テンプレート:Otheruses ドロロは、吉崎観音作の漫画『ケロロ軍曹』およびその関連作品に登場する架空のキャラクターである。アニメ版の声優は草尾毅。
北米版ケロロ軍曹では、階級が「Lance Corporal DORORO」となっているが、これは「伍長勤務上等兵」という扱いになり多少意味合いが異なってくる。これは北米諸国の陸軍に兵長に相当する階級がないからである。日本語版の公式英訳では「First class private DORORO」(「ドロロ一等兵」の意味)となっている。
人物[]
ケロン軍の階級は兵長。ケロロ小隊の暗殺兵であり、ケロン軍特殊精鋭部隊「アサシン」のトップである。ニックネームは「トラウマ君」。
ドロロは「ゼロロ」という旧名から改名している(ドロロの過去を参照)。これについてはケロロ小隊・地球人(冬樹、夏美など)やアニメ版のチュートン(および、アニメ版のアサシン業界の人々)・シュララ軍団・ジララしか知らずケロン軍本部や母親にも知らせていなかったが、アニメ版のゾルルとプルルは認識した模様である。
家族は両親と弟がいるが、父親と弟は本編中に登場していない(ドロロの話のみ)。母もマスクをしている。
パートナーは東谷小雪。
外見[]
体色は青色で、目は水色。忍者を意識してか頭巾と口当て(頭巾はケロン星で既に着用していた。ただしケロ0では帽子になっている)をしている。頭巾とおなかにそれぞれ赤と黄色の手裏剣マーク。小雪に出会うまでは口にガスマスクのようなものを装備していた。なぜか口当ての上からでも食べ物を食べられる(しかしアニメ第162話ではマスクをしていたために海苔巻きが食べられず、第197話Bパートでも同様に宇宙恵方巻が、第238話Aパートでは飲み物が飲めなかった)。今は絶対に口当てをはずした顔を見せることはない(口当てが外れたこともあったが、ドロロがうつ伏せに倒れていたため見えない)。そのためアニメ第318話Aパートではケロロがドロロの口について非常に気になり、小隊員の協力や冬樹の助言を得てドロロの口がどうなっているのか確かめようとしたが、結局確かめられなかった(この回ではドロロがものを食べるシーンや歯を磨くシーンがあったが、これらをどのようにしたのかは不明。また最後には一瞬だけ口当てをはずしていたが、そのときドロロはなぜか恥ずかしそうにしていた)。アフロカラーは水色(体の色よりも明るい)、またはピンク。
常に小刀を装備しているが、峰打ちのみで実際に人や動物を斬ったことはない(しかし巨大ロボを一発で斬りつけたり、ビームを跳ね返したりと性能は高い)。アニメ第54話(2ndシーズン初登場時)は長い刀を2本クロスするように背負っている。大木や岩などを斬るとなぜか彫刻になる。
幼年期は頭巾ではなくケロロ達と同じ黄色の帽子をかぶり、口にはマスクをしていた。
ドロロの過去[]
前述のとおり、地球に来て改名するまでは「ゼロロ」という名前だった。
実家はかなり裕福であり、地球(主に日本製)の玩具を持っている。また裕福だが弁当はキャベツの芯とゴボウの皮の炒め物といった質素なおかずだった(母親の教育の可能性もあるがゼロロ自身も「勿体無い」と発言している。小雪曰く、「お金持ちの人ほど物を大切にする」からだという)。
幼少期は内気な性格で、いつもマスクをしていたことからわかるとおり病弱で周りからいつも遅れをとっていた。かつては自然だけが友達だったらしい(アニメ第57話の次回予告より)。ケロロやギロロとは、幼少時から一緒に遊んだ幼馴染の間柄。ゼロロはケロロの学校の転校生であり、ケロロが初めてゼロロに呼びかけたことから親しくなった(原作第140話より)。だがケロロはドロロをいじめることがあり、ドロロは今でも当時のことに関して多くのトラウマを抱えている(過去にケロロにされたいじめなどの行為一覧を参照)。内気な性格ゆえに友達は少なかったようで、ケロロの「友達じゃないか」という言葉に弱い部分があり、当時「友達」という名目でさせられた過酷な遊び(イジメ?)によって鍛えられた結果体もすっかり良くなり、当時二等兵にして(原作第140話より)「アサシン」のトップに上り詰めた。アサシンになったのは、幼少期にゼロロがブランコで1回転しそうになったときにブランコから手を離してしまったが、その時に地上に見事に着地できたためケロロに「絶対アサシンになれる」と言われたことがきっかけである。
なお、訓練所時代にジョリリに出会った体験は今でもドロロに影響を与えており、深読みをしすぎることがあるという性格がそれの表れである(アニメ第162話より。だがこれはケロロの推測であり、ジョリリに出会う前から深読みする部分はあった)。
アニメではケロン軍隠密特殊任務班「X1」(別名:吸血部隊)に所属し、「共食い」と呼ばれる恐ろしい訓練を受けていた時期もある(第189話にて判明)。
地球に侵入しケロロ小隊が分裂した際に忍野村の「土呂呂の森」という場所(森の名前は原作のみ)で罠にかかってしまい(この罠はアサシンのトップであるゼロロでさえ見抜けないほどのものだった)、そこで東谷小雪(アニメでは小雪と零夜叉)に出会った。なお、初めて会った時は河童だと思われていた。彼女から忍術と地球を愛する心を学び、その際に新たな自分として再出発をするためにドロロと改名し、原作ではこの時点から「ポコペン」という言葉の使用をやめている(ただし稀に使っている。アニメでは改名後も「ペコポン」という言葉を使っているが、地球を愛する気持ちは原作と変わりは無い)。地球を「ポコペン」と言わないのは今のところドロロだけである。このことから完全に地球側に回ったことは間違いないとみられる。事実、原作第123話でガルル小隊がケロロ達の個別での侵略ポイントを計測した所、彼は5人の中で一番ポイントが低かった。
ケロロ達と再会した後、忘れられていたせいと侵略者である彼らを敵とみなしたことで一時は絶縁するも、ヴァイパーに囚われた際彼らに助けられ、その後町中を花だらけにする「ケロン軍式花博大作戦」を通じ、ケロロ小隊に見事復帰した。なお、原作では第55話とかなり遅かったが、アニメでは第13話で初登場と早く再会した。
小隊の常識人[]
優しく生真面目な性格でケロロ小隊唯一の常識人として、ケロロたちのせいでバラバラに崩れていく漫画の展開をまとめる役割をする。小隊の中では地球人に最も信頼されており、お仕置きを受けることはほとんどない(ただし18巻で珍しく包帯ぐるぐる巻きの大けがを負った。これでケロロ小隊は全員なんらかの理由で包帯を巻いたことになる)。また弱者や子供に寛大なところがあり、カララとチロロ(アニメではカララとタルル)が誤って地球を消去しそうになってしまった時も、悪意のない存在を怒ることは出来ないとコメントするほど出来た人。それゆえタママに「いなくなってしまったら、このマンガはどうなってしまうんだろう」と危惧されてしまう。
前述のように地球を愛する心を持つため、小隊の地球侵略作戦にはほとんど参加せず、ドロロの絵が描かれた板を作戦会議の席に置いていることもある(ただし、武力を用いない「平和的だ」と判断したものには参加している)。またケロロたちの作戦やケロロ個人の行いで地球が滅亡しかけたとき、ドロロによって阻止されたことがしばしば。そしてケロロ小隊や地球がピンチに見舞われた時に駆けつけることが多く、ある意味物語の収集をつけるキャラクターである。
侵略作戦会議に参加しない一方で、小雪と共に町のパトロール、基地内での無農薬野菜の栽培、ゴミ拾いなどを真面目にいつも行っている。また敵性宇宙人による地球及び地球人に対する悪行を食い止め続けている。
しかし、話が盛り上がっているところでいきなり登場しクドクドと説教を始めたり、寝込んでいるケロロの横で湿っぽい昔話を始め周りをどんよりとさせたりと、クルル曰く「ギロロ以上に空気は読めない」。
また他の主要メンバーと比べると忍野村での若干偏った知識を得ているためかケロロたちに比べると日本のことに詳しい。しかし、やはり地球人と考え方の根本的な違いがある。古めかしい言葉を使うだけあって漢字に詳しく、非常に達筆。
戦闘力[]
単騎での戦闘力はギロロ伍長をはるかに上回り、アサシン時代に会得した暗殺兵術(アサシン・マジック)の一つ「護法陣・閃光返し」でケロロ小隊の最終兵器をあっさりはね返すことができるなど、ケロロ小隊で最強の戦士である(ただしギロロが東谷家の武力制圧を試みた際はギロロがキレていたせいか互角の戦いだった)。更に地球に来てから忍野村での修行の結果、ドロロ忍法を編み出している。必殺技は小刀で次元を切り裂き、相手を異次元の狭間に落として消失させる「零次元斬」(ゾルルも使用する)。また、敵の正体を見極める技「鑑定眼力」を持ち、度々使用されている[1]。
また宇宙一武闘会で優勝した実績(ドロロが持つ記録の一覧を参照)もあり、他宇宙人からも名前が知られている程有名。ドロロのアンチバリアはアサシン仕様に改良されている。特殊活動兵としての訓練を受けているので、有毒ガスが充満した空間などにいても平気である。しかし味方に対しては警戒を完全に解いているのか、背後からクルルにマスク越しに睡眠薬を嗅がされるなどして気を失うことがよくある。
また、ロボットに乗ると性格が熱血化し、鬼に金棒と言わんばかりの実力を発揮する。
しかし最近のアニメでは第82話Bパートの「プラモケロロ」戦、第133話のアリサ戦・第143話のメカヴァイパーR戦・第148話Bパートの婆胃歯亜 痔用乃助戦のようにドロロが負ける戦いや、第161話のメケケ戦のようにかなり苦戦させられている戦いも増えてきており、原作ではクルルに「平和ボケで弱くなった」と指摘されたこともある(第110話)。アニメ第153話では自走式ちゃぶ台との戦いで大事な刀を折り、自分を鍛え直すため小雪とともにコンロン山脈で修行をしたこともある。また、白兵戦は不得意らしく、射撃訓練をした際命中率は低かった(第306話Bパート)。
トラウマ多き男[]
ちょっとしたきっかけでいじめられっ子としての忌まわしい過去を思い出したり、「自分が仲間はずれになっている」と感じたりすることがあり、その時に暗くなり体育座りをし、過去のトラウマの対象(ほぼ全部がケロロ)の所業を口にしてしまう状態を「トラウマスイッチが入る」といい、そうなると途端に使い物にならなくなる。そのギャップが彼のキャラクターになっている。またドロロのトラウマに便乗して、ケロロのトラウマに変なスイッチも入ることがあり、自分の所業を口走り『ゼロロ君ごめんよ』と謝り続ける。
思い出の殆どがトラウマなので、零夜叉との思い出話を語った際にはタママに『ドロロ兵長にもトラウマ以外の思い出があったんですね』と言われてしまう。
アニメではトラウマスイッチが入ると通常一晩は元に戻らないとされ、トラウマスイッチはLv7までありLv7までいくと元に戻れなくなる(第64話Bパートより)。ヒドくなるとドス黒いオーラを発する。幼少期にいじめられっ子だった点やよくトラウマスイッチが入る点から、アニメ第96話Bパートでケロロに「不幸に耐性がある」と言われたことがある。トラウマを思い出す際にケロロに何かされるが、それが追加されているのかは不明。
存在感が薄い[]
小隊に合流するまで他の隊員たちから忘れられていたことからも分かるように、ドロロは「忘れられやすいキャラ」である。さらに真面目すぎて空気が読めないと思われたり、仲間外れにされたりすることがあり、たまにナレーターにすら無視されることがある。また話している途中で他の者たちが話し始めたりするため、台詞を言い切れないことが多く、ケロロ小隊の歌ではその様子が顕著に表れる。もっとも、パートナーである小雪に忘れられた事はない(ただし、彼女はドロロが皆に忘れられやすいことを知っており、他のメンバーが別行動を取っていて皆が「誰かいないような」という話になった時に「ドロロならここにいるよ」と差し出されてしまったことがある)。忘れられるとトラウマスイッチが入ることも多い。
ただしアニメ第40話Aパートのように、話によっては忘れられていたことが幸いした場合もある。
また、武者ケロ関連の話では戦国ラン星の空気が合うらしくいつも以上に自分の存在をアピールしておりクルル藪医曰くいつもより影が黒い[2]。
そんなドロロも、ゾルルを「あの…どちら様でござる?」と忘れており、アニメでは今まで間違えられた自分の名前を言っていた。原作では二等兵の頃に心技体の全てにおいてアサシントップの成績を収めるも、トップであるがゆえに記憶にも記録にも残らないアサシンの境地を極めることが出来ない、加えてアサシンにそぐわぬドロロの優し過ぎ性格をジララに突きつけられ、その後は一般の兵士として戦うこととなった。またその際にジララが遠まわしにゾルルのことを覚えているかと問うも、ドロロはやはり覚えてはいなかった。
しかし、アサシントップ及び宇宙一武闘会七場所優勝などの経歴から外部の人間からは知名度は高い。
パートナー・東谷小雪とその他の人物関係[]
普段は東谷小雪の家に居候しており、彼女は忍としてのドロロのパートナーであり命の恩人でもある。また、二人は「宇宙を超えた心」をもつ。
小雪以外の地球人では、冬樹とは互いに平和主義者という事もあってか、彼の行動に協力する事がある(アニメ20話・75話など)。又、睦実(サブロー)と共に、よく日向家の屋根で将棋をしている。小雪が慕っている夏美とは、二人同士でいる所を邪魔しないようにしている為かその場にいない事が多く、交流は割りと少なめであり、ドロロが地球側であることから彼女からのお叱りを受けることはかなり稀である。
ケロロやギロロとは今でも仲が良いが、ケロロにはいい様に扱われることがある。ケロロは転校して初めて出来た友達でもあるため、その存在意義はドロロの中で大きい。そしていくら彼にイジめられても、やはりケロロとギロロ(厳密にいえば、彼はドロロのことはいじめてはいない)のことは嫌いになれない(しかしプレイステーション2用ゲーム『ケロロ軍曹 メロメロバトルロイヤル』及び『ケロロ軍曹 メロメロバトルロイヤルZ』ではケロロのことは嫌いという設定になっている、攻略本には「根に持っている」と解釈された)。クルルとは会話をすることが少ない。
上記の通り、幼い頃から因縁があるらしくゾルルからライバル視されるも、ドロロ自身はまったく覚えていない。ほかにもヴァイパーからは『我が永遠のライバル』と勝手に決め付けられたりしているが、ドロロ本人はブラウン管越しにヴァイパーの姿を見た際に『元気そうでなにより』とコメントするほど交友的。
また強い相手と友情を結ぶことが多い。動物園のベンガルトラの虎男とは一戦交えて互いの力量を認め合い、また忍犬の零夜叉とはドロロの忍術修行の仲間で互いに技を磨きあい、友情を深め合っている。
話し言葉の特徴[]
普段の一人称は「拙者」で、語尾に「でござる」をつけて話す。これは地球に来て忍野村で暮らしてから身に付いたものだが、小雪にも「このご時世そんな言葉使いなんかしないよ」と不思議がられていた。また、呼称には「殿」を使う。(ケロロは「隊長殿」。原作では最初冬樹・夏美のことを「氏(うじ)」と呼んでいたが最近「殿」になった)。なおゼロロ時代の一人称は「僕」であり、ケロロやギロロのことを「君」付けで呼んでいた。
しかし、トラウマスイッチが入った時や動揺したときは口調が元に戻る。この時は幼年期を思い出しているため一人称が「僕」になり、仲間を君付けで呼び語尾も「だよ」調になり声質も弱々しくなり、時々目が涙目状態になりながら口当ての中から鼻水を流す事がある。幼年期と、忘れられた時の口癖は「ひどいよ(ケロロ君)」。プライベート度が強い時にもこの傾向がある(声質は弱くならない)。例外として気が狂った時(幽霊少女に怨念をかけられた際など)に「でごじゃる」、「でごじゃりまする。」となることがごく稀にある。また、アニメでは「俺」と言ったこともある。ちなみにクシャミをする時には「ドロックショッ!!」とクシャミをする(アニメ第159話Bパート)。
小隊内の無線では自分のことを「ダート1」と言う(ダート=泥)。
周りからの呼ばれ方は、タママが「ドロロ先輩」「ドロロ兵長」(稀に呼び捨てをすることもある。最近では『ドロ舟先輩』、『ドロ縄先輩』などと呼ぶこともある)、モアが「ドロロさん」、秋が「ドロちゃん」で、それ以外の人はほとんど呼び捨て(同い年のケロロ・ギロロはともかく、ドロロより年下のクルルにも)にされている。だがたまにケロロからは「ドロロ君」と呼ばれる。因みにアニメ第64話Bパートでケロロのトラウマスイッチが入った時だけ「ゼロロ君」と呼んでいた。小隊の仲間からは階級で呼ばれることもある。またアニメ第41話Bパートで556に一度だけ「テレレ君」と言われたことがある。
アニメ第185話Bパートでは、クルルが作った発明品の効力によってタママと同じ言葉遣いになった。
その他のエピソード[]
- 楽器演奏にも長けており、獅子舞の囃し方を担当したこともあった。
- 水練にも長けているが、海やプールに行こうとするときは何故か様々なツール(水中ゴーグルやシュノーケル、浮き輪)を身につけていることが多い。
- 忍び刀を右手でも左手でも扱うことから、両利きと思われる(使用頻度は右手のほうが高い)。また声を演じているのが草尾毅(スラムダンク 桜木花道役)ということで、忍び刀を使うときに「左手は添えるだけ」と言ったことがある。
- 会議のときは椅子の上で正座をする。また、会議中に些細な揉め事で本気で泣いたこともある。
- 昔はピーマンとパンが嫌いだった。好き嫌いは多いらしい。給食のパンを家に持ち帰っている(アニメ第230話Bパート)。
- 怒ると目が据わり、結構怖い(原作第79話・アニメ第49話Aパート)。
- 原作では、環境保護の活動を広めるための武呂具(ブログ)を運営したことがある。このとき木でできたパソコンを使っていたが、クルルにより大量の広告バナーをブログに貼られたことでパソコンが重くなり、ブログが読めなくなっているためかなり性能が低いパソコンと思われる。広告バナーの量にもよるが、128MB以上のメインメモリーと300MHz以上のCPUを搭載していれば普通に動く。
- お笑いに関するセンスはさっぱりで、よく小雪のくだらないギャグに一人で大笑いしているシーンが登場する。また、アニメではごくまれにオヤジギャグを披露することがあるが、その際他の人はしらけていてドロロが一人だけでうけていることが多い(例:三瓶の有名なギャグなど)。
- ケロロ小隊で唯一ドロロだけが携帯電話(宇宙とも通信可能な物で、恐らくケロン星から持ってきたと思われる)を所有していない(アニメ第127話Aパートで明らかになった)。そのせいでトラウマになったことも。
- 趣味は生け花(アニメ第106話Bパートより)。
- 存在感の薄いキャラであるが、Yahoo! きっずのケロロ軍曹特集における人気投票ではケロロを抜き1位になっている。
- アニメ第156話Aパートでは忍としてロボット(「ドロロロボ」。ドロロ自身はからくり人形と呼んでいる)に乗るのは不本意だと言っている。だが実際に乗ると(厳密に言えばハンドルを握ると)、一人称が「拙者」から「俺」に変化するなどの性格が変貌してしまい、ケロロ達を唖然とさせる程のやる気満々の熱血漢になってしまう。又、直前までトラウマモードになっていても、ドロロロボに乗ると瞬時にトラウマモードから脱出できるようである(アニメ第202話より)。
- 冷し中華はゴマだれ味が好みである(アニメ第168話Aパートより)。
- アサシンではあるが、相手を死に至らしめるまではしない(せいぜい眠らせるだけ、重くても(?)相手を異次元に落とす位)。しかしアニメ第189話では、(低年齢向けに配慮されているとはいえ)明確な殺害行為を行った(後に説明不足だが相手が生きていたことがわかった)。
- お菓子は洋菓子よりも和菓子を好む(アニメ第192話Bパートより)。
- 好きな食べ物は納豆(アニメ第206話Bパートより)。これをけなされたときにはかなり熱くなっていた。
- 存在感が薄い故、暗闇の中では自身の影がかなり目立つようになり(アニメ第255話Aパートより)、空間が真っ白になった時は正反対に全く目立たなくなる(アニメ第255話Bパートより)。
- 基本はトラブルの解決役になることの多いドロロだが、306話などでは逆にトラブルの原因としてケロロ小隊を大ピンチに陥れることも多い。
- 「ケロロRPG」では、予約特典のクリアファイルに『テイルズ オブ ファンタジア』のクレス・アルベインと共演しているイラストが描かれている(これはドロロの声優・草尾毅がクレスの声を演じてたためである)。ゲームでは占い師から「寒いギャグを言ってる」と言われている(これもクレスと共通している)。またある条件を満たすと、ドロロがクレスの技を覚える。
過去にケロロにされたいじめなどの行為一覧[]
- イマイのプラモデル『ロボダッチ』シリーズの「タマゴロー」(アニメではジオン公国の紋章がついているオルゴール:現在ではプレミアが付いて入手困難である)を壊された(わざとではないらしい)(※1)(※2)
- ケロロが残した給食のピーマンを食べさせられた
- かくれんぼで自分のことを忘れられて帰られた
- 読んでいた推理小説の途中に犯人の名前を書かれた(※1)
- 飼っていたミドリガメを逃がされた(※1)(※3)
- お弁当の卵焼きを勝手に食べられた
- ケロロが残した給食のパンを机に入れられた(※3)
- バスで窓側の席とケロロの補助席を入れ替えられた(※3)
- 雨の日に置き傘を勝手に持っていかれた(※3)
- シーモンキッキにえさを与えられすぎて殺された(※3)
- 自分が大切にしていたおもちゃの光線銃にケロロの名前を書かれた(※1)(※4)
- 図書室でゼロロの名前で本を借りられて返されなかった(※1)
- 宇宙キクロプスの檻に自分のおやつを入れられた(※1)
- ゼロロの縦笛にからしを塗られた(※1)
- 修学旅行の枕投げでケロロが全員にゼロロを狙うように言った
- 風邪を引いたときにお見舞いに来てもらえなかった
- ドッジボールで盾にされた
- 集合写真を撮る日をケロロから教えてもらえなかったため欠席にされ、自分だけ端に小さな写真が載った
- 遠足の時におやつのバナナをケロロに勝手に食べられた(※1)
- 大切な記念切手を懸賞クイズのハガキに貼られた(※1)
- おもちゃを貸さなかった仕返しに、自宅の電話から地球への惑星長距離通話をかけっぱなしにされて巨額な損害を受けた(※5)
- 後にとっておいたショートケーキのイチゴを食べられた(※1)
- 軍人身体検査の身長の検査でケロロが自分の身長を高く見せるためゼロロの上に乗った(※6)
- 同じく軍人身体検査でケロロの手榴弾があやまって後方に飛んでしまい、その手榴弾がゼロロを直撃した(※2)(※6)
- 同じく軍人身体検査で、水泳の際にケロロがゼロロの上に乗って泳いだ(※6)
- 修学旅行でこっそりゲームを持ってきたが、ゲームを借りたケロロが夜中に音量を大きくしてプレイしていたために先生に見つかり、持ってきたゼロロだけ正座をさせられ、さらに翌日のイベントに参加できなかった
- ケロロに自分の机にゼロロの泣き顔と「なきむしゼロロ」と落書きされた(※7)
- まだ集合していなかったのに、自分だけ忘れられて遊園地に行かれた
- ヴァイパーが隠した宝を探しにドイナーカ星に行った時、食料である「タイプG」をおいてきたのを取りに行かされている途中で穴に落ち、ケロロとギロロが助けようとしたときに穴に宇宙ケルベロスがいることに気づきゼロロをおいて逃げた(※2)
- 蚊が止まっていたときに必要以上にビシバシと叩かれ、頬を腫らされた
- クリスマスパーティに誘われなかった
- 雨の日にケロロが傘を忘れたためゼロロの傘で相合傘をしていたらそのまま傘を持って帰られた
- 机の上に侮辱的な落書きをされた
- 四葉のクローバーをあげようとケロロの部屋に入ったところ、奇声をあげて・・・(略)(ケロロが効果的な侵略作戦をつくろうとした所を邪魔されたため。ドロロも悪い。)(※1)
- (※1)現在ケロロが罪悪感を持ったことがあるもの。ケロロのトラウマスイッチが入る原因ともなったものは太字の「(※1)」で示した。
- (※2)明らかにケロロの故意ではなく過失であると判断できるもの。ただし、ここでは「忘れていた」ことによるトラウマは過失でない扱いとした。
- (※3)アニメ第64話でドロロの記憶が改ざんされたことによって記憶から消されているが、改ざんを始める前に「ニョロロから逃げるときにケロロが自分を犠牲にした」という新たなトラウマが追加された。
- (※4)ゼロロ本人がその光線銃がケロロのものだと勘違いしているため、現在までのドロロのトラウマにはなっていないものの、結果的にケロロのトラウマとなっている。
- (※5)トラウマではないが、怪談話の時に愚痴として言った。
- (※6)軍人身体検査でケロロにされたこれらの行為によってゼロロは不合格となり、結局試験をやり直す羽目になってしまった(ケロロは合格した)。そのこともまたトラウマになっている。
- (※7)ケロロが犯人だとわかったのは小隊に入り地球に来てから(5th39話Aパート)
- 3代目EDによると柿に関するトラウマがあるらしい。またゼロロが別に大切な物に何かをしたとか給食当番でも何かされたらしいが、それぞれギロロやタママの声・ナレーションとかぶって聞き取れない。
- PS2の『ケロロ軍曹 メロメロバトルロイヤル』ではケロロとギロロが他にもおもちゃを借りパクしたり壊したりしたと言うことをケロロが告白し、ドロロがそれに対し復讐を行うというストーリーがある。
- ケロロがドロロに対してした行動の真の意図を知り、それでトラウマが増えることもある(アニメ116話Bパートなど)。
ドロロが持つ記録の一覧[]
- 宇宙一武闘会7場所連続(第一回 - 第七回)優勝
- 第八回アサシンマジック競技会技能賞
- 第九回アサシンマジック競技会殊勲賞
- 第十回アサシンマジック競技会敢闘賞(※1)
- 第十一回ケロン星ストリートファイト選手権新人賞
- 第十二回ケロン星ストリートファイト選手権理事長賞
- (※1)「第十回」のふりがなに「だいじゅっかい」と振られていたが誤りである。
ドロロ兵長の呼称一覧[]
一覧を見ても分かる通りほとんどのキャラが「ドロロ」と呼び、逆の場合は名前の最後に「殿」を付けることが多い。
名前 | ドロロを呼ぶ際の呼称 | ドロロに呼ばれる際の呼称 |
---|---|---|
ケロロ | ドロロ(兵長・君)・ドロ沼君・ゼロロ君(ケロロにトラウマスイッチが入ると) | 隊長殿・ケロロ君 |
ギロロ | ドロロ | ギロロ殿・ギロロ君 |
タママ | ドロロ先輩・ドロロ兵長・ドロ舟先輩・ドロ団子先輩・ドロ縄先輩 | タママ殿・タママ君 |
クルル | ドロロ(先輩・兵長) | クルル(殿) |
冬樹 | ドロロ | 冬樹殿・冬樹氏 |
夏美 | ドロロ | 夏美殿 |
秋 | ドロちゃん | 秋殿 |
秋奈 | ドロちゃん | 提督殿 |
小雪 | ドロロ | 小雪殿・小雪(※1) |
桃華 | ドロロさん・タマちゃんのお友達 | 桃華殿 |
ポール | ドロロ殿 | ポール殿 |
モア | ドロロさん | モア殿 |
ガルル | ゼロロ兵長 | ガルル殿・兄上殿 |
ゾルル | ゼロロ | (※2) |
プルル | ゼロロ君(幼年期)・ドロロ君(現在) | プルル殿・プルルちゃん |
ドロロの母 | ゼロロ | お母様・母上・ママ |
(※1)アニメ第91話Aパートで、「天使ノヨウナ悪魔ノ笑顔銃」でドロロが駄目人間となってしまったため。
(※2)ドロロはゾルルの名を忘れているため正しく呼ばれたことがない。
コスプレ・変身[]
- 暗殺兵・白兵戦鬼式(アサシンソルジャー・H-T-Hバトルモード)
- 原作第125話で登場。全身が黒っぽいアーマーに包まれている、ドロロの強化形態。頭部には角状の物がついている。手がゾルルの手とよく似た形になっている。黒目の部分も普段と違い目付きが鋭くなっている。イースター島でのギラギラした一つ目で触手が3本あるのが特徴的な細菌型不定形侵略生命体との戦いの時に変身した。『超劇場版ケロロ軍曹 誕生!究極ケロロ 奇跡の時空島であります!!』でもこの姿になっている。また、『ケロロRPG』でも必殺技使用時にこの形態になり敵撃破時は専用の台詞を喋る。
- 日向冬樹
- 原作第144話で登場。夜中眠れず、ケロロの新しい侵略兵器をそうと知らずに作るのを手伝い寝そびれ、睡眠不足に陥ってしまった冬樹を休ませるため、ドロロが変身した姿。冬樹と瓜二つで、ケロン人の頭身からどうやって地球人の頭身に変化したのかは不明。
- 生徒
- アニメ第63話Aパートで登場。ギロロ(ギロ山ギロ郎)・タママ(タマ川タマ夫)とともに生徒役を務めていたらしいが、見られるのは話の最後の写真の中のみ(実際に写真と同じシーンを見てもドロロはいない)。
- トラウマ
- アニメ第65話Aパートで七転署捜査一課の刑事の一人に扮したドロロ。
- 代用海ガメ(海ガメフウ)
- アニメ第87話Bパートで登場。ジュリー人が作り出した『不思議の国のアリス』を模したモアの世界に登場したときの姿。モアが無くしたガンプラ入りの紙袋を届けてくれる。
- ヤンキー風
- アニメ第91話Aパートで登場。「天使ノヨウナ悪魔ノ笑顔銃」の実験台になったドロロ。普段の生真面目さが逆転して駄目な人間になってしまった。小雪を呼び捨てでよぶ。この時、ケロロもまた銃によって生真面目男になっている。最後は肉体が拒絶反応を起こして元に戻った。
- ヒトデ
- アニメ第99話Bパートで登場。「ペコポン水族館」の中で魚にコスプレしていたときのドロロ。
- ドロッパー
- アニメ第99話Bパートで登場。「ケロッパーズ」としてのドロロ。
- 山田君
- アニメ第100話で登場。記憶喪失になったケロロ小隊が記憶を取り戻すため大喜利のメンバーに扮したときの名前。キャッチフレーズは、「手を挙げて、横断ほ……」(言っている途中でモアに打ち切られた)。
- 三河屋さん
- アニメ第100話で登場。モデルは『サザエさん』の登場人物。
- フツツ軍曹・ヨシシ軍曹・ワルル軍曹
- アニメ第117話で『ケロロ軍曹の怪傑ドーパミン』の企画「良い侵略者・悪い侵略者・普通の侵略者」で登場。それぞれギロロ風、タママ風、ケロロ風の口調である。
- ドロ助
- アニメ第120話Aパートで登場。「土井中海岸男子水着コンテスト」に参加したときのドロロ。イケメン系スタイルのペコポン人スーツを着用。
- 狂気のラスボス
- アニメ第126話の終盤で夏美の活躍によってサブローから引き離されたゲームのバグが、新たな宿主としてドロロを選んだ結果誕生したゲームのラストボス。トラウマに支配されみんなに襲い掛かるが、子猫がたまたまゲーム本体のリセットボタンを押したおかげで現実世界に戻り事なきを得た(ただしドロロのトラウマスイッチは入ったまま)。コンセプト的には小説版に登場した「Q極騎士ドロロ&40」と似たような物。
- ミイラ男
- アニメ第133話でハロウィンパーティーに参加するため、包帯を全身に巻いたミイラスタイルで登場したドロロ。この話の元となった原作98話ではドラキュラスタイルになっている(アニメではドラキュラに扮していたのはケロロ)。
- 林家三平
- アニメ第135話Aパートで753さんを和ませる為に全員でネタをやった時に最後に登場。
- 農家のおじさん
- アニメ第135話Bパートでケロロの夢に登場したドロロ。一生懸命に稲(米)を育てて守ったので、稲に変身したケロロに感謝されている。
- 似非外国人
- アニメ第163話Aパートで、『怪傑ドーパミン』の企画として登場したドロロ。『フツツ軍曹・ヨシシ軍曹・ワルル軍曹』を外国向けにアレンジしたものらしいが、当の外国人(Mr.ビッグブリッジ)には全く受けず、逆に怒らせてしまった。
- 限定男
- アニメ第168話Aパートで、クルル開発の「開運!なんでも限定ガン」で撃たれて限定価値が付与されたドロロ。普段よりも体色が濃くなり、《あの頃》のケロロと同様ツヤが出ている。
- ペコポン人スーツ「ロミ・ヤマダ」仕様(仮称)
- アニメ第172話で登場。「乙(ゼータ)ダンガル」のパイロットのコスプレ。
- ドロ沼
- アニメ第177話Bパートに登場。侵略作戦シミュレーション「ペコポン一のガンプラ男」内でのドロロ。ガンプラ会社の新入社員・毛路論(ケロロ)の先輩役として登場。ドロ沼はドロロがペコポン人になる時の苗字として定着しているようで、小雪にも「お友達のドロ沼君です」と紹介されたりしている。
- 刺客のドロロ
- アニメ第182話Aパートで、ケロロが見ていた夢の中に登場したドロロ。忍者服を着ている。小雪と共に、ケロロ・ギロロが運んでいたお金を奪おうとしていた。(実際はお金ではなく岩が入っていた。)
- ドロロ子
- アニメ第199話Aパートで登場。クルルが月島クルル子としての活動を突然やめたため、コンサートに代わりに出演したドロロ。
- 青い妖精さん
- アニメ第278話Bパートに登場。声が若干高い。
- ウラミドロ郎
- アニメ306話Bパートに登場。宇宙生物に取りつかれて恨みを増幅された姿。頭布が毛髪のように変化し、吸血鬼ドラキュラのような衣装を纏っている(元ネタは『魔太郎がくる!!』の主人公である浦見魔太郎)。仲間の些細な言動に反応してこの姿になり、その相手に襲いかかっていた。ラストにはドロ郎に襲われたタママ・ギロロ・クルル・モアも同様の姿になっていた(このときドロロは怯えて「いっぺん死んでみる~!?」と言っていた)。
- 水羊羹ドロロ
- アニメ310話Aパートに登場。タママが考案した「ペコポンお菓子化作戦」でクルルが開発したおかしくって涙が出そうシステムの影響で何故か水羊羹(しかも缶詰に入っている)と化したドロロ。突くとプルンプルン揺れる。いつ水羊羹化したのか不明で、ケロロに「羊羹かよ!!」と突っ込まれた。
- プリンセス=ドロロ
- 『超劇場版ケロロ軍曹2 深海のプリンセスであります!』においてケロロが開催したプリンセスコンテストでプリンセスの衣装を身に着けたドロロ。「西洋のお姫様」というコンセプトの衣装である。プリンセスコンテストでのドロロの出番はないのになぜか出る気で身に着けていた。メールの城から脱出する際、ドレスをパラシュート代わりにしていた。
- ドロロドラゴン
- 『超劇場版ケロロ軍曹 撃侵ドラゴンウォリアーズであります!』において竜の書の力を受けドラゴンの姿となったドロロ。口に布を巻き手には刀を持っておりこの刀を使った斬撃を使い攻撃をする。
- Q極騎士ドロロ&40
- 小説版で吸血寄生生物フォーティに寄生され変身した姿。かぶっている頭巾の姿が変化し通常のドロロの40倍のパワーを誇る。「NG騎士ラムネ&40」のラムネス、「ドラゴンボール」のトランクス等、ドロロ役の草尾毅が今まで演じていたキャラクターのセリフや技が出てくる。ケロロ小隊を全滅まで追いつめたが、ケロロが偶然持っていたドロロのカードを見て正気に戻った。
- 頭領ドロロ
- 武者ケロに登場。アニメでは、影が濃くなっていたが、漫画版では通常と同様、皆から忘れ去られていた。「ケロロRPG」でもドロロのコスチュームとして登場。
- 空賊王ドロロ
- ケロロパイレーツに登場。飛行機のパイロットの格好をしている。「ケロロRPG」でもドロロのコスチュームとして登場。
- 暗殺者ドロロ
- ケロロクエスト(第2弾)に登場。「ケロロRPG」でもドロロのコスチュームとして登場。
注釈[]
- ↑ 大概の場合結果が出るが、アリサ=サザンクロスは鑑定不能(鑑定結果は「不明瞭」)であった。
- ↑ 影の部分にまっくろと注釈が入ることがある。
関連項目[]
テンプレート:ケロロ軍曹 ko:도로로 th:โดโรโระ zh:Dororo