編集

  • 「テイルズ オブ リバース」オリジナル・サウンドトラック(絶版)

ドラマCD 編集

  • テイルズ オブ リバース 第1巻 アガーテとクレア
  • テイルズ オブ リバース 第2巻 聖なる力を求めて
  • テイルズ オブ リバース 第3巻 憎しみの連鎖
  • テイルズ オブ リバース 第4巻 再誕する世界

脚注 編集

外部リンク 編集

関連項目 編集

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