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ドラゴンクエストシリーズのアイテム(武器)では、ゲームドラゴンクエストシリーズに登場するアイテムのうち、ゲーム中でキャラクターが使用する武器について列挙し、詳細に解説する。

文中に登場する呪文、特技、モンスターの名前についての詳細はドラゴンクエストシリーズの呪文体系ドラゴンクエストシリーズの特技一覧ドラゴンクエストシリーズのモンスターなどを参照。

なお、特に説明がない限り、カテゴリー分けは公式ガイドブックの設定に則っている。また、解説文中の設定や能力は各作品での設定を全て合わせたものになっており、実際のゲーム中での設定と異なる(別の作品での設定)こともあることをあらかじめお断りしておく。

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剣は、「剣と魔法の世界」という言葉が示すように、ゲーム以前のファンタジー小説の時代から、主人公が装備することが多い武器である。小説のイメージを反映してか、ゲームにおいては勇者専用の特別な武器として剣が選択されることも多く、本作もまた例外ではない。それ以外の仲間キャラクターでは、戦士系キャラのほか、ある程度なら僧侶や商人なども装備できるため、扱えるキャラに比例して最も数が多い。

銅の剣(どうのつるぎ)
『I』より登場。
溶けた銅もしくは青銅を鋳型に流し込んで作った安価な大量生産品。刀身から持ち手まで一体成型で、持ち手に革を巻くなどの加工も施されていないことが多い。両刃の剣で、刀身は短く切れ味も悪いため、叩くように扱う。冒険を始めたばかりのキャラクターが初期装備として持っているか、もしくはプレイヤーが先へ進むための目安(これを購入できるようになるまで戦う)となることも多い。シリーズ皆勤賞アイテムの一つ。
鋼鉄の剣(はがねのつるぎ)
『I』より登場。
鋼鉄を一つ一つ鍛造して作った高級品。両刃の剣で、先述の銅の剣と異なり刀身と柄は別パーツとなっている。丁寧に研がれているため銅の剣よりも切れ味が良く、また鋼鉄製なので重い。ドラクエ世界の戦士たちはこれを扱えるようになって一人前だという。
炎の剣(ほのおのつるぎ)
『I』より登場。
炎をかたどった刀身を持っており、実際に炎の精霊の魔力が秘められている。道具として使うと火が飛び、一人ないし複数の敵に攻撃できる。
ロトの剣(つるぎ)/王者の剣(おうじゃのけん)
『I』より登場。
『I』『II』『III』の「ロト三部作」に共通して登場する伝説の剣。オリハルコンを材料にジパングの鍛冶技術で作成された。刀身にルーン文字で「DRAGON QUEST」と刻まれている。鍔のデザインは「ロトの紋章」をかたどっている。
『III』では「王者の剣」と呼ばれ、道具として使うとバギクロスが発動する。
さびついた剣
『IX』より登場。みがきずな、オリハルコンと合わせて錬金するとロトの剣として復活する。
ひのきの棒(ぼう)
『II』より登場。『VIII』で剣のカテゴリーに入れられた。
ヒノキの幹や枝を丸棒に加工し、剣のような持ち手を付けた(鍔は付いていない)もの。比較的非力な者でも扱えるため、戦士以外でも装備できる者が多い。武器としての威力はたかが知れており、キャラクターが初期装備として最初から持っていることも多い。『VII』では、漁で釣った魚を叩いて弱らせる仕事道具だった。他には脱穀にも使われるらしい。
光の剣(ひかりのつるぎ)
『II』より登場。
緑色の刀身と金の装飾が施された、魔法の剣。まばゆく光るオーラをまとっており、道具として使うとマヌーサの効果で敵の目をくらます。
はやぶさの剣(けん)
『II』より登場。
鍔にはやぶさの意匠が施された剣。ミスリル製で、装備すると身が軽くなり、一回の攻撃で同一目標に2回斬り付けることができる。装備して特技『はやぶさ斬り』をすると1度に4回のダメージを与える。この特性の反面、攻撃力自体は低く設定されることも多い。
はやぶさの剣・改(けん・かい)
『VIII』で登場した、錬金釜により強化されたはやぶさの剣。
ドラゴンキラー
『II』より登場。
ドラゴンの硬い鱗を貫くために開発された、特殊なデザインの剣。ジャマダハルを思わせる、ガントレットと刀身を一体化させたようなデザインで、腕にスッポリとはめて使用する。『VIII』では普通の剣にデザインし直されたため、一部ファンから批判の声が挙がった(なお、ドラゴンキラーが普通の剣と同じ持ち方で登場したのは第1作目『トルネコの大冒険』である)。『バトルロードII』では従来のデザインで登場、武闘家用の武器になっている。
ドラゴンスレイヤー
『VIII』で登場した、強化型ドラゴンキラー。豪傑の魂が込められており、緑色だった刀身が赤く変色している。
稲妻の剣(いなずまのけん)
『II』より登場。
閃光で敵を切り裂く伝説の剣。曲がった片刃の刀身を持つ幅広の剣。『II』ではロトの剣を上回るほどの威力を誇る。道具として使うと稲妻の魔力が開放され、バギやイオラと同程度のダメージを複数の敵に与える。
破壊の剣(はかいのつるぎ)
『II』より登場。
骸骨の意匠が無数に刻まれている、禍々しい邪剣。刀身の形は斧のようにも見える。人間界の憎しみを凝縮させて作られたと言われる。高い威力を持ち、作品によっては会心の一撃が出やすくなる追加効果があるが、装備者に呪いを掛ける。
誘惑の剣(ゆうわくのけん)
『III』より登場。
ピンク色の刀身を持つ曲刀。誘惑の魔力を持ち、道具として使うと「メダパニ」が発動するか、もしくは斬り付けた敵をたまに混乱させる効果を持つ。女性専用武器と設定されることが多い。
ガイアの剣(つるぎ)
『III』より登場。
大地をつかさどる伝説の長剣。日本刀のように片刃で湾曲しており、鍔には護拳カップがついている。実は攻撃力自体はそれほどではないが、ある場所の道を切り開くために必要。
ゾンビキラー
『III』より登場。
「くさった死体」などの魂を持たないアンデッドモンスターに有効な剣。さりげなく十字架の意匠をあしらっている。ギサギザの刀身を持つ。僧侶が装備する剣としてはかなりの高性能。
ゾンビバスター
『VIII』に登場した、強化版ゾンビキラー。聖なる力を強化してある。
草薙の剣(くさなぎのけん)
『III』より登場。
古代日本で使用されていた剣のデザイン。攻撃時に青い光が走る魔法の剣。たまに斬り付けた敵の守備力を下げる。
吹雪の剣(ふぶきのつるぎ)
『III』より登場。
雪の結晶や氷の意匠が施してある剣。実際に冷気をまとっており、道具として使うと氷の呪文が発動する。冷気に弱い敵に対しては、普通に斬っただけでも大きなダメージを与える。
雷神の剣(らいじんのけん)
『III』より登場。
「四角い」と形容できる、先端にいくほど太くなるという特異な形の刀身を持った剣。道具として使用すると複数の敵を焼き払う。FC版では特定の敵が極低確率で落とす以外に入手方法のない、レアで強力な勲章のような剣であった。
バスタードソード
リメイク版『III』より登場。
片手でも両手でも扱える大剣。その重量を活かして叩き潰すように扱う。激しい怒りが込められているともいう。
諸刃の剣(もろはのつるぎ)
『III』より登場。
呪われし剣の代表格。高い攻撃力の反面、攻撃した自分も傷ついてしまう。公式イラストの変遷が激しく、刃が何枚も付いていたり、曲がりくねったりしている。
諸刃の剣・改(もろはのつるぎ・かい)
『VIII』で登場した、呪いの解かれた姿。これまで自分に跳ね返ってきたダメージを、敵の方に負わせられるようになった。
破邪の剣(はじゃのつるぎ)
『IV』より登場。
邪悪な魔物の討伐用に作られた剣。多数の敵に対抗できるよう、ギラの呪文が込められている。目や取っ手のような物が付いているオリジナル版のデザインと、天使や十字架を模ったリメイク版のデザインがある。
なお、本シリーズを元とした漫画『ダイの大冒険』で登場するものは覇者の剣(読み方は同じく「はじゃのつるぎ」)と表記される別物である。
まどろみの剣(けん)
『IV』より登場。
真っ直ぐな刀身が手元に向かうにつれてバネのような螺旋を描く、独特なデザインの剣。「まどろむ」という名前の通り、斬り付けたり道具として使用すると、敵を眠りに誘う。
奇跡の剣(きせきのつるぎ)
『IV』より登場。
偉大な賢者が腕利きの職人と組んで生み出した剣。斬り付けた敵の生命力を吸収し、装備者の体力に還元する。なぜか「神秘の鎧」と相性が良く、『VI』では両方装備すると「かっこよさ」のボーナスポイントがもらえた。オリジナル版とリメイク版ではデザインが大きく異なる。
奇跡の剣・改(きせきのつるぎ・かい)
『VIII』に登場した強化型。命の魔力がさらなる奇跡を生み出す。
皆殺しの剣(みなごろしのけん)
『IV』より登場。
高い攻撃力を与える代わりに、装備者の守りを無力にする、呪われし大剣。敵全体を攻撃できたり、道具として使うとルカナンの効果があったりする。
はぐれメタルの剣(けん)
『IV』より登場。
柄の部分にはぐれメタルのマークが付いている、銀色に光る剣。やや小振りで、比較的非力な者でも扱える。高い守備力を誇るメタルスライム系モンスターに、必ず傷を負わせる。材料にはぐれメタルが使われているわけではないらしい。初登場の『IV』で「天空の剣」以上だったのをはじめ、往々にして伝説の武器以上の攻撃力を持つ。
天空の剣(てんくうのつるぎ)
『IV』『V』に登場。
「天空三部作」のうちの2作で、天空人の血を引く勇者専用の武器として登場する。天空城の竜の神から貸し与えられる物で、鍔の部分には竜の頭部と翼の意匠があしらわれている。本来の力が解放された状態なら、道具として使うと凍てつく波動が発せられる。装備できない者が持った場合鉛のように重いが、資格のある者には羽根のように軽いらしい。
魔界の剣(まかいのつるぎ)
リメイク版『IV』に登場。
勇者の「天空の武具」に対抗する「魔界の武具」の一つ。地上の勇者を倒すために魔界の刀匠が生み出した。その強烈な妖気ゆえ、人間はもちろん魔族でも生半可な者には扱えない。上記の「奇跡の剣」のように、斬り付けた相手の生命力を吸って持ち主に与える上に、「はぐれメタルの剣」以上の攻撃力を持つ。
のこぎり刀(がたな)
『V』より登場。
その名の通り、のこぎりのようなギザギザの刃を持つ刀。普通の剣とは扱い方が異なるため、多くの場合装備できる者も異なる。
パパスの剣(つるぎ)
『V』に登場。
主人公の父・パパスが故郷を旅立つ際、特別に作らせた長剣。刀身は両刃ではあるがカーブしている。グランバニアの紋章があしらわれている。
スネークソード
『V』より登場。
蛇を模った柄と蛇のように曲がりくねった刀身を持つ剣。
妖精の剣(ようせいのけん)
『V』より登場。
妖精が作った魔法の剣。軽いため女性でも扱えるうえ、道具として使うとスカラの魔法で守りを固める。
地獄のサーベル(じごくのサーベル)
『V』より登場。
地獄から持ってきたと言われる破壊力を持つ、魔性を秘めたサーベル。刀身は細身だが一般のサーベルと違って曲がっていない。鍔に悪魔の意匠があしらわれている。外見や由来に反して呪いは掛けられていない。
メタルキングの剣(けん)
『V』より登場。
はぐれメタルの剣をさらに上回る、最強クラスの大剣。全体に施された金の細工と鍔のメタルキングマークが印象的。よけられたりしない限り、やはりメタル系に確実なダメージを与えられる。
プラチナソード
『VI』より登場。
美しい見た目とカミソリのような切れ味を誇る、プラチナ製の剣。『VIII』に登場したときは、大幅にデザインが変更されていた。
雷鳴の剣(らいめいのけん)
『VI』より登場。
使うと雷撃を発する剣。先述の「稲妻の剣」「雷神の剣」とは別物。稲妻のマークが付いている他は、驚くほどシンプルなデザイン。『VII』ではデザインが変更され、色も碧と金のツートンカラーになった。
さびた剣(つるぎ)/ラミアスの剣(つるぎ)
『VI』に登場。
色以外は「天空の剣」に酷似した剣。それが何を意味するのは分かっていない。天空の剣と異なり、道具として使うとバイキルトの魔法で攻撃力を上げる他、「メタルキングの剣」と同等以上の攻撃力に加えて電撃の追加ダメージを与える。発見された当初はひどく錆び付いていた。
小波の剣(さざなみのけん)
『VII』より登場。
フランベルジュを思わせる、波打った刀身を持つ細身の剣。対魔法使い用に反射の呪文が込められており、道具として使うとマホカンタが発動する。
ユバールの剣(けん)
『VII』に登場。
ユバール族の守り手の家に伝わる剣。歴代最強の使い手が所持していたという。
ゴディアスの剣(けん)
『VII』に登場。
古の刀匠ゴディアスが作り出した伝説の大剣。柄に対して巨大な刀身を持つ。道具として使うとルカナンの効果。
王者のつるぎ(おうじゃのつるぎ)
『VII』に登場。
『III』の同名の剣とは別物。とある王家に伝わる伝説の剣。王者たる威厳と正義の心を持つ者にのみ所持が許される。
水竜の剣(すいりゅうのけん)
『VII』より登場。
水の精霊の加護を受けた剣。道具として使うと津波を呼び寄せる。
オチェアーノの剣(けん)
『VII』に登場。
遥かなる海の底から精霊の祈りと共に現れた伝説の剣。道具として使うとバイキルト、攻撃したときに電撃の追加攻撃をする。。「だいじなもの」の一種「聖者の剣」はこれをかたどったオブジェ。
兵士の剣(へいしのけん)
『VIII』に登場。
城を守る兵士に支給される安物の剣。初心者でも扱えるよう、軽く簡単な作りをしている。その分、銅の剣より性能が低い。『Ⅷ』の主人公が最初から所持している。
石の剣(いしのつるぎ)
『VIII』に登場。
刀身から柄まで、全て一個の石から削り出された剣。とある場所のカギとして機能する他、威力は低いが武器としても使用できる。
古びた剣(ふるびたつるぎ)
『VIII』に登場。
実はその正体はある著名な伝説の剣。しかし今は見る影もない。
レイピア
『VIII』より登場。
貴族などが決闘に使う細身の剣。斬るより突く攻撃に適した形。鋼鉄の剣などの大剣とは扱い方が異なるため、装備できる者もまた異なる。
テンペラーソード
『VIII』より登場。
教会の印が刻まれた儀礼用の剣。金で聖印の装飾が施されている。
聖銀のレイピア
『VIII』より登場。
清められた銀でできたレイピア。
堕天使のレイピア
『VIII』より登場。
堕天使のごとく、聖なるレイピアに悪魔の力が宿った。斬り付けた相手の心をかき乱す。
疾風のレイピア
『VIII』より登場。
疾風のごとく素早く攻撃できるレイピア。実際に魔力で素早さが上がる。
ライトシャムシール
『VIII』より登場。
普段は柄だけしかないが、戦闘時に光の刃が伸びてくるライト(光の)シャムシール。ライトセイバーやビームサーベルのような武器。設定上不要なはずなのだが、装備すると普段は鞘にしまってある。
竜神の剣(りゅうじんのつるぎ)/竜神王の剣(りゅうじんおうのつるぎ)
『VIII』に登場。
とある種族に伝わる、伝説の剣。ある方法で後者の「比類なき最強の剣」に強化できる。どちらも道具として使うと雷の魔法が発動する。
メタスラの剣(けん)
『IX』に登場。
「メタスラ」はメタルスライムの略称。
宝の地図の洞窟でしか手に入らない貴重な武器。オリハルコンとスライムの持ちうる道具と合わせて練成することで、メタスラ→はぐれメタル→メタルキングの剣と進化していく。
星屑の剣(ほしくずのつるぎ)/流星の剣(りゅうせいのつるぎ)/彗星の剣(すいせいのつるぎ)/銀河の剣(ぎんがのつるぎ)
『IX』に登場。
剣における「最強の武器」と呼ばれている。斬りつけた敵の守備力を下げることがある。
星屑の剣と、非常に貴重な道具を練成すると流星の剣に、さらに練成すると彗星の剣になる。だが、そこで極々稀に「錬金大成功」して銀河の剣になることがある。
彗星の剣は失敗といっても、他の剣をはるかに凌駕する程度の攻撃力は有している。また、ある手段で星屑の剣に退化させ、錬金をやり直すこともできる。

短剣[]

短剣は、剣を装備できない非力なキャラクター(魔法使いなど)か、身軽な装備を好むキャラクター(盗賊など)が使用することが多い。かといって武器として性能が劣っているかといえば決してそのような事はなく、使用者の技量によっては下手な剣より大ダメージを叩き出すことも多い。

聖なるナイフ(せいなるナイフ)
『II』より登場。
教会で清められた銀製のナイフ。銅の剣より切れ味が良い。
ブロンズナイフ
『III』より登場。
青銅製のナイフ。日用品でもあるようだ。
毒針(どくばり)
『III』より登場。『VIII』で短剣の仲間に入れられた。
隠し持って使う暗器の一種で、装備すると打撃攻撃で1ダメージしか与えられなくなる。ただ、いかなる敵にも、それこそメタルスライムなどにも必ず1ダメージを与えられるため、メタル系と戦うときに重宝する武器。さらに急所を突けば残り体力に関わらず一撃で相手を倒す効果がある。ただし、その効果がメタル系に適用されるかは作品により異なる。
アサシンダガー
リメイク版『III』より登場。
暗殺用の短剣。上記の毒針同様の即死効果がある場合が多い。
毒蛾のナイフ
『IV』より登場。
毒蛾をかたどった柄を持つナイフ。あちこち枝が突き出た刀身には、毒蛾の鱗粉が塗られており、斬り付けた敵をたまに麻痺させる。
果物ナイフ(くだものないふ)
『V』より登場。
文字通りの果物ナイフ。手になじみやすいが武器としての威力は期待できない。
氷の刃(こおりのやいば)
『IV』より登場。『VIII』で短剣の仲間に入れられた。
永久に溶けない魔法の氷で作られた短剣。大きな枝があちこちに突き出したデザインの刀身を持つ。冷気に弱い敵に大ダメージを与えるほか、道具として使うと氷の魔法ヒャダルコか、風の魔法バギマ(吹雪からの連想と思われる)が発動する。
ダガーナイフ
『VIII』より登場。
戦闘用に作られた大型ナイフ。突くだけでなく斬る事も出来る。
キラーピアス
『VIII』より登場。後述する「特殊武器」のキラーピアスとはデザインも設定も別物のため、区別して一項を設ける。
ピアスのようなデザインの短剣。「はやぶさの剣」のように手にした者の動きを高める魔力が込められており、一回の攻撃で二度打撃を与えられる。
イーグルダガー
『VIII』より登場。
イーグルの翼をかたどった短剣。大きめの刃を持つ。
小悪魔のナイフ
『VIII』より登場。
小悪魔の魔力が宿ったピンク色のナイフ。切りつけた相手の魔力(MP)をときどき盗む。
ソードブレイカー
『VIII』より登場。
短剣としてはかなりの大きさ。四角い肉厚の刃の片側に、いくつも切れ込みがついている。この切れ込みで相手の剣を受け止めてそのまま折ることができる。『IX』のゲーム中では攻撃した相手の攻撃力を下げることで再現している。

ヤリ[]

槍は古来より兵士用として発達してきた武器で、ゲームでも戦士系キャラが装備することが多い。たいていは主人公も装備できるが、多くの作品では冒険の途中で装備する数ある武器の一つに過ぎず、あくまで「伝説の剣」までのつなぎ的な意味合いが大きく、「伝説のヤリ」ともいうべきアイテムは極端に少ない。また、十字軍やパラディンのイメージがあるのか、僧侶系キャラが装備することも多い。『VIII』では槍の技を強化する「ヤリスキル」が登場したため、従来作品と比べて槍の種類が大幅に増えた。

竹竿/竹の槍(たけざお/たけのヤリ)
『I』から登場。
「竹の槍」は『V』以降の名前で、両者は基本的に同じものと思われる。竹を斜めに切って作った文字通りの竹槍で、ひのきの棒よりは多少マシだが、やはり護身用の域を出ない。取っ手部分には皮紐が巻きつけてある。
鉄のヤリ(てつのヤリ)
『II』より登場。
柄も穂先も総鉄製、もしくは木製の柄に鉄の穂先のヤリ。城の衛兵の標準装備とされることも多い。ファミコン版『II』ではサマルトリアの王子の最強武器だった。
ホーリーランス
リメイク版『III』より登場。
聖なる力を秘めた、特殊金属製のランス。このタイプの槍は、本来は馬上で使う物なのだが、しにがみきぞく等の敵モンスターを除けばそのように使用された例はない。
デーモンスピア
『V』より登場。
変わり者の悪魔の力を借りて作られた槍。その由来や、穂先に悪魔の顔があるおどろおどろしい外見に反して呪いは掛けられておらず、たまに攻撃した相手を残りHPに関わらず即死させる。
雷神の槍(らいじんのやり)
『V』より登場。
雷神が作り出したと言われる槍で、刃とその周辺に雷雲と稲妻の意匠があしらわれている。高い基本性能もさることながら、道具として使うと落雷で敵一グループを攻撃できる。
グラコスの槍(やり)
『VI』より登場。
中ボスの一人、海魔神グラコスが愛用していた槍。刺股のように穂先の部分が二つに分かれている。
ロングスピア
『VIII』より登場。
鉄の槍をさらに長くした物で、重さと遠心力を利用して貫く。
バトルフォーク
『VIII』より登場。
農機具のピッチフォークを戦闘用に転用したもの。モンスターのミニデーモンやアークデーモンが普段持っているのもこれらしい。
パルチザン
『VIII』より登場。
突くだけでなく斬る事も可能な、幅広の槍。ただし、扱うにはそれなりの技量が必要。
砂塵のヤリ(さじんのヤリ)
『VIII』より登場。
砂が螺旋状に固まったような穂先を持っている槍。道具として使うと砂煙が舞いあがり、敵の視界をふさぐ。
英雄のヤリ(えいゆうのヤリ)
『VIII』より登場。
円錐形の穂先を持つ槍。攻撃するごとに装備者の体力を回復する。いわば槍版「きせきのつるぎ」。
メタルキングのヤリ
『VIII』より登場。
メタルキングと同じ硬さの穂先を持つ槍。ヤリ系では最強の攻撃力を持つが、「メタルキングの剣」と異なり、メタル系モンスターに確実にダメージを与えられるわけではないようだ。
メタスラの槍(やり)/はぐれメタルの槍(やり)
『IX』より登場。
「メタスラ」はメタルスライムの略称。錬金によりメタスラ→はぐれメタル→メタルキングの槍と強化されていく。
鬼神の魔槍(きしんのまそう)/羅刹の魔槍(らせつのまそう)/閻魔の魔槍(えんまのまそう)/地獄の魔槍(じごくのまそう)
『IX』より登場。
槍における「最強の武器」と呼ばれている。
鬼神の魔槍と、非常に貴重な道具を練成すると羅刹の魔槍に、さらに練成すると閻魔の魔槍になる。だが、そこで極々稀に「錬金大成功」して地獄の魔槍になることがある。
閻魔の魔槍は失敗といっても、他の槍をはるかに凌駕する程度の攻撃力は有している。また、ある手段で鬼神の魔槍に退化させ、錬金をやり直すこともできる。

ブーメラン[]

オーストラリアの先住民族アボリジニが狩猟に使っていたブーメランは、投擲武器の一種。「く」の字に曲がっており、本作を始めとするフィクション作品に登場するものは、大抵が「横に投げて、持ち主の手元に戻ってくる」が、実際は「縦に投げて、ほとんど投げっぱなし(戻ってこない)」である。ゲームでは『V』以降敵全体を攻撃できる便利な武器だが、当たった順番に与えるダメージが減少していく(この特性は特技で補える)。また、後述の鉄球や鞭もそうだが、『VIII』までは一度に複数に攻撃できる武器では「会心の一撃」が発生しない。『IX』では発生するように変更されている。

ブーメラン
『IV』より登場。
木製のブーメラン。持ち手として片方に帯が巻きつけてある。初心者でも扱える簡素な作り。
刃のブーメラン(やいばのブーメラン)
『V』より登場。
その名の通り、全体が刃になっている金属製のブーメラン。戻ってくるときに手を傷つけず受け止めるには練習が必要。
炎のブーメラン(ほのおのブーメラン)
『V』より登場。
炎の魔力を封じ込めた赤いブーメラン。謎の刀匠が荒れ狂う炎の姿を念じながら打ったとも言われる。
ハイブーメラン
『VIII』より登場。
ブーメランを鉄で補強したモデル。刃のブーメランより強い。
ウィングエッジ
『VIII』より登場。
鋼鉄製のブーメラン。鳥の翼をイメージしたデザインで、取っ手が中心にこない非対称なデザインになっている。
ツインスワロー
『VIII』より登場。
スワローとはツバメのこと。二羽のツバメをイメージした非対称デザイン。
メタルウィング
『VIII』より登場。
メタルキングマークこそ付いていないが、「メタルキングの武具」の一つ。最強のブーメランで、別名「全てを切り裂く翼」。メタル系モンスターに傷を付けられる鋭い刃を持つ。製作には同じメタルキングの武具を使用する。
『IX』ではブーメランの特技にコンバートされた。

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元々は木の伐採などに使われていた斧は、戦士系キャラの武器である。片手用と両手用、大きさは様々だが、その重量を活かして刃を叩きつける用法は基本的に同じ。一部を除いて勇者が装備することは少ない。

鉄の斧(てつのおの)
『I』より登場。
文字通りの鉄製の斧。木の伐採にも使用される日用品を武器に転用した。比較的小型で、片手で使用できる。木製の柄の部分がカーブしている。『VIII』では両手用の大型武器になった。
バトルアックス
『IV』より登場。
3枚の刃を持つ戦闘用の斧。両手で持って振り回す。『VIII』では刃は2枚。
魔神の斧(まじんのおの)
『III』より登場。
古代の魔人が使用していた手斧。柄頭に竜のシンボルが彫られている。ミスはやや多くなるものの、会心の一撃が出やすい。リメイク版では攻撃力が「雷神の剣」以上と大幅に強化された(『III』)。呪いはかかっていない。
石の斧(いしのおの)
『V』より登場。
石でできている原始的な斧。片手用で、威力も低いが安価。
金の斧(きんのおの)
『VIII』より登場。
純金製の斧。見た目は美しいが実用的ではなく、製造法を記した本にも「切れ味が悪い斧」「錬金合成のダメな例」として紹介されていた。
山賊の斧(さんぞくのおの)
『VIII』より登場。
山賊が好んで使う片刃の斧。
ムーンアックス
『VIII』より登場。
金の斧に「月の祝福」を与えた斧。三日月形の刃を持つ。
キングアックス
『VIII』より登場。
刃の表面にルーンを彫り込んで魔力を込めた「斧の王様」。自作しようとすると貴重な材料が必要になる。
覇王の斧(はおうのおの)
『VIII』より登場。
はるか昔、辺境の王が使ったといわれる最強の斧。魔物の頭蓋骨のようなデザイン。
吹雪の斧(ふぶきのおの)
『バトルロードII』より登場。
刀身が凍っていて、装備すると氷属性の技を使える。

ハンマー他・打撃武器[]

ギリシャ神話のヘラクレス、北欧神話のトールなどを除けば、英雄が棍棒やハンマーを武器に使う例は相対的に少ない。棍棒は一応戦士の武器ではあるものの、ゲーム中ではギガンテスなどの魔物が使う武器としての印象が強い。逆に(特に金属製の)ハンマーは敵が使うことは少ない。

棍棒(こんぼう)
『I』より登場。
樫の木で作った木の塊の棍棒。表面のトゲトゲは手で彫られているという。魔物が使っているものはデザインが異なり、丸太のような外見をしている。駆け出しの戦士に愛用される、安価な武器。
大金槌(おおかなづち)
『III』より登場。
四角い槌頭に突起を植えてある鉄製ハンマー。使いこなすには相当な腕力が必要。
ウォーハンマー
『III』より登場。
大金槌よりさらに戦闘向きになったハンマー。『VI』までは片手で使用するかのように柄が短かった。
ウォーハンマー・改(かい)
『VIII』に登場した改良型ウォーハンマー。豪傑の魂で持つ者の腕力を強化し、扱いやすくした。
魔神の金槌(まじんのかなづち)
『IV』より登場。
かつて魔神が使用していたハンマー。丸棒を束にしたような独特の柄頭を持つ。命中率が低くなるが、当たると必ず会心の一撃になる。呪いがかけられていることも。
大木槌(おおきづち)
『V』より登場。
元々は杭打ちなどに使用されていた木製のハンマー。補強のための金輪がはめられていることも。多くの場合片手で持てるデザインだが、同名のモンスターの使用する木槌は柄が細く長い。
メガトンハンマー
『VIII』より登場。
その製造法も忘れ去られて久しい、太古の超兵器。最大級の重量と硬度を持つ、最強のハンマー。会心の一撃が出やすくなる。

モーニングスター・鉄球[]

トゲ付きの鉄球を鎖の先に取り付け振り回す、一連の武器をここで解説する。複数の敵に打撃を与えられるのが特長。鉄球魔人やデュラハーンなど、モンスターの中にも鉄球を武器とするものがいるが、主人公側と異なりもっぱら単体攻撃である。

モーニングスター
『III』より登場。
聖職者用の武器。杖の先に複数の金輪を取り付けてあり、そこから伸びた鎖の先に鉄球が付いている。敵一グループを攻撃できる、ムチに近い武器。非力な女性でも装備できる。
破壊の鉄球(はかいのてっきゅう)
『V』より登場。
振り回すと敵全体に打撃を与えられる鉄球。持ち手は剣のそれのように短い。ハンマー投げの要領で体を中心にして振り回す。
怒りの鉄球(いかりのてっきゅう)
『VIII』より登場。
とある人物から借りた武器。敵一グループを攻撃できる。使用スキルのない「第四の武器」として登場したため、レベルアップしても技を使うことはできない。

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元々は農機具の一種であった鎌は、いわゆる「死神の鎌」の連想からか、敵モンスターの得物という印象が強い。『VIII』で「鎌スキル」が登場するまでは、主人公側の装備として作中でクローズアップされることはなかった。ちなみに英語では片手持ちの小型の鎌は「シックル」両手持ちの大型の鎌は「サイズ」と呼ばれるのだが、敵が持っているのはどちらかといえば後者である。

鎖鎌(くさりがま)
『II』より登場。
農夫が自衛のために考案したといわれる武器。片手持ちの小型の鎌の柄の、刃が付いているのと反対側に分銅つき鎖を取り付けたもの。分銅は持ちやすいように剣などのグリップのような形をしている。銅の剣よりは切れ味がいい。鎖を振り回して複数の敵に攻撃するという使用法は行われない。
鉄の鎌(てつのかま)
『VIII』より登場。
農作業用の大型の鎌。刃も柄も簡単な造りの安価な日用品。補強用に緑色の帯が巻きつけてある。
鋼鉄の鎌(はがねのかま)
『VIII』より登場。
戦闘用の本格的な造りの鎌。しっかりと鍛えた刃も切れ味がよく、柄も丈夫。
地獄の大鎌(じごくのおおかま)
『VIII』より登場。
刃も柄も紅色に染まった、色もデザインも禍々しい鎌。毒が塗られており、斬り付けた敵をたまにマヒさせる。
斬魔刀(ざんまとう)
『VIII』より登場。
名前に「刀」と付いているが、鎌のカテゴリーに入れられている武器。さらに形状的にはバルディッシュに近い。青色の刃の上に退魔の文様が刻まれており、斬った敵の呪文をたまに封じる。さらに悪魔系の敵には大ダメージを与える。
粉砕の大鉈(ふんさいのおおなた)
『VIII』より登場。
名前に「鉈」と付いているが、カテゴリーは鎌。刃の部分が巨大で肉厚、さらに先端が鎌のように湾曲している。特殊効果はないが、鎌の中では最強。

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ファンタジー作品における杖は、魔法使いや僧侶の重要な武器である。英語では「スタッフ」「ワンド」「メイス」などと呼ばれ、前者二つは魔力を増幅する、あるいは攻撃用魔法そのものが込められている戦闘補助の意味合いが強く、「メイス」は直接敵を殴って攻撃する武器としての意味合いが強いが、作品により解釈はまちまちである。

魔道士の杖(まどうしのつえ)
『II』より登場。
ある魔法使いが修行へ旅立つ弟子のために作ったとされる杖。宝玉を握った獣の手のようなデザイン。
道具として使用するとメラやギラなど炎の呪文が発動する。
雷の杖(いかずちのつえ)
『II』より登場。
概ね、先端に竜を象り、魔力を秘めたオーブをはめ込んだようなデザイン。生粋の戦士であるローレシアの王子も装備できる。
道具として使用すると、名前と違ってベギラマ(作品によってはギラ系)の呪文と同じ効果がある。これは、作品によってはベギラマが雷の呪文だったことの名残とも考えられるが、公式ガイドブックでは先端のオーブに秘められたのは「雷神の力」や「炎の魔法」であったりと差異が見られる。『VIII』でのエフェクトはちゃんと雷であった。
裁きの杖(さばきのつえ)
『III』より登場。
先端に裁きの獣を、柄に渦巻く大気を象った杖。
道具として使用するとバギの呪文と同じ効果がある。
眠りの杖(ねむりのつえ)
リメイク版『III』より登場。
甘い香りを放つ植物を植え込んだ杖。先端の水晶玉に花が入っており、それを囲むように葉が広がっている。柄には蔓が絡まっている。
道具として使用するとラリホーの呪文と同じ効果がある。
魔封じの杖(まふうじのつえ)
『IV』より登場。
先端に神官姿なガイコツの像があるのが一般的。『VIII』ではデザインが異なる。
道具として使うとマホトーンの呪文と同じ効果があり、装備して攻撃するとマホトラの効果で相手のMPを奪うことがある。
理力の杖(りりょくのつえ)
『III』より登場。
この場合の理力とはMPの事で、魔力を攻撃力に変えて戦う。1回の攻撃につきMPが3消費される。『III』では魔法使いが装備できる最強の武器。
先端に「く」の字に曲がった刃が付いているタイプと、先端の宝珠から魔力の刃が吹き出ているタイプがある。PS2版の『V』のガイドブックではストロスの杖とイラストが入れ替わっていた。
さざ波の杖(さざなみのつえ)
『III』より登場。
水の泡をかたどったデザインの先端に、レンズのような形の宝玉が付いている。
相手の魔法をさざ波のように返すという。道具として使うとマホカンタの効果。
復活の杖(ふっかつのつえ)
『V』より登場。
先端に天使を象った杖。この天使については『天界の門の守護者』、『高位の天使』等、作品ごとに設定が異なる。天使の下には大型の宝玉がはめこまれている。
道具として使用するとザオラルの呪文と同じ効果がある。
ルーンスタッフ
リメイク版『III』より登場。
身の守りが弱い魔法使いのために作られたとされる木製の杖。曲がりくねった大木の枝のようなデザイン。『VIII』ではデザインが異なる。
道具として使用するとスクルトの呪文と同じ効果がある。
賢者の杖(けんじゃのつえ)
リメイク版『III』より登場。
公式イラストで賢者が持っている木製のハンマーのような形の杖。癒しの魔力のクリスタルが埋め込まれており、僧侶と魔法使い、両方の役に立つように作られた。
道具として使うとベホイミの効果。
祝福の杖(しゅくふくのつえ)
『IV』より登場。
神の祝福を受けた宝玉を捧げ持つ女神を象った杖。
道具として使用するとベホイミの呪文と同じ効果がある。
『V』では武器に分類されているものの、誰にも装備できないため道具のようにしか使えないほか、『VIII』では、種類問わず杖さえ装備していれば仲間のHPを回復できるという同名の特技になっている。
微笑みの杖(ほほえみのつえ)
『IV』に登場。
争いを平和的に解決させるために作られたとされる杖。女性の胸像をかたどっている。
攻撃時、あるいは道具として使用すると敵を笑わせて行動不能にできる。
天罰の杖(てんばつのつえ)
『IV』より登場。
邪悪な者に天罰を与える杖。雷を捧げ持つ天使を象っている。
道具として使用するとデザインと異なりバギ系の呪文が発動する。
マグマの杖
『IV』より登場。
マグマの活動を誘発する攻撃力の高い杖。先端に火山の火口をかたどったような穴が開いている。
道具として使うと火の玉や火炎が飛び出し、イオ系呪文と同じ効果で敵全体を攻撃する。
溶岩でふさがった道を開けるイベントで使用されることも多い。
樫の杖(かしのつえ)
『V』より登場。
樫の曲がりくねった枝を利用して作られた杖。『V』の主人公が公式イラストで持っている。
魔力などは込められておらず、堅さを利用して直接敵を殴る。樫は英語でオークなので、これはいわゆるドルイド僧が使うオークスタッフの一種。
鉄の杖(てつのつえ)
『V』より登場。
総鉄製の杖。先端に丸ないし四角の重りがついている。
魔力を使用せず直接敵を殴る、メイスに限りなく近い杖。
ストロスの杖(つえ)
『V』に登場。
大型の宝玉の周囲にルーン文字が付いた杖。
道具として使うとマヒを回復する。
イベントでは石化した人を元に戻す魔力を見せた。リメイク版では石化を解いた後、一度消滅した。
ドラゴンの杖(つえ)
『V』に登場。
杖全体が緑色のドラゴンをかたどっている。
天空の武具より強い四大武具の一つ。主人公専用装備で攻撃力が非常に高い上に、道具でドラゴラムの効果を発揮する。
ゲントの杖(つえ)
『VI』に登場。
ゲント族に伝わる、ゲントの神の祝福を受けた杖。先端に丸い鏡(もしくはレンズ)が付いており、その周囲に植物の蔓があしらわれている。道具として使うと味方一人の体力を回復する。
海鳴りの杖(うみなりのつえ)
『VI』より登場。
津波をかたどった青い杖。
大海の力を操れる杖で、海での戦闘で使うと津波を呼び寄せる。
英雄の杖(えいゆうのつえ)
『VII』より登場。
剣を掲げた英雄の像が付いている。剣は実際に刃物になっているらしい。この杖自身に英雄と認められた者だけが所持できる。
道具として使うとフバーハの呪文が発動する。
マジカルメイス
『VIII』より登場。
先端に丸い宝玉を付けている杖。直接敵を叩くのが本分のメイスの一種。トゲなどは付いていない。
装備して攻撃すると、たまに相手のMPを吸収する。

ムチ[]

戦闘・殺傷用と言うより拷問・刑罰用の性格が強い鞭は、どちらかといえば戦士系よりも魔法使い系のキャラクターが持つことが多い。登場したのは『III』からだが、1グループ攻撃の特性が加わったのは『V』から。『IX』では全体を攻撃するように変更されている。

棘の鞭(とげのむち)
『III』より登場。
バラ(いばら)の棘をそのまま活かして作られた鞭。後述の「いばらのムチ」とほとんど区別が付かないが、こちらには皮製のものはない。
ドラゴンテイル
リメイク版『III』より登場。
ドラゴンの尾の骨を加工して作られた、もしくはドラゴンの尾に似せて作られたムチ。柄にドラゴンの意匠があしらわれており、先端には刃が付いている。
茨の鞭(いばらのむち)
『IV』より登場。
茨の蔓に似せて作った皮製、もしくは蔓そのものを編んで作った鞭。表面に付いた無数のトゲで敵を引き裂く。皮製のものだとトゲだけ鉄製である場合も。
チェーンクロス
『V』より登場。
細い鎖に持ち手と分銅を付けたムチ。モーニングスターと異なり、先端の分銅はスパイクつき鉄球ではない。作品によってはムチ使いと装備者が異なる場合も。
鋼鉄の鞭(はがねのむち)
『V』より登場。
細い鋼鉄のワイヤーに、同じく鋼鉄製の棘をびっしり植えたムチ。先端には円錐型の重りを取り付けてある。
グリンガムの鞭
『V』より登場。
グリップから3方向にムチが生えている、伝説の最強の鞭。先端には矢尻型の刃が付いている。多くの作品ではカジノの目玉景品だったり、メダル王のごほうびの品だったりする。『VIII』では三本のムチが一本に編みこまれたデザインで、敵全体を攻撃できるようになった。
カルベロビュート
『VI』に登場。
魔法都市カルベローナ特製の鞭。鞭の先端に魔力を込めるためと思われる結晶体が付いている。
皮の鞭(かわのむち)
『VII』より登場。
なめし皮製の鞭。放牧で家畜を誘導するのに使う日用品である場合もあり、その際攻撃力は期待できない。
蛇皮の鞭(へびがわのむち)
『VIII』より登場。
皮の鞭に魔物の鱗を貼って強化した鞭。本物の蛇革ではなく、あくまで見た目からそう呼ばれる。
悪魔の鞭(あくまのむち)
『VIII』より登場。
悪魔の尻尾を模しただけでなく、実際に呪いまでかけられている鞭。たまに持ち主を縛り上げて動けなくしてしまう。
バスターウィップ
『VIII』より登場。
烈風のようだと例えられる、真紅の強力な鞭。

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ギリシャ神話などの英雄物語においては、専門のアーチャーでなくても強い戦士は強弓を引ける弓矢の達人であることが多い。しかしドラクエ世界で弓矢はあまり普及しておらず(貴族や騎士以外にはほとんど使われないという)、主人公達のみならず一般兵士などが使用することも少ない(劇中に登場した例がないわけではない)。その反面「リリパット」などモンスターが使用する例は多い。

クロスボウ
リメイク版『IV』より登場。
魔物の皮膚も貫ける、機械仕掛けの弓矢。ブライのような非力な老人でも扱える。公式イラストでは撃ったあとの弦は手で戻すように見えるため、弦はそれほど強力ではないと思われる(弦が強力だと手では引けず、テコやウィンチのような仕掛けが必要となる)。『VIII』ではその名に反して普通の弓矢として描かれたため、ファン以外からも批判の声が挙がった(後述する「ビッグボウガン」も同様)。こちらは鉄や木などを組み合わせた複合弓(コンポジットボウ)だという。
ビッグボウガン
『V』より登場。
巨大なボウガンで、かつて巨人族が使用していたといわれる。上記のクロスボウと異なり、扱うには腕力が要求される。
ショートボウ
『VIII』に登場。
初心者用の弓。弦を引くのにそれほど力は要求されないが、その分威力は低め。
エロスの弓
『VIII』に登場。
愛の神エロスの魔力が込められた弓。ハートマークの意匠があしらわれており、射抜いた敵をたまに混乱させる。
ケイロンの弓
『VIII』に登場。
医術の神ケイロンの魔力が込められた弓。両端にシマウマの頭部が彫刻されている。道具として使うと味方全員のHPを少し回復させる。
オーディーンボウ
『VIII』に登場。
偉大なる神が作ったといわれる、真紅の弓。特殊効果こそないが、弓の中では最強。

爪など・格闘武器[]

己の肉体のみを武器とする武闘家は、剣や棍棒などの武器とは相性が悪く、装備すると攻撃力が下がったり、全く装備できなかったりする。そんな彼らのために開発されたのがここで解説する格闘武器で、腕にはめてパンチ力を増強する。なお、足にはめてキック力を増強するタイプの武器は登場していない。

鉄の爪(てつのつめ)
『III』より登場。
ガントレットに鉄の爪を生やし、相手を引っかくように攻撃する。小手が付いているので攻防一体といわれるが、実際には守備力の数値は上がらない。モンスターではキラーパンサーなどが装着可能。
黄金の爪(おうごんのつめ)
『III』で登場。
ツタンカーメンの黄金のマスクの意匠が込められたデザイン。呪いは掛かっていないが、所持するとモンスターと遭遇しやすくなる。リメイク版ではその効果はピラミッド内に限定された。
ドラゴンクロウ
リメイク版『III』より登場。
ドラゴンの爪を利用して製作された。全体がドラゴンの頭部をかたどった武器。
パワーナックル
リメイク版『III』より登場。
いわゆるメリケンサック。手を保護する手甲は付いていない。
魔獣の爪(まじゅうのつめ)
リメイク版『III』より登場。
魔獣の皮と角、爪をそのまま利用して製作された。デザインには毛皮が使われており、攻撃の際の衝撃を和らげるという。
炎の爪(ほのおのつめ)
『IV』より登場。
ミスリル銀製の爪。全体が炎のように赤く、取り付けた秘石には炎の魔力が込められている。道具として使うと炎で敵を攻撃する。
悪魔の爪(あくまのつめ)
『V』より登場。
悪魔の爪のように造形した鉄製の爪とも、悪魔の外皮や骨、爪や毒腺を実際に使用したともいわれる爪。猛毒を帯びており、装備して攻撃した相手を毒に侵す。
死霊の爪(しりょうのつめ)
『バトルロードII』で登場。
死者の怨念がこもった紫色の爪で、ゾンビ系に大ダメージを与えられる。
オリハルコンの爪
『IX』から人間用の装備として登場。
オリハルコン制の神々しい爪。特殊効果はない。
竜王の爪(りゅうおうのつめ)/竜神の爪(りゅうじんのつめ)/竜神王の爪(りゅうじんおうのつめ)/神竜の爪(しんりゅうのつめ)
『IX』に登場。
爪における「最強の武器」と呼ばれている。竜王の爪と、非常に貴重な道具を練成すると竜神の爪に、さらに練成すると竜神王の爪になる。だが、そこで極々稀に「錬金大成功」して神竜の爪になることがある。
竜神王の爪は失敗といっても、他の爪をはるかに凌駕する程度の攻撃力は有している。また、ある手段で竜王の爪に退化させ、錬金をやり直すこともできる。

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フィクション作品によく登場する「戦闘用の扇」は、ドラクエでは『IV』から登場した。ドラクエ以外の作品の描かれ方では、畳んだ状態では打撃武器、広げると斬撃武器、広げて投げると投擲武器になる(しかもブーメランやソ-サーのように手元に戻ってくる)、という風に攻撃の幅が広い。さらに広げた状態では盾の代わりとしても使え、作品によっては扇いで衝撃波などを起こすものも。『IX』から武器カテゴリーに加入する。

鉄の扇(てつのおうぎ)
『IV』より登場。
踊り子やスーパースターなどが使用する武器。鉄扇という発想は日本でも江戸時代以前からあったといわれている。オリジナル版には先端に刃が仕込まれていたが、リメイク版ではなくなっている。
月の扇(つきのおうぎ)
『VI』より登場。
月をモチーフにした白い扇。華麗に踊りながら強烈な一撃を叩き込む。ミスリル銀製。
太陽の扇(たいようのおうぎ)
『VI』より登場。
太陽神が愛用していたとされる、伝説の扇。攻撃の際に熱風を発して敵一グループに打撃を与えられる。

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『IX』から登場した武器。長い棒状の武器で、武闘家や僧侶が使用する。

仲間モンスター用武器[]

『V』を始めとする作品で主人公達が改心させ、共に戦うようになった魔物のための武器。人間用の武器がそのまま使える場合のほうが多いが、魔物用武器の方が強力な場合もある。

尖った骨(とがったほね)
『V』より登場。
大型動物の骨(大腿骨と思われる)を削って刺突武器に仕立てたもの。安価なのが魅力。
石の牙(いしのきば)
『V』より登場。
石を彫刻して牙の形に仕立てた武器。口にくわえて噛み付いて使用する。のちの作品では人間キャラも装備でき、その場合は牙と牙の間の横棒を握って格闘武器として使うらしい。
鋼鉄の牙(はがねのきば)
『V』より登場。
鋼鉄製の人工の牙。鋭さは折り紙つき。
オリハルコンの牙(きば)
『V』より登場。
高級金属オリハルコンで作られた牙。その鋭さは永遠に失われない。オリジナル版では刃が四枚あった。
魔獣の牙(まじゅうのきば)
『VI』より登場。
魔獣から取った牙を加工したもので、元の素材の毒腺が生きており、攻撃した相手をマヒさせる。

その他特殊武器[]

これまでのカテゴリーに入らなかった武器をここでまとめて解説する。個性的な武器の性能を引き出せるかは使い手次第。

鋼のハリセン(はがねのはりせん)
『III』に登場。
商人と遊び人用の武器。文字通りの鋼鉄の板を折って作ったハリセン。
大鋏(おおばさみ)
『III』に登場。
戦士用の武器。大型のハサミだが、植木職人などが使うものとは異なる。片方の取っ手を上腕部に固定し、もう片方を手で持ち、肘の曲げ伸ばしで開閉できる仕組みになっている。あまりの特殊性と重さゆえ、戦士しか使いこなせない。
魔法のソロバン(まほうのそろばん)
『III』に登場。
商人用の武器。長い棒の先に算盤(そろばん)を付け、武器に仕立て上げたもの。先端のソロバンは曲線デザインで赤色。
正義のソロバン(せいぎのそろばん)
『III』より登場。
最強のソロバン武器。四角いソロバンの先端にスパイクが植えてある。『III』では後半に登場する伝説の武器として扱われていたが、『IV』では冒険の前半、普通に店で購入できる。元々は商売の神様に奉納する縁起物だったらしい。
銀のタロット(ぎんのたろっと)
『IV』に登場。
ミネアの専用武器。銀製のタロットカードで、通常は投げて攻撃するものらしい。戦闘中に道具として使用すると呪文「パルプンテ」のように様々な出来事が起こる。起こる内容は引き当てるカードの絵柄にちなんでおり、パルプンテの内容とは異なる。移動中に使用すると一日一回タロット占いができる。これらの道具としての使用もミネアしかできない。
キラーピアス
『IV』より登場。
上記の短剣のキラーピアスとは別物。元々は暗殺用の武器で、アクセサリーのピアスを武器に仕立て上げたもの。ピアスに刃物(緑色に金縁)が付いており、耳につけるピアス部分と水滴型の刃物部分が分解できる。通常はピアスとして両耳に下げているが、攻撃時には分離した刃物部分を両手に持ち、斬り付けるか投げつけて攻撃する。はやぶさの剣と同様に、一度の攻撃で同一対象に二回攻撃できる。それによって会心の一撃の確率が上がるかは作品によって異なる。イラストによっては、装備したときに自分の肩を傷つけてしまうのではないかと思われるほど大きく描かれている。
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