ゲーム情報ウィキ
Advertisement
+ class="" style="font-weight: bold; font-size: 120%; "ファイナルファンタジーVI
FINAL FANTASY VIcolspan="2" style="width: auto; text-align: center; "{{{image}}}-
colspan="2" style="background: #f2f2f2; ">

{{{header1}}}-

colspan="2" style="background: #f2f2f2; ">

{{{header2}}}-

colspan="2" style="background: #f2f2f2; "

{{{header3}}}-

colspan="2" style="background: #f2f2f2; "

{{{header4}}}-

colspan="2" style="background: #f2f2f2; "

{{{header5}}}-

colspan="2" style="background: #f2f2f2; "

{{{header6}}}-

colspan="2" style="background: #f2f2f2; "

{{{header7}}}-

colspan="2" style="background: #f2f2f2; "

{{{header8}}}-

colspan="2" style="background: #f2f2f2; "

{{{header9}}}-

colspan="2" style="background: #f2f2f2; ">

{{{header10}}}-

colspan="2" style="background: #f2f2f2; "

{{{header11}}}-

colspan="2" style="background: #f2f2f2; "

{{{header12}}}-

colspan="2" style="background: #f2f2f2; "

{{{header13}}}-

colspan="2" style="background: #f2f2f2; "

{{{header14}}}-

colspan="2" style="background: #f2f2f2; "

{{{header15}}}-

colspan="2" style="background: #f2f2f2; "

{{{header16}}}-

colspan="2" style="background: #f2f2f2; "

{{{header17}}}-

colspan="2" style="background: #f2f2f2; "

{{{header18}}}-

colspan="2" style="background: #f2f2f2; "

{{{header19}}}-

colspan="2" style="background: #f2f2f2; "

{{{header20}}}-

colspan="2" style="background: #f2f2f2; "

{{{header21}}}-

colspan="2" style="background: #f2f2f2; "

{{{header22}}}-

colspan="2" style="background: #f2f2f2; ">

{{{header23}}}-

colspan="2" style="background: #f2f2f2; "

{{{header24}}}-

colspan="2" style="background: #f2f2f2; "

{{{header25}}}-

colspan="2" style="background: #f2f2f2; "

{{{header26}}}-

colspan="2" style="background: #f2f2f2; "

{{{header27}}}-

colspan="2" style="background: #f2f2f2; "

{{{header28}}}-

colspan="2" style="background: #f2f2f2; "

{{{header29}}}-

colspan="2" style="background: #f2f2f2; "

{{{header30}}}-

colspan="2" style="background: #f2f2f2; "

{{{header31}}}-

colspan="2" style="background: #f2f2f2; "

{{{header32}}}-

colspan="2" style="background: #f2f2f2; "

{{{header33}}}-

colspan="2" style="background: #f2f2f2; "

{{{header34}}}-

colspan="2" style="background: #f2f2f2; "

{{{header35}}}-

colspan="2" style="background: #f2f2f2; "

{{{header36}}}-

colspan="2" style="background: #f2f2f2; "

{{{header37}}}-

colspan="2" style="background: #f2f2f2; "

{{{header38}}}-

colspan="2" style="background: #f2f2f2; "

{{{header39}}}-

colspan="2" style="background: #f2f2f2; "

{{{header40}}}-


ファイナルファンタジーVI』(ファイナルファンタジーシックス、FINAL FANTASY VI)はスクウェア(現スクウェア・エニックス)製作・発売の日本RPG作品。ファイナルファンタジーシリーズの本編第6作目に当たる。略称はFF6(えふえふしっくす)。

概要[]

日本国内で1994年4月2日スーパーファミコン(以下SFC)向けのソフトとして発売された。リメイク版として、1999年3月11日にはプレイステーション版が2種類(コンビニエンスストア向けの単品と、それ以外のルート向けに『IV』及び『V』とセットにした『ファイナルファンタジーコレクション』)が発売されている。また、ゲームボーイアドバンス(GBA)版『ファイナルファンタジーVI アドバンス』が2006年11月30日に発売されており、GBA用ソフトとしては最後のリリースタイトルとなっている。

SFC用にリリースされたファイナルファンタジーシリーズとしては最後のタイトル。24メガビット(約3メガバイト)と当時としては大容量であるためか、グラフィック・音楽などの評価は高い。{要出典}

また、過去のシリーズでは戦闘手段のひとつでしかなかった「魔法」の概念をストーリーの中心に持ち込んでいる。この手法は後のファイナルファンタジーシリーズにも引き継がれている。

制作スタッフ[]

  • プロデューサー・原案: 坂口博信
  • ディレクター・シナリオ: 北瀬佳範
  • ディレクター・ゲームデザイン: 伊藤裕之
  • メインプログラマー: 成田賢吉井清史
  • グラフィックディレクター・グラフィックチーフ: 高橋哲哉
  • グラフィックディレクター・オブジェグラフィック: 渋谷員子
  • グラフィックディレクター・BGグラフィック: 皆葉英夫
  • グラフィックディレクター・キャラクターデザイン: 野村哲也
  • キャラクターデザイン・イメージデザイン・タイトルロゴデザイン: 天野喜孝
  • 音楽: 植松伸夫

テンプレート:ネタバレ

システム[]

システムの変化[]

フィールド、メニュー、戦闘などの基本的形式は従来のファイナルファンタジーシリーズを引き継いでおり、グラフィック自体の向上以外、大幅な変更は見られないが、以下の様な変化がある。

メッセージウィンドウとメニューの画面の変化
メッセージウインドウのビットマップフォントは改良され一気に見やすくなった。メニュー画面のキャラクターアイコンは天野喜孝のイラストをドット化したものになり、パーティー全員の装備品の一覧表示もできる様になった。
魔石システム
本作では魔法関連の世界観が大きく変わり、システムもそれに対応した物となっている。魔法は一部のキャラのみ初期状態で使えるが、基本的にはストーリー中で手に入れた魔石を装備して戦闘を繰り返すことにより習得する。また、魔石を装備することで各キャラは戦闘中に1度だけ幻獣を召喚可能となる。
アクティブタイムバトルの変化と新たな戦闘形式
前々作からあるアクティブタイムバトルシステム(ATB)も健在。そして今作からゲージが満タンコマンド待ちの状態で、他のキャラにコマンドの順番を渡すことが出来るようになった。また今作では、「サイドアタック」や「挟み撃ち」と呼ばれる、一方の側が他方を包囲する形で戦闘に突入する状況が追加されている。「サイドアタック」は敵が、「挟み撃ち」は味方がそれぞれ包囲される側である。挟まれた側は背を向けた状態で通常攻撃を受けるとダメージが倍になる、挟む側は魔法などを全体にかけた場合の効果が片側のみに限られるなどの特徴がある(ただし、全体に波及するものもある)。このシステムは次作『ファイナルファンタジーVII』にも引き継がれている。ただし、先制攻撃・サイドアタック時は隊列の後ろからターンが廻る(ゲージは全員満タン)、敵側の前後衛の設定がないなどは前後の作品では本作のみの仕様である。
瀕死必殺技
本作ではキャラクターが「ひんし(瀕死)」状態(HPが少なくなり、キャラがしゃがんでいる状態。同じくしゃがんでいる時でも、ステータス異常でHPが多い場合は全く関係ない)の場合、「たたかう」コマンドを選択すると1/16の確率で「超必殺技」が発動する。これらの技は相手の防御・魔法防御力を無視する攻撃のため起死回生も狙える。ただし、ストラゴスとリルムのみダメージ技ではなく即死攻撃となっている。また、「たたかう」コマンドの無いガウと、常にバーサク状態のウーマロには無い。後の作品であるVIIの「リミット技」の前身とも言える。
武器防具とアクセサリの装備の分化
装備品に関しては、通常の装備とは別枠でアクセサリが最大2個まで装備可能となり、これにより様々なアビリティを付加できる。一部のコマンドをアクセサリによって変更するというシステムも追加されている。
ゲームオーバー時の仕様変化
従来のシリーズでは戦闘中に全滅すると、基本的にその場でゲームオーバーとなりタイトル画面に戻されるが、本作では最後にセーブした場所(正確にはセーブ画面を開いた場所)に戻される仕様になっている。その際にストーリー進行・アイテム・所持金などはセーブ時点のものに戻されるが、経験値とそれに伴うレベルだけは全滅した時点のままになる。
状態異常の変化
従来の状態異常から「蛙」「小人」が無くなり、代わりに本作独自の「カッパー」が追加された。魔法は「カッパー」以外使えず、能力も低下するというものだが、この状態で真価を発揮する武器防具がある。その他、行動できなくなるが炎属性魔法で回復する「凍結」、物理攻撃を100%回避する「透明」が追加。また、「スリップ」のHPの減り方が「毒」の場合のそれと変わらなくなった。
なお、「透明」状態は物理攻撃を100%回避する代わりに、魔法攻撃が100%命中してしまうという弱点がある。その為、この弱点を逆手に取って、対象を「透明」化する魔法「バニシュ」等を使い、敵を透明にしてから他の魔法をかけるというコンボ的な使い方も可能となっていた。成功率の低い魔法でも100%命中させる事が出来るため、「デス」や「デジョン」などの即死魔法も成功するのである。バニシュで透明にならないモンスターや、デスをかけると復活するとモンスター等の一部を除けば、たとえ相手がボスモンスターであっても一撃で倒す事が出来てしまうという、ゲーム上の不具合とは異なる仕様であったが、多用しすぎると難易度の低下を招いてしまう。GBA版では本来の耐性が反映され、即死耐性のある敵に対してはバニシュ後も即死攻撃が通常通り効かなくなった。

北米版の特徴[]

北米では1994年10月11日に、Super Nintendo Entertainment System(以下SNES)向けのソフト『Final Fantasy III』として発売された。NES版『Final Fantasy』(日本での『ファイナルファンタジー』)、SNES版『Final Fantasy II』(日本での『ファイナルファンタジーIV』)に続く作品になっている。SNES版『II』とは異なり、キャラクターの特殊能力は日本版そのままという形で移植され、一部の魔法・アイテムとキャラクター名、大多数のモンスターの名前が、アルファベット表記をした時の長さの制限のため変更されている。その他の変更点を以下に示す。

  • 攻撃魔法「ホーリー」の名前が宗教的な配慮から「Pearl(真珠を意味する)」に変更されている。以前のシリーズではホーリーは白魔法に分類されており、主にアンデッド系に利き易い神聖な力での攻撃であったが、改名によりわかりづらくなってしまい、プレイヤーを混乱させたと言われている。見方によっては、この件は魔法系統をそれまでの白魔法・黒魔法という形ではなく回復・攻撃・補助という系統分けをし、攻撃魔法を全て黒で表示したことによる弊害と見ることもできる。
  • 登場するアイテムは256種類。日本のSFC版にはアイテム欄の最後の欄においたアイテムを誰でも装備できてしまうという現象(#バグを参照)があったが、北米版では修正された。
  • SNES初期版では、リルムのスケッチに失敗すると不正なポインタ参照を行ってしまいデータが消えてしまうなどの重大なダメージが発生する不具合がある。後のバージョンやプレイステーション版では修正されている。なお、モザイク効果における不具合はSNES版では修正されているが、北米のプレイステーション版では残っている。
  • シャドウをキングベヒーモスから救出後の台詞で、新台詞が挿入される。
  • 酒場の看板が描き換えられていたり、女性の容姿をした敵キャラの露出が抑えられているなどの、北米での任天堂の規制に合わせた変更点がある。

プレイステーション版の特徴[]

1999年3月プレイステーションで発売された『ファイナルファンタジーVI』(単品)、及び『ファイナルファンタジーコレクション』のDISC3は、スーパーファミコンで発売されたものとほとんど同じ内容となっている。

ただし、以下のような変更点がある。

  • オープニング、エンディングにCGムービーが追加。
  • ゲームのデータ、設定資料などを鑑賞する「おまけ」モードが追加された。ゲームクリアを記録したシステムファイルがあれば、見られるデータが増える(一部、『FFV』の設定資料もある)。
  • マップ内では「×」ボタン+十字キーでダッシュ(2倍速での移動)が出来る。即ちゲーム開始時からダッシュが使える。ダッシューズ装備時は、十字キーのみで2倍、「×」+十字キーで4倍になる。
  • CD-ROMによる読み込みのため、マップの切り替え処理がSFC版よりも遅い。
  • エンカウント時、戦闘終了時のモザイク演出が変更されている。
  • 戦闘中などに派手な演出が発生した際、コンピューターの処理により演出がスローモーションになる。
  • 音源がSFC版と違うため、音楽や効果音などの音質がSFC版から若干変わっている。また、エンディングの曲と画面がずれており(同期が取れておらず曲が画面に比べてだんだん遅れていく)、BGMが鳴り終わらずにエンディング用のCGアニメーションが再生されてしまう。
  • 多くの細かな怪現象や不具合が修正されている。ただし、SFC版から引き続き残されているものもある。
  • 「メモファイル」機能により、移動中であればいつでもデータを保存・再開することができるようになった。ただし一時的な保存なので電源を切ると消滅する。

ゲームボーイアドバンス版の特徴[]

『ファイナルファンタジーVI アドバンス』は2006年11月30日に発売された。キャッチコピーは、「近づく、予感。」(TGSPV)、「純度を超えた透明感」(TVCM)。ダンジョン追加や細かな仕様変更等がなされた。

  • 会話時のウィンドウに顔グラフィックが表示された。全プレイヤーキャラクターのほか、ティナ(トランス)・シド・ケフカ・ガストラなどの顔グラフィックが追加。
  • 追加魔石として「リヴァイアサン」「サボテンダー」「ギルガメッシュ」「ディアボロス」の4つが追加。また、これらの魔石で習得できる新たな魔法も3つ追加。
  • 各キャラクター専用の最強武器が追加された。ただし、武器を装備できないガウは兜、装備を変更できないウーマロはアクセサリーとなっている。それぞれのキャラクター専用装備として計14個追加。
  • 「おまけ」として、モンスター図鑑とサウンドテストモードが追加(後者は、本編クリア済みデータのある状態時に追加)。モンスター図鑑はPS版にもあったが、アドバンス版では大きく異なっている。また、ミュージックプレイヤーの曲目は英語版のものとなっている。
  • エクストラダンジョン「竜の巣」「魂のほこら」が追加。「竜の巣」は本編で伝説の8匹の竜を倒さなければ内部に入れない。内部では3つのパーティに分けて最強の竜が眠る最深部を目指す。「魂のほこら」は本編及びエクストラダンジョンをクリアする必要がある。
    • これに関連し、本編クリア後にセーブが可能となっている。クリア済みのデータには星マークが付き、ロードするとファルコン号の甲板からセッツアー1人の状態で再開となる。なお、ロード後のデータでは、ラストバトル中に獲得・消費したアイテムなどのデータも反映される。
  • 一部の宝箱の中身(「封魔壁への洞窟」の2つと「ジドールの町」の4つ)が変更。オリジナル版と比較し、得られるギルは減額、得られるアイテムは効果が弱めとなった。
  • 「獣ヶ原」に出現する敵パーティのパターンが増加。これによりオリジナル版では習得できなかった「あばれる」のデスペナルティーを覚えられるようになった。ただしエクストラダンジョン「竜の巣」の追加モンスターは出現せず、習得もできない。
  • ゲームボーイアドバンスではX(△)、Y(□)に相当するボタンが無いため、マッシュの「ひっさつわざ」のコマンドが一部、SFC版やPS版と大きく異なっている。また、戦闘中のターンパスについても、送りボタンが1つしかないため、順送りしか出来ない。
  • 音源がSFC版やPS版と違うため、音楽や効果音などの音質がさらに変更されている。また、一部の楽曲はオリジナルのものから変更されているものもある(「決戦」「仲間を求めて」など)。また、本来組曲で旧盤では戦闘が先に進んでも曲は規定の箇所まで演奏されないと進まないものであった「妖星乱舞」(ラストバトル時の楽曲)は、各階層をクリアした時点で曲が変更される仕様となった。
  • 「バニシュ」影響下でも本来の耐性が考慮されるようになった。本来「デス」「デジョン」が効かないモンスターには透明状態でも無効となり、これにより「眠れる獅子」というザコモンスターが非常に倒し難くなっている。戦闘に勝利する(=魔法修得値を得る)だけなら後述の煙玉を使う方法を行えば可能だが、モンスター図鑑に登録するのは困難。なお、「魂のほこら」で戦うことも出来る。
  • サウスフィガロでのセリスが加入するイベントから、セリスが帝国兵に殴られるシーンと鎖に繋がれるシーンがカットされ、それに伴い、救出時の選択肢の文面も変更。
  • 飛空艇の飛行スピードが若干遅くなっている。
  • 魔力や素早さなどのステータスが極端に高くなると、オーバーフローを起こして弱体化する現象が修正。
  • ドレイン・アスピル系の技や魔法が調整された。
  • 物理回避率の数値が機能せず、魔法回避率が物理攻撃・魔法攻撃両方に影響していた現象が修正され、物理回避率の効果がきちんと現れるようになった。
  • 勲章など、一部のアイテムの装備可能キャラクターが変更となった。
  • 通称「コンフュ+煙玉」と呼ばれる、混乱を利用し敵に煙玉を使って強制退却させる裏技は変更されなかった。ただし逃走扱いのため、その戦闘時のモンスターは「モンスター図鑑」には登録されない。
  • ガウを着替えさせるイベントは、SFC版ではパーティーに入れているキャラクターの分の台詞しか見ることができなかったが、GBA版ではパーティーに関係なく仲間にしている全員の分を見られるようになった。

世界設定[]

魔法と機械が織りなす文明[]

本作は、前作までで登場した世界観と比較すると、近代的な機械文明の影響が大きい。例を挙げると、炭鉱都市ナルシェを暖める蒸気機関、独自の機械技術が防衛システムに取り込まれているフィガロ城、蒸気機関車らしき車両が走駆するドマ鉄道などである。

それら機械文明と一線を画すのが、魔法と機械を融合させた現代的な文明を創り出しているガストラ帝国である。魔法の力、すなわち「魔導」を魔導アーマーといった軍事兵器や、魔導の力を有する兵士の育成に活用しており、魔導の力で増強された軍事力を侵略活動に向けている。しかし、VIの世界では、この魔法というものは既に滅びた過去の遺物なのである。作品内の時間軸では、プレイヤーがプレイを始める時の1000年前に滅びたとされている。この点でも、以前の5作とは大きく異なる。ガストラ帝国は、魔法の祖である「幻獣」が住む「幻獣界」に侵入し、そこから攫って来た「幻獣」らを研究することによって「魔導」の力を得ることになる。

魔法の存在が、機械文明に対して大きく影響を与えている、これがファイナルファンタジーVIの背景となる世界観である。

国家[]

南の大陸

  • ガストラ帝国 (Gastra Empire) - 首都は要塞都市ベクタ (Vector)。元首はガストラ皇帝。強大な軍事力を誇る帝政国家であり、失われた魔導の力を用いて世界征服を推し進めている。世界警察として発展してきた歴史を持つが、現皇帝のガストラが即位してからは急速に軍国主義化した。南の大陸の3国家を征服・併合し、大陸全域(幻獣界を除く)をその領土とする。
    • アルブルグ国 (Albrook) - 現在は帝国に占領されている。世界最大規模の貿易港を擁する。
    • マランダ国 (Maranda) - 現在は帝国に占領されている。かつては世界一の美しさを誇っていた。王族は帝国により皆殺しに。
    • ツェン国 (Tzen) - 現在は帝国に占領されている。世界で最も小さな国だが交易が盛ん。

北の大陸

  • フィガロ王国 (Figaro Kingdom) - 元首はエドガー王。北の大陸の西半分を領土とする。国土の大部分は砂漠だが、高度な機械文明が発達している。帝国の同盟国だが、裏では反帝国組織リターナーに協力している。
    • サウスフィガロ (South Figaro) - 貿易港の発達した城下町。商人による自治が行なわれている。
    • コーリンゲン (Kohlingen) - 特に目立った産業も無い小さな村。北の大陸の北西に位置する。
    • リターナー本部 (Returner Base) - ガストラ帝国の侵攻に対して抵抗活動を行なっている反帝国組織の本部。コルツ山の北に位置し、フィガロ王国とは協力関係にある。
  • ドマ王国 (Doma Kingdom) - 王が元首を務める。北の大陸の東半分を領土とし、気候は温暖で湿潤。「サムライ」という独自の兵士を持ち、世界で唯一、表立って帝国に反抗している国家。最古の国であるとも言われており、魔大戦の記録の多くを所有する。かつては蒸気機関を利用したドマ鉄道が領土内の隅々まで行き渡っていたが、現在は戦火に巻き込まれ残っていないとされる。
  • ジドール国 (State of Jidoor) - 厳しい身分制度が敷かれている国家。北の大陸の南西にある半島地域を領土とし、フィガロ王国と国境を接する。貴族議会によって統治されており、特定の元首は存在しない。オペラ劇場や競売所など、富む者による貴族社会が広がっている。貧しい者は街を追われ、北方にゾゾの貧民街を形成した。
    • ゾゾ (Zozo) - ならず者が暮らす街。ジドール国領土内に位置するが貴族議会の支配は及んでおらず、非常に治安が悪い。常に天候が悪く、街はいつも薄暗い。住人はただ1人を除き、皆嘘つきである。ゾゾ山に面している。
  • 炭鉱都市ナルシェ (City-state of Narche) - 炭坑によって栄えている都市国家。統治者は長老と呼ばれている。フィガロ王国の領土内に位置する。市外は山肌に築かれ常に雪に覆われている。諸国間の争いには中立を貫いており、独自の防衛手段を持っている。この物語のキーワードである氷漬けの幻獣が発見された場所である。
  • 自由都市ニケアーム (City-state of Nikeahm) - 海上貿易が発達した都市国家。商人の寄り合いによって統治されている。フィガロ王国とドマ王国の国境付近に位置する。本編中では港町ニケア (Nikeah) と呼ばれている。北の大陸で最も大きな川の河口の三角州に位置し、周りを険しい山々に囲まれていることから、陸の孤島として知られている。大陸本土とは橋で繋がっているが、陸路の便が悪いため海上交通が一般的である。
  • 辺境地域 - 国家に属さない広大な地域。世界中のモンスターが集まる獣ヶ原の他、モブリズの村 (Mobliz Village) やサマサの村 (Thamasa Village) なども含まれる。大部分は北の大陸と離島群に存在するが、南の大陸の東に位置する島(幻獣界)は帝国の支配が及んでいないため、ここに含まれる。

魔法と召喚獣の関係[]

『ファイナルファンタジーVI』における魔法の力「魔導」は、幻獣(召喚獣)が産み出したものである。

1000年前に発生した「魔大戦 (War of the Magi)」を境に、それまで共存していた人間と幻獣が袂を分かった。人間はその後の1000年間で機械による文明を発展させてきた、幻獣は人間の前から姿を消し、幻獣界という独自の空間でひっそりと生活している。だが時を経て人間界と幻獣界を隔てる障壁が無くなった時、ガストラ帝国の侵攻を受ける。捕らえられた多くの幻獣から魔導の力が抽出され、軍事兵器の生成に活用された。

ガストラ帝国は当初は気付かなかったが、幻獣はその命が尽きるときに自らの持つ魔導の力を「魔石」としてこの世に残す。この魔石を装備し、経験を積むことで、人間も魔法が使えるようになるのである。

なお、本作に登場するモンスターや人間も、魔法あるいは独特なアビリティを使えるものが数多く存在する。人間と幻獣が共存していた頃に取得した魔導の力が、時を経ても血統的に引き継がれているといえる。

ファンタジー的な要素[]

『ファイナルファンタジーVI』に多くのRPGの特徴ともいえるファンタジー的な世界観が無いわけではなく、世界観の中心となっている機械文明も、創生期として描かれている。キャラクターの持つ武器(剣、槍、杖など)や防具(鎧、盾、兜など)、得体の知れないモンスターなど、ファンタジーの要素はゲーム内に姿を表している。 機械といっても、現代社会のようないわゆるエレクトロニクス(魔導アーマーのみ例外)ではなく、 蒸気機関や火薬、石炭で動く産業革命時のような原始的な機械である。

魔大戦[]

遥か昔に女神、鬼神、魔神の3人の神、三闘神が天から現れて永きに渡って互いに争った戦争。三闘神は地上の生き物を幻獣に変えて従え、幻獣の力で魔法を使えるようになった人間は魔導士になって、神同士による三つ巴の戦いが繰り広げられた。戦いは世界を破壊し尽くし、過ちに気付いた三闘神は、強大な力を持つ怪物などを封じ、幻獣に自分達の復活がないようにすることを命じると、魔力が抑えられる封魔壁の奥で、石化後も神の力が世界の破壊を引き起こさないように互いに視線を向けて力を中和し合いながら、自らを石化することで戦いを終わらせた。幻獣は石化した三闘神を見守ると共に、魔導の力で悲劇が起きることもないよう、封魔壁の奥を幻獣界として移り住んだ。魔大戦が終わった後、普通の人々は魔大戦の悲惨さから魔導士を恐れ、不当な裁判にかけて魔導士狩りを行った為、逃げ出して隠れ住んだ僅かな者の子孫を除いて、魔法を使える人間は残っていない。

登場キャラクター[]

プレイヤーキャラクター[]

本作は特定の主人公を擁しない、いわゆる群像劇とも言え、公式には全てのメインプレイヤーキャラクター(12名、もしくはウーマロとゴゴも加えた14名)が主人公[1]である。但し、物語の進め方によっては、最後まで登場しないキャラクターもいる。また、物語前半はパーティの入れ替わりが多く、本当の意味で全員そろうのは、物語の終盤になってからである。

しかしながら、『FFXIII』の主人公ライトニングに関して、ゲーム雑誌等[2]で「『FFVI』のティナ、『FFX-2』のユウナに次ぐ、3人目の女性主人公」との紹介もなされていたため、ティナが主人公たちの代表とする見方もある。

ティナ・ブランフォード (Tina Branford)
魔導戦士 (Magic Fighter) 年齢:18歳 身長:160cm 体重:48kg 誕生日:10月18日 血液型:不明
好きなもの:動物 嫌いなもの:人がいっぱいいる場所 趣味:モーグリをふかふかすること 宝物:砕けた魔石のかけら
必殺技:ライオットソード
神秘的な雰囲気を帯びる少女。赤子の頃にガストラ皇帝に拾われ、帝国に操られていた魔導戦士であったが、ナルシェでの氷漬けの幻獣との出会いが彼女の運命を変えていく。
ゲーム開始直後はオリジナルコマンドを持っていないが、後に彼女が持つ潜在能力を解放することで戦闘能力を上げる「トランス」を使用することが可能となる。
北米版では名前が「Terra(テラ)」に変更されている。
テンプレート:SpoilerHその正体は、幻獣・マディンと人間のマドリーヌの間に生まれたハーフ。それ故、魔石を手に入れる前から独自で魔法の使用が可能であり、レベルアップで魔法を覚える。「トランス」は彼女の幻獣の力を解放する事である。

テンプレート:SpoilerF

ロック・コール (Lock Cole)
冒険家 (Treasure Hunter) 年齢:25歳 身長:175cm 体重:67kg 誕生日:11月24日 血液型:O型
好きなもの:地図 嫌いなもの:キノコ 趣味:野原で昼寝 宝物:バンダナ
必殺技:ミラージュダイブ
反帝国組織「リターナー」に属する自称トレジャーハンター。職業柄、隠密のような役割を担う事が多い。一見軽い男のようだが、愛する人を失った過去に対する強い後悔の念から“女性を守る”という強い意識を持つ。その過去を清算するためにある秘宝を探している。飛空艇は平気なようだが海上船には弱いらしく、一度船に乗ったときは嘔吐するほど酔っていた。
オリジナルコマンドで敵からアイテムを「ぬすむ」ことができるのだが、ロック本人は「泥棒」と呼ばれることを嫌う。また、とあるアクセサリーを装備する事で盗むと同時に攻撃を行う「ぶんどる」も可能になる。
北米版では名前の綴りが「Locke」に変更されている。
エドガー・ロニ・フィガロ (Edgar Roni Figaro)
マシーナリー (Machinery) 年齢:27歳 身長:183cm 体重:77kg 誕生日:8月16日 血液型:O型
好きなもの:女性 嫌いなもの:説教 趣味:変な武器開発、寝室の模様替え 宝物:表裏一体のコイン
必殺技:ロイヤルショック
フィガロ王国国王。ガストラ帝国と同盟を結んでいるが、裏では帝国への反抗組織を支援している。女性を見ると老若関係なく口説かずにいられない軟派な性格である(ただしリルムに対しては『さすがに犯罪か』と踏みとどまっている)。双子の弟にマッシュがいる。王位継承の際に兄弟どちらが王の座を引き継ぐかを話し合い、コイントスで決めることにした。しかし、マッシュが自由を渇望していたのを知っていたエドガーは、マッシュに内緒で両面とも表である特殊なコインを使い、わざと負けた。その結果、兄であるエドガーが王の座に着くことになった。
オリジナルコマンド「きかい(機械)」は、専用の機械アイテムを使って攻撃する。
PSゲーム『ゼノギアス』の登場キャラクター「ロニ・ファティマ」のモデルでもある。
マッシュ・レネ・フィガロ (Mash Rene Figaro)
モンク (Monk) 年齢:27歳 身長:190cm 体重:106kg 誕生日:8月16日 血液型:O型
好きなもの:クルミ 嫌いなもの:ナッツイーター 趣味:修行 宝物:表裏一体のコイン
必殺技:タイガーブレイク
エドガーの双子の弟。本名はマシアス。自由を求めて城を飛び出した後、格闘家ダンカンのもとで修行を積みモンクとなる。師ダンカンが人生の師でもあったためか、ダンカンに似て豪快な性格。
オリジナルコマンド「ひっさつわざ(必殺技)」で、十字キーとボタンの組み合わせによる特定のコマンドを入力することで技を繰り出せる。ティナには初対面で「大きな熊」と言われていたが、フィガロ城の大神官によると国を出たときはエドガーより小柄で大人しい性格だったという。SFC版が発売された頃は対戦型格闘ゲーム全盛期ということで、彼の特殊コマンドは戦闘要員としては圧倒的な人気であった。
北米版では名前が「Sabin(セイビン)」に変更されている。
兄のエドガー同様、『ゼノギアス』に登場したキャラクター「レネ・ファティマ」のモデルでもある(ロニとレネも双子)。なお、ファティマ関連の設定を考えたのは、フィガロ兄弟の設定をした田中香である。
シャドウ (Shadow)
アサシン (Assassin) 年齢不詳(30代後半?) 身長:178cm 体重:66kg 誕生日:不明 血液型:不明
好きなもの:かたゆで卵 嫌いなもの:夢 趣味:不明 宝物:肖像画の描かれた懐中時計
必殺技:シャドウファング
金のためなら親友をも殺す暗殺者。外見は黒装束を纏った忍者のような姿で、武器も短刀。唯一心を許せる漆黒の忍犬インターセプターを連れている。自分以外には絶対懐かなかったインターセプターがリルムになつくことを不思議に思うが、自身の夢によりその理由を悟る。
序盤から中盤まではパーティへの加入・離脱を繰り返し、正式に仲間になるのはストーリーの後半になってからである。が、ストーリーの進め方によっては、後半に入る前に死亡(行方不明)してしまう。登場自体はかなり序盤の方であるが、最初の頃は完全に任意の「助っ人」的位置づけであるため、話しかけずにいることで彼の名前入力を先延ばしにする事もできる。名前入力の機会は全部で4回あり、4回目は任意ではなく強制的に仲間になるので、最終的には名前を入力しないと話を進める事はできない。
オリジナルコマンドで、手裏剣や巻物、武器を「なげる」攻撃も可能。また、愛犬インターセプターが戦闘中に攻撃を受け止めてくれることがあり、この際に専用の反撃技が発動することもある。
テンプレート:SpoilerHなお、シャドウという名は仮の名前であり、本名はクライド (Clyde)。かつては相棒のビリーと共に列車強盗を行っていた過去を持ち、この当時のタッグ名が「シャドウ」だった。ある時相棒を見捨てざるを得ない状況に追い込まれ、以降自責の念から全てを捨てた人生を歩んでいる。リルムは彼の実の娘であるが、物心が付く前にサマサの村に置いてきているため、リルム本人はその事を知らない。インターセプターが懐くのはシャドウの娘だからである。

テンプレート:SpoilerF

カイエン・ガラモンド (Cayenne Garamonde)
サムライ (Samurai) 年齢:50歳 身長:178cm 体重:72kg 誕生日:1月3日 血液型:A型
好きなもの:伝統あるもの 嫌いなもの:機械 趣味:古武器集め 宝物:家族の肖像の入った懐中時計
必殺技:つばめがえし
ドマ国の剣士。サムライの風貌で一人称が「拙者」であり語尾にはたいてい「ござる」が付く。帝国のドマ侵攻の際、ケフカが毒を使った事により、妻のミナと息子のシュン、そして祖国を失う。以来、帝国に関わるものには人一倍恨みが強く、仲間として迎えられたセリスと初めて対面した時も「帝国の犬」と呼んで斬りかかろうとした。苦手なものは機械。妻子持ちである割に女性も苦手らしい。
オリジナルコマンド「ひっさつけん(必殺剣)」により、剣に気をためることで強力な技を出せる。
北米版では名前の綴りが「Cyan」に変更されている。
ガウ (Gau)
野生児 (Wild Boy) 年齢:13歳 身長:163cm 体重:50kg 誕生日:4月5日 血液型:B型
好きなもの:キラキラ光るもの 嫌いなもの:洋服 趣味:大暴れ 宝物:捨てられた時に持っていた熊のぬいぐるみ
獣ヶ原で魔物と戯れる野生児。魔物との暮らしが長かったため、意思の疎通はできるが会話がやや苦手。
オリジナルコマンドは2つ。獣ヶ原でモンスターと戦っている際にその群れに「とびこむ」ことでモンスターの行動パターンを習得し、「あばれる」ことでそのモンスターになりきって戦う。しかし、一度「あばれる」コマンドを使うと、その戦闘時はバーサーカー状態となり、操作不能になる。獣ヶ原にはほぼ全てのモンスターが出現し得るため、全て覚えさせるのは非常に困難である。他のキャラと違って「たたかう」コマンドがないので「あばれる」攻撃がメインとなるが、「まほう」は(覚えれば)「あばれる」をやらずとも通常通り使える。
テンプレート:SpoilerH彼は迷いの森の北西にある小屋に住んでいる男の息子である。出産が相当な難産でかなりの量の出血を伴ったらしく、血まみれになったガウを見て気が動転してしまい、ガウを悪魔の子と思い込んで獣ヶ原に捨ててしまった。母親は出産の際に死亡。それ以降、本人は半ば気が狂ったような状態になってしまい、小屋を訪れる人にある事無い事言い続ける変人になってしまった。ストーリー後半で、ガウの立派な姿を見せに行こうというイベントがある。

テンプレート:SpoilerF

セリス・シェール (Celes Chere)
ルーンナイト (Rune Knight) 年齢:18歳 身長:172cm 体重:58kg 誕生日:3月10日 血液型:B型
好きなもの:アンティーク絵本 嫌いなもの:弱い男 趣味:シド博士の温室の世話、ローズトピアリー作り 宝物:シド博士から贈られた「セリス」という名のバラの株
必殺技:スピニングエッジ
元は常勝将軍と謳われた、ガストラ帝国軍の将軍。帝国の方針に疑問を抱き裏切りを企てるが捕えられ、処刑寸前であったところをロックに助けられ仲間になる。元々は孤児であったが、幼い頃から英才教育を施されてきたエリート。ロックに救出されたことで彼にひそかに惹かれていく。なお、仲間になった時点では男勝りの口調だが、ゲーム前半のとある戦闘イベントをきっかけに女らしい口調になり、その後は年頃の少女らしい面も見せるようになった。
ティナと同じく、最初から魔法が使え、またレベルアップによって独自に魔法をいくつか覚える。ストーリー前半ではパーティーから離脱する場面も見られるが、後半では最初にプレイヤーが操作可能なキャラクターとなる。
オリジナルコマンド「まふうけん(魔封剣)」を使って避雷針のように魔法を無効化・吸収し、自分のMPに換える能力を持つ。魔封剣発動中は敵の魔法だけでなく、味方の魔法をも吸収してしまうので注意が必要。全ての魔法が吸収出来る訳ではないが、魔法ではない攻撃の中にも吸収出来るものが存在する。
テンプレート:SpoilerH彼女が魔導の力を持つのは、幻獣から取り出した力を注入した「人工魔導士」だからである。ケフカも同じ人工魔導士であるが、ケフカと比べると魔力で劣る代わりに精神面での侵食は見られない。彼女はケフカよりも後期の「作品」であるため、彼女に施した「魔導士化」の技術はいくらか進歩しており、魔力を抑える代わりに副作用を取り除くなど改善がみられる。

テンプレート:SpoilerF

セッツァー・ギャッビアーニ (Setzer Gabbiani):置鮎龍太郎(『キングダムハーツII』)
ギャンブラー (Gambler) 年齢:27歳 身長:175cm 体重:62kg 誕生日:2月8日 血液型:AB型
好きなもの:真剣勝負 嫌いなもの:腰抜け 趣味:ソリティア 宝物:ブラックジャック
必殺技:ブラッディカード
さすらいのギャンブラー。内部に自前のカジノを内蔵する、世界で唯一の飛空艇ブラックジャック号を所有する。ギャンブラーだけあって、武器もダイス(サイコロ)やダーツ、カードなどのギャンブル用具である。: オリジナルコマンド「スロット」でスロットマシンを回すことで出た目による多彩な攻撃ができる。また、とあるアクセサリーを装備することで所持金を投げて攻撃する「ぜになげ(銭投げ)」も可能。
後の『キングダムハーツII』に登場するFFキャラの中では唯一SFC作品からの登場である。
テンプレート:SpoilerH「世界で唯一の飛空艇」と言う噂をされているが、過去にダリルという親友がおり、彼女が持つファルコン号と合わせて2台存在していた。しかしダリルは事故によって他界しており、ファルコン号はセッツァーの手によって修理され、ダリルの墓に共に眠らされている。物語中盤でブラックジャック号は大破してしまうため、終盤では彼女のファルコン号を使う。

テンプレート:SpoilerF

ストラゴス・マゴス (Stragus Magus)
青魔導士 (Blue Mage) 年齢:70歳 身長:151cm 体重:43kg 誕生日:6月13日 血液型:O型
好きなもの:モンスター 嫌いなもの:年寄り扱い 趣味:着ぐるみ作り 宝物:モンスターの着ぐるみコレクション
必殺技:セバーソウル
魔導士の血を引く老人であり、魔導士の歴史を知る人物。最初に帝国の調査団が訪れた時は非協力的な態度を見せるが、火事に巻き込まれたリルムを救出してからは協力的になる。かつてはモンスターハンターとして活躍しており、伝説の怪物ヒドゥンを追っていた。魔導士の血を引いており、ストーリー中でも魔法らしきものを使うシーンがあるが、通常の魔法は覚えておらず、レベルアップでも覚えない。
敵の特殊攻撃を見ることで習得(ラーニング)し、「おぼえたわざ(覚えた技)」、いわゆる青魔法として使用できる。
北米版では名前が「Strago(ストラゴ)」に変更されている。
リルム・アローニィ (Relm Arrowny)
ピクトマンサー (Pictmancer) 年齢:10歳 身長:153cm 体重:40kg 誕生日:9月9日 血液型:B型
好きなもの:卵ふわふわのメープルシロップのパンケーキ、大きい人 嫌いなもの:毛虫、怖い人、苦い風邪薬 趣味:お絵描き、リボン集め 宝物:母親お手製のリボン
必殺技:スタープリズム
ストラゴスの下で、孫娘として育てられている少女。少々生意気で口が悪いが、思いやりは深い。「大きい人」が好きで、マッシュになついている。また、エドガーがミドルネームを教えた数少ない人物でもある(彼は、ごく親しい人にしか自分のミドルネームを教えない)。
絵を描くことに天性の才能を持っており、オリジナルコマンド「スケッチ」もそれを生かしたものである。モンスターをスケッチすることで、モンスターが有する特殊能力を使うことができる。また、とあるアクセサリーを装備することでスケッチした敵を「あやつる」ことが可能になる。

以下のキャラクターは、イベントの進め方によっては最後まで正式な仲間として登場しないこともある。

モグ (Mog)
モーグリ (Moogle) 年齢:11歳 身長:122cm 体重:43kg 誕生日:5月11日 血液型:黒足アヒル型(本人の弁)
好きなもの:撫でてくれる人 嫌いなもの:尻尾を触る人 趣味:歌と踊り 宝物:モルルのくれたお守り
必殺技:モーグリらんぶ(乱舞)
ナルシェの炭坑に住むモーグリ。ストーリーの冒頭でティナを救出する際に、炭鉱に住むモーグリ族の仲間たちと共に一時的にロックへ協力するが、この時点では人間の言葉を話せず、名前入力も行われないゲストキャラクター的な扱いである(ただし、装備を外すことは可能で、オリジナルコマンド「おどり」を使う事も可能)。また、途中のシナリオ分岐点でセーブポイントを作ってくれるマスコットキャラとしても少しだけ登場するが、この時のモグは全能力値が12で装備もコマンドもないため、本来のモグではない。仲間にするタイミングは2度あり、そのどちらも任意のイベントであるため、最後まで登場しない場合がある。ナルシェのモーグリ族のリーダーであり、夢に現れたラムウの教えにより唯一人間の言葉が話すことができる(語尾に「クポ」が付く)。普段の一人称は「ぼく」や「ボク」だが、ウーマロの前では「おれ」になる。
戦ったことがある場所の地形に応じた「おどり」を習得していき、様々な攻撃や戦闘補助などができる。踊りと地形が異なる場合には周りの背景まで変更されるが、この際変更に失敗するとつまずいてしまう。一度「おどり」コマンドを使うと、その戦闘中は(途中で地形が変わってつまずかない限り)ずっと踊り続ける。例えば洞窟内での戦闘を経験すると「やみのレクイエム」と言った対応した踊りを覚えるが、上記の「1回目のイベント」で仲間にしておかないと戦闘を経験できない地形もある。
なお、SFC版当時の公式攻略本では、モーグリの綴りがMoogleではなく「Moglie」と表記されている。
ゴゴ (Gogo)
ものまね士 (Mimic) 年齢不詳 身長:166cm 体重:60kg(推定) 誕生日・血液型:不明
好きなもの・嫌いなもの・宝物:不明 趣味:ものまね
必殺技:おしおきメテオ
小三角島に生息するモンスターの体内にあるダンジョンに住んでいる人物。男なのか女なのか、そもそも人間なのかすらも分からない謎のものまね士。物語終盤でのみ登場。物まね師の本分に従って目の前に現れた主人公達のマネをするため、世界を救う旅に加わる。前作『FFV』にも「ゴゴ」という同名のボスキャラ(職業も姿も似ている)が登場しているが、関係は不明。
前の人がとった行動をまねる「ものまね」の他に、ステータス画面で他の仲間が持つオリジナルコマンド(一部を除く)を3つまで付けて使用することが可能で、対応したアクセサリーによるコマンドの変化も可能。魔石は装備できないため召喚を使えないが、他のキャラが召喚した直後にものまねを使えば可能。また、自らは魔法を習得できないものの、その代わりパーティー内の他のキャラが習得している魔法を全て使用できる。なお、「たたかう」が「まほう」に変化する狂信者の塔内では、「まほう」ではなく「たたかう」コマンドを装備していないと魔法を使用できない。
ウーマロ (Umaro)
雪男 (Yeti) 年齢:4歳(数え始めてから) 身長:209cm 体重:198kg 誕生日:9月9日 血液型:赤い(本人の弁)
好きなもの:骨 嫌いなもの:毛虫 趣味:骨彫刻 宝物:愛用の棍棒(ベヒーモスの骨製)
ナルシェの炭坑に住む雪男。世界崩壊前でもその姿を見かけることはできるが、仲間になるのは崩壊後からで、初対面時は敵として登場する。会話は上手くできず口数も少ないが、モグの命令には忠実に従っている。一見ただの乱暴者に見えるが、骨彫刻を愛する芸術家でもある。
常にバーサーカー状態のため命令できず、基本的にはひたすら殴って攻撃するだけだが、とあるアクセサリーによって味方を敵モンスターにぶつけたり、吹雪を吐いたりすることが可能になる。魔石を装備できないため魔法は使えない。装備変更も(アクセサリーを除き)不可。一応MPは設定されているが、MPを消費する行動は無く装備の変更もできない(MPを消費する事でクリティカルヒットになる武器も存在するがどうやっても装備できず、本来装備すると魔法を習得可能な呪いの指輪などのアクセサリーも効果がない)ため実質意味は無い。

一時的に仲間になるサブキャラクター[]

これらのキャラクターは装備を一切変更することができない。

ウェッジ (Wedge)
帝国兵 (Empire Soldier)
オープニングで、ティナを連れてナルシェに侵攻した帝国兵。魔導アーマーに搭乗して「まどう」コマンドで戦うため、通常の戦闘は見られない。
ビックス (Biggs)
帝国兵 (Empire Soldier)
オープニングで、ティナを連れてナルシェに侵攻した帝国兵。ウェッジの同僚。彼らはティナと違い、魔導アーマーの機能を完全に使いこなせてはいない。なお、『ファイナルファンタジーVII』や『ファイナルファンタジーVIII』などにも同名のコンビが登場するが、本作のみ表記が「ビッグス」ではなく「ビッス」となっている。詳細はビッグス&ウェッジを参照。
北米SNES版のみ名前の綴りが「Vicks」となっているが、後の移植版では変更された。
モーグリたち (Moogles)
モーグリ (Moogle)
序盤でティナがナルシェのガード達に捕らわれそうになった時、ロックを助けてくれたモーグリたち。モグも一軍を率いてガードと戦う。彼らはオリジナルコマンドを持っていないが、様々な武器を使いこなし、同じモーグリでも非常に個性豊かな戦いを披露する。世界崩壊後はモグを除いた10匹全員が消息不明となる。
全てのモーグリたちに名前が付いており、さらに北米SNES・PS版、そして北米GBA版でもそれぞれ名前が異なっている。以下、括弧内は北米SNES・PS版、北米GBA版の順に記載。日本語版の名前については正式なアルファベット表記がない。
  • ロック・チーム
    モグリン (Kupek / Moglin)
    武器はミスリルスピア。
    モグプウ (Kupop / Mogret)
    武器はモーニングスター。
    モグッチ (Kumama / Moggie)
    武器はミスリルクロー。
  • モグ・チーム
    モルル (Kuku / Molulu)
    武器はチェインフレイル。初期レベルが高いモグとは対照的に、モーグリたちの中では格段にレベルが低い。モグの恋人であり、彼女の名を冠した「モルルのおまもり」というモグ専用アクセサリーが存在する。
    モグタン (Kutan / Moghan)
    武器はミスリルソード。彼女については、通称「モグタン将軍」と呼ばれるバグ技が存在する(#バグの節を参照)。
    モグール (Kupan / Moguel)
    武器はえんげつりん。
  • 第3チーム
    モグシン (Kushu / Mogsy)
    武器はチョコボのふで。第3チームのリーダー。
    モグポン (Kurin / Mogwin)
    武器はミスリルスピア。
    ムグムグ (Kuru / Mugmug)
    武器はミスリルソード。
    ズモモグ (Kamog / Cosmog)
    武器はブーメラン。特定の手段を踏むことで、後にこのブーメランがアイテム欄に入ってしまう現象がある。
バナン (Bannan)
神官 (Oracle) 年齢:54歳 身長:172cm 体重:70kg 誕生日:10月23日 血液型:A型
好きなもの:平和 嫌いなもの:秩序なき混沌 趣味:読書
ガストラ帝国への反抗組織「リターナー」を統括するリーダー。エドガーが引き合わせた、ティナに協力を依頼する。ゲーム序盤に一時的にパーティーに加わり、バナンが倒れると即ゲームオーバーになってしまう。世界崩壊後は生死不明。
オリジナルコマンドで「いのる」ことによりパーティー全員のHPを回復させる能力を持つ。
北米版では名前の綴りが「Banon」に変更されている。
??????
幽霊 (Ghost)
好きなもの:天国 嫌いなもの:地獄 趣味:浮遊
魔列車に浮遊する幽霊には、好戦的な幽霊が多いが、中には味方になって付いてくる者もいる。期間限定の助っ人で、何体でも補充できる。また、シャドウがパーティーにいない場合は2体同時に参加させることができるが、2体目のステータスは1体目よりもはるかに低下したものとなる。
オリジナルコマンドは相手を一撃必殺する「とりつく」。ただし、使用すると同時に自身も成仏してパーティーを離れる。なおアンデッドモンスターと同様の特性を持っているため、戦闘中のHP回復はデスで即死させる等しかないが、仲間になる段階ではデスなどの即死攻撃を行えるキャラクターがいないので実質不可能である。そのため戦闘中に倒れると蘇生できないためそのままパーティを抜ける。なお、これは固定装備である死者の指輪の影響であるため、メニュー画面ではポーションで回復させることが可能である。
レオ・クリストフ (Leo Cristophe)
将軍 (General) 年齢:30歳 身長:188cm 体重:83kg 誕生日:7月8日 血液型:O型
好きなもの:騎士道 嫌いなもの:卑怯な事 趣味:音楽鑑賞
帝国の将軍であるが、正々堂々の勝負を重んじる男。ゲーム中にも「死ぬ覚悟は出来ています」という部下を「お前にも家族は居るだろう」と諭すシーンがあり、部下達からの信頼は非常に厚い。リターナーでは帝国軍唯一の理解者とされ、帝国に関わるもの全てを憎むカイエンですら彼には一目置いている(ちなみに和平の会食時にカイエンがいる場合、レオの謝罪に対しレオの責任を否定する返答をする)。帝国がリターナーと和解した後、主人公らと協力関係になり、イベント戦闘で一時的に操作することができる。ケフカと戦い、勝利するかに見えたが、卑劣な騙し討ちにあって命を落とすことになる。
オリジナルコマンドで、剣にためた気を「ショック」として解放することで敵全体を攻撃することが可能。なお、この技は敵が使ってくる事は無いが、ガウの「あばれる」で特定の敵を選ぶとガウがこの技を使用する。

その他のサブキャラクター[]

ガストラ (Gastra)
皇帝 (Emperor) 年齢:50歳[3]、あるいは72歳[4] 身長:179cm 体重:71kg 誕生日:10月26日 血液型:B型
好きなもの:権力 嫌いなもの:人に従う事 趣味:絵画収集
帝国の皇帝。魔大戦後、人間界に魔導の力を再び持ち込んだ張本人。彼自身も魔導の力を身につけている。一時は自らの非を認め、リターナーや幻獣らと和解すると発言したが、ケフカとともに裏切る。しかし、最終的にはケフカ自身に裏切られ、三闘神の攻撃を受け、魔大陸から突き落とされて殺された。
北米版では名前の綴りが「Gestahl」に変更されている。
ケフカ・パラッツォ (Cefca Palazzo)
大魔導士 年齢:35歳 身長:167cm 体重:48kg 誕生日:11月19日 血液型:AB型
好きなもの:鏡 嫌いなもの:レオ将軍 趣味:人形遊び
帝国の魔導士で、本作のラストボス。ガストラ直属の部下であり、将軍とほぼ同等の地位にある。シドの魔導研究における人工魔導士の最初期の「作品」であり、魔導の能力は非常に優れているが、副作用として精神を病んでしまった。精神が病んでいるためか口調は状況によって丁寧語であったり、乱暴なものであったり、幼児語であったりし、一人称も「私」、「俺」、「俺様」、「僕」、「ぼくちん」などと統一されていない。
「カス」が口癖で独占欲と支配欲が異常に強く、目的のためなら卑劣な手段をも厭わない。部下を道具としか見ていないため、レオ将軍とは違い部下からの信頼はゼロに等しく、和解の際は大半の兵士から非難を浴びている。魔大陸浮上後、ガストラ皇帝を殺し、三闘神を目覚めさせて世界を崩壊させる。その後世界中から集めた瓦礫で塔を建設し、その最上階に君臨する。SFCソフトとしては珍しく、笑う時だけだが声(効果音)が出る。また、シリアス路線の本シリーズのライバルキャラの中では、極めて異質なコメディセンスを持つ。
影が薄くなりがちなFFシリーズの敵役の中では非常に強烈な存在感を放つキャラクターであり、単体でのフィギュア化もされている。
ちなみに『新桃太郎伝説』の敵役であるカルラは、その性格や悪行がケフカと似ていると指摘するファンも多い事で知られている。
北米版では名前の綴りが「Kefka」に変更されている。 
シド・デル・ノルテ・マルケズ (Cid Del Norte Marguez)
発明家 年齢:46歳 身長:163cm 体重:60kg 誕生日:5月27日 血液型:B型
好きなもの:瞑想、学問 嫌いなもの:世俗事(特に金) 趣味:新種の植物の栽培
帝国の科学者。ガストラが幻獣界に侵入し幻獣を攫ってきてからは魔導研究所所長として研究を一手に任されており、人工魔導士としての英才教育の関係でセリスを幼い頃から知っており、半ば孫のように思っていた。それがために、彼女を魔導戦士として育てたことを悔やんでいた。ケフカに脅されたらしい。世界崩壊後は孤島にてセリスを目覚めるまで介抱していた。ちなみに今作のシドは飛空艇とは直接的な関係はないが、セッツァーに対して飛空艇の性能について意見を述べるサブイベントが存在する。
ラムウ (Ramuh)
雷を司る幻獣。イフリート、シヴァとは兄弟に当る存在。帝国に捕らえられていたが逃亡に成功し、ゾゾの街に潜んでいた。幻獣の中では比較的人間に近い姿のため、さほど周囲から怪しまれないらしい。暴走したティナに付き添っていたが、パーティーが帝国と戦っていることを知り、自ら魔石となって力を貸す。
マディン (Maduin)
ギガースの幻獣。ティナの父。幻獣界にさまよってきた人間の女性・マドリーヌ (Madeline) を愛し、子供(ティナ)を授かる。後に、魔石となってティナ達が所持する。イベントで一時操作する(戦闘はない)。
レイチェル (Rachel)
コーリンゲンの村の住人で、ロックのかつての恋人。しょっちゅう「泥棒」と呼ばれるロックを理解し「トレジャーハンター」と呼んだ唯一の人間でもあるが、事故から身を呈してロックを救った際に崖から落ち、記憶喪失となる。その事が彼女の家族とロックの間に不和を生み、ロックは彼女のもとを去る事になる。その1年後、コーリンゲンが帝国軍の攻撃に遭い、命を落とす直前にロックの事を思い出した。彼女の死後、その死体はコーリンゲンの村に住む怪しい老人が偶然作り出した薬の効果により、生前と変わらぬ姿のまま、老人のいる家の地下室に安置されている。なお、この措置はロックが老人に頼み込んだものである。この一連の事件はロックの心に大きな影響を与えており、ティナやセリスに対して彼女を重ね合わせているシーンもある(記憶がないというティナに守るという強い意志を見せ、セリスを助けた際に理由を聞かれ「似てるんだ……」と呟いている)。
ダンカン・ハーコート (Duncan Harcourt)
マッシュが師事していた格闘家。コルツ山で息子のバルガスやマッシュと修行に励む。マッシュの武術の師であると共に人生の師でもある。奥義継承者がマッシュになった事に腹を立てたバルガスに殺害されたと思われていたが、崩壊後の世界でマッシュと再会し、奥義を授ける。
オルトロス (Orthros)
ストーリー序盤に登場し、前作のギルガメッシュのように主人公達をよく邪魔する、いたずら好きで寂しがりやのタコ。妙な方言を喋る。かわいい女の子(ティナ)には火あぶりにされても茶々を入れる余裕を見せるが、筋肉質の男(マッシュ)には殴られただけで怒る。世界崩壊後はどこからかの借金が返せなくなったらしく、コロシアムの受付でアルバイトをしている(完済まで100年らしい)。ちなみに3度目の対決でロックが「2度ならず3度までも」と言うが、1度目の戦闘の時はロックは別行動でありオルトロスに会っていないという矛盾点が存在する(ちなみに3回目の戦闘時のメンバーの内1回目の戦闘メンバーに入っているのはティナのみで、ティナも2回目の戦闘メンバーからは外れているため、メンバー構成は任意の4回目も含めたオルトロス戦全てに参加するキャラはいない)。名前の由来はギリシア神話に登場する犬のオルトロス。『チョコボの不思議なダンジョン2』や『ファイナルファンタジーXII』にも登場する。
北米版では名前の綴りが「Ultros」に変更されている。
テュポーン (Typhon)
川に生息する魚の一種。中盤でオルトロスと共に登場し主人公たちの邪魔をする。オルトロスからは「先生」と呼ばれ、ファンの間でも「テュポーン先生」と呼ばれることが度々ある。なお、能力的にはオルトロスの方が上だが、特技の鼻息(キャラクターを戦闘から除外する)で戦闘を強制終了させてしまうので、決着をつける機会は無い。崩壊後はオルトロスと共にコロシアムで姿を見ることができる(後述)。オルトロス曰く無口らしい。作中では「フンガーーー!!」と一言だけ喋る。名前の由来はギリシア神話に登場する魔神のテュポン。ちなみに、オルトロスは寝ぼけて頭をかじられたことがあるらしい。コロシアムにおいては、ポーションなど入手が容易なアイテムを賭けると戦いになる。ほとんどの場合、戦闘開始直後に鼻息を使ってくるため倒すのは困難(なお、この際は賭けたアイテムはそのまま戻ってくる)。絶対に勝てないわけではないが、勝てるかどうかは運の要素が強い(倒せばエリクサーが貰えるが、この場合は掛けたアイテムは戻らない)。この情報はコロシアム受付にいるオルトロスからも聞ける。
北米版では名前の綴りが「Chupon」に変更されている。
ファイナルファンタジーVII』や『チョコボの不思議なダンジョン』では召喚獣として登場する。
ヴァリガルマンダ (Valigarmanda)
ナルシェで発見された「氷漬けの幻獣」。物語の鍵を握る幻獣の一つ。鳥と爬虫類が混ざったような姿をしている。魔大戦が終わった後、自らを氷で封印したらしい。ゲーム後半のパーティーとの戦いで氷の封印が解かれ、世界に満ちた禍々しい波動を感じ取ったことで力を貸してくれる。なお、「ヴァリガルマンダ」という名前が判明するのはゲーム後半であり、序盤から中盤までは「謎の幻獣」と表記される。
北米版では名前の綴りが「Tritoch」に変更されている。
フェニックス (Phoenix)
不死鳥の名を冠し、決して死ぬことはないと伝えられる幻獣。魔石化した状態でガストラ皇帝が所持していたが、秘密裏にある場所へと安置されており、ロックが求める秘宝でもある。
オーディン (Odin)
馬にまたがった巨大な戦士の幻獣。千年前、魔大戦の戦場となった城の大広間で石化させられていた。本作のオーディンはイベントでのパワーアップにより斬鉄剣の発動確率が上がった「ライディーン」 (Raiden) に進化する。


ストーリー[]

1000年前に起きた、魔法の力を巡っての大戦争"魔大戦"。その後世界から魔法の力が消え、人々は機械文明を持って世界を復興させていった。しかし、帝国のガストラ皇帝が幻獣界に潜む幻獣達を発見し、幻獣とその血を引く赤子を拾ったその時から、彼は魔法に代わる新たな力"魔導"を使った世界征服をもくろむようになった。

それから十数年、ナルシェの炭坑に氷漬けの幻獣がいるという情報が入る。ガストラはその情報に信憑性を見いだし、成長し思考を封じられ帝国兵となったティナをその地へ向けて派遣する。

ナルシェに派遣されたティナ達帝国兵は、炭坑の奥で幻獣を発見するが、幻獣を前にした瞬間、強い光とともに意識を失ってしまう。目を覚ますと、ティナは記憶喪失になっていた。ナルシェの追っ手が迫る中、彼女はロックに助けられ、フィガロ城にて介抱される。フィガロ王のエドガーはティナに協力し、反帝国組織・リターナーへ彼女を紹介する。リターナーの本拠地を目指す一行はコルツ山でエドガーの双子の弟・マッシュと遭遇する。リターナーのリーダー・バナンは、ティナの協力を快く受け入れるが、そこに帝国軍が迫っているという情報が入る。ロックはサウスフィガロへ、ティナ、エドガー達はレテ川を下りナルシェへ向かう。

途中でティナ達とはぐれたマッシュは、アサシンのシャドウ、ドマ王国の剣士カイエン、野生児ガウを仲間にし獣ヶ原の近くを流れる海流"蛇の道"を使いナルシェに向かう。また、サウスフィガロにて帝国の将軍・セリスを仲間にしたロックもナルシェに到着する。ナルシェに集結したティナ達一行は幻獣を狙う帝国軍を追い返すことに成功するが、幻獣と向かい合ったティナは姿を変え、どこかへ飛び去ってしまう。

ティナを追う一行は、嘘つき達が巣くうスラム街ゾゾで眠り続けるティナを発見する。彼女を介抱していたラムウに幻獣と魔石の話を聞き、一行は帝国に潜入することを決意する。ロックやセリス達は、飛空挺を使うため、所持者のセッツァーにオペラ劇場にて罠を仕掛け、飛空挺を帝国に向かわせる。帝国首都ベクタの魔導工場に潜入した一行は、その奥にある魔導研究所で捕らわれた幻獣達から魔石を託される。そこへケフカが現れ、一行はピンチに立たされるが、セリスが自らの魔法でケフカ達と共に消え、ロック達を救った。

一行がゾゾに戻るとティナは魔石マディンと共鳴し、自らの出生の秘密を知る事となる。帝国と戦う決意を新たにしたティナ達は、幻獣の力を借りるべく、幻獣界への扉"封魔壁"の前に訪れるが、突然、封魔壁が開き、仲間の命を奪われ怒れる幻獣達が飛び出してくる。幻獣達の襲来で壊滅的打撃を受けた帝国は、突如リターナーに和解を申し出る。和解のため設けられた会食の席で、幻獣達の捜索を協力して行動することが提案される。

帝国の姿勢に不信感を抱いたエドガー達は帝国に残り、ティナとロックが捜索に向かうことになる。2人は目的地へ向かう船で、捜索に参加するセリス、シャドウと再会する。失われたはずの魔法を使う人達が暮らすサマサの村でストラゴスやリルムと親しくなったロック達は、村の歴史を聞き出し、共に幻獣達が向かったと思われる西の山に到着する。幻獣達と遭遇した一行は、幻獣達を説得しサマサに戻り、別行動を取っていたレオとセリスに再会する。そこに突如、ケフカが兵士を連れて現れ、幻獣達を魔石に変えていく。レオはケフカの行動に怒り、単身戦いを挑むが、殺されてしまう。

その頃、ケフカとガストラは幻獣界に着き、魔大陸を浮上させてしまう。行く手を阻む帝国空軍を破り、魔大陸に降りた一行は、単独行動を取っていたシャドウと合流し、その奥でガストラ達と対峙する。しかし、ケフカは三闘神の封印を解いてガストラを殺す。封印を解かれた三闘神の強大な魔力は魔大陸を引き裂き始め、ついには世界がその魔力により切り裂かれてしまう。

1年後、セリスは孤島で目を覚ます。彼女を介抱していたシドの世話をした後、彼女は仲間を探すため世界へ旅立つ。変わり果てた世界をさまよう中、ニケアでエドガーと瓜二つの姿をした盗賊団のボス"ジェフ"を見かける。本人はエドガーなど知らないと否定したが、エドガーとしか思えないと判断したセリスは密かに彼を追跡する。事故で地上に出られなくなっていたフィガロ城にたどり着くと、ジェフは正体を現してエドガーであると認めセリスの仲間になる。フィガロ城を救い、コーリンゲンの酒場でセッツァーを見つけたセリス達は、飛空挺を失くし自暴自棄になっていた彼を説得し、近くにあるダリルの墓へ向かう。かつて飛空艇で速さを競い、事故で帰らぬ人となった友・ダリルの飛空挺"ファルコン"を使い、セリス達は仲間を探し始め、ケフカの棲む"瓦礫の塔"へ最後の決戦を挑む。

バグ[]

今作品では以下のようなバグによる不具合や現象が発生する。

  • 先述したように、ある一定の操作を行なうことで、アイテム欄の最後に置いたアイテムを(装備アイテム・非装備アイテムに関わらず)誰でも装備できてしまうというバグが存在する。エドガーのコマンド「きかい」で使用するアイテムを装備すると特に強くなることから、俗にこの現象は「きかい装備(機械装備)」と呼ばれる。発生するのは日本のSFC版のみ。特にドリルやかいてんのこぎりを2箇所に装備すると確実に物理防御・魔法防御ともに255になる(この事から、「ドリル装備」や「頭にドリル」などと呼ばれることもある)。オートボウガンなどはドリルに比べれば性能的に弱めであるが、それでも強力な防具となる。
    • またPS版では、装備アイテムの種類が同じだった時のみ、上記のように本来装備できない武器や防具を装備できる通称「強制装備」という現象が存在する。上記のどちらも、GBA版では修正されている。
  • 先述したように、リルムのスケッチ失敗によりデータが消滅してしまう不具合がSNES初期のバージョンで存在する。
  • SFC版のみ、世界崩壊後の世界において、ある操作を行なうことにより世界崩壊前の世界に戻れてしまう、という現象が存在する。PS版以降ではこの原因となる敵が修正されている。
  • ストーリー初期でロックがサウスフィガロで単独で行動するシナリオの際、ある操作をすることで本来は助けなければいけないセリスを助けずにサウスフィガロを脱出すると、その後出てくるセリスの台詞の名前表示や、他の人の台詞で「セリス」と当てられる部分が空欄または「モグタン」という名前に入れ替わる。また、ナルシェに到着した後は本来はセリスであるべき姿がモーグリになっており、序盤にロックを助けたモーグリのうちの1匹「モグタン」のステータスがそのまま受け継がれたキャラクターになっている、という現象が存在する。このキャラクターのままストーリーを続けることもできるが、一時期のみの仲間キャラクターと同じ扱いになっているため「装備品変更不可、アクセサリー・魔石装備不可、オリジナルコマンド無し」という状態になっており、その後のオペラ劇場のシーンで装備品が強制的に外されてしまうため(この際姿がセリスのものに戻る)、それ以降は装備品無しで進めなければならなくなる。なお、この現象はSFC版・PS版・GBA版全てで存在するが、その挙動は微妙に異なる。
  • 世界崩壊前、ティナが姿を変えて飛び去った後のシナリオの際、シャドウとガウの2人パーティにして、ガウに獣が原で「とびこむ」をさせてシャドウ一人だけで歩き回らせていると、しばらくしてシャドウが離脱した時、他に仲間がいないため「パーティに誰もいない状態」になり、フリーズしてしまう。

その他[]

Vジャンプとのタイアップ[]

ファイナルファンタジーVI は集英社のゲーム雑誌であるVジャンプにおいて、発売前及び発売後に紙面にて大々的に宣伝された。

  • 『ファイナルファンタジーVI』発売後すぐに攻略本「Vジャンプ緊急増刊 ファイナルファンタジーVI」を集英社より発売した。
  • 『ファイナルファンタジーVI』の発売に関連して、植松伸夫作曲のオリジナルソングの歌詞を募集した。後に「近づく予感」としてCD「ファイナルファンタジーVI スペシャルトラックス」に収録、発売されている。
  • 世界観や各キャラクターの詳細な設定がVジャンプ誌に掲載された(ただし、スクウェア公認の攻略本には無い設定のため、公認状態には違いないが正式な設定とは言い難い。また、本編からは製作途中で除去されたと思われる没設定も見られる)。

関連音楽CD[]

『ファイナルファンタジーVI』で使用されているBGMは、植松伸夫によるものである。スーパーファミコンの持てる音源の限界を生かし、数々のシーンを多様な曲で彩り、特にオープニング、オペラ、ラストバトルなど随所においてオーケストラに近いサウンドクオリティを生み出しているといえる。

これまで、ファイナルファンタジーVIに関連した以下の音楽CDが発売されている。

ファイナルファンタジーVI オリジナルサウンドバージョン (FINAL FANTASY VI ORIGINAL SOUND VERSION)
ゲーム中で流れるBGMを収録したサウンドトラック。全3枚組。
ファイナルファンタジーVI グランド・フィナーレ (FINAL FANTASY VI GRAND FINALE)
イタリアミラノ交響楽団によるオーケストラアレンジの演奏。「Aria Di Mezzo Carattere」は本物のオペラ歌手による独唱。
ファイナルファンタジーVI スペシャルトラックス (FINAL FANTASY VI SPECIAL TRACKS)
スクウェアのスタッフが歌う「近づく予感」の他、オリジナルサウンドバージョン未収録曲などが収められている。

この他、「F.F.MIX」で「ティナのテーマ」のSnow Productionsによるアレンジ、「20020220 music from FINAL FANTASY」で「ティナのテーマ」のオーケストラアレンジが収録されている。

FFシリーズの音楽について[]

FFの音楽は、ゲーム中に流れる曲(コンピューターの電子音によって演奏された曲)をそのまま収録した「オリジナルサウンドトラック」があると同時に、ゲーム中の曲を生音で再現し、更にアレンジを加えた「アレンジバージョン」が存在するが、このアレンジが盛んに行われていたのはこの『VI』までである。ハードがプレイステーションになった『VII』以降はゲーム中の音質が生音に近くなっているせいか、『VI』以前のような本格的なアレンジバージョンがあまり出ていない。これは同社の「サ・ガ」シリーズや「聖剣伝説」シリーズにも同じ事が言える。

これはゲーム中の音質が上がり、生音に近くなっていくと同時に、アレンジバージョンで生音で再現し、原曲と比較する事の喜びが薄くなっているからと言える。ゲームの音質が上がる事は喜ばしい反面、「コンピューターの電子音の曲を、生音で蘇らせ、更にアレンジを加え、原曲との比較を楽しむ」という喜びが減り、これはゲームの音質が今のように生音に近くない時代には、その時代にしかない楽しみ方があった事を意味する。

そのような中で、本作のプレリュードにはディレイとエコーを同時に使う趣向がはじめて取り入れられたが、容量不足の為にエコー部分は上昇地点で消滅してしまう。

『ファイナルファンタジーVII』に与えた影響[]

『ファイナルファンタジーVI』が発売された1994年は、スーパーファミコンに代表されるゲーム機が時期的に爛熟期を迎え、セガサターンプレイステーションに代表される次世代ゲーム機が登場していた時代でもあった。新しいシリーズが発売されるごとにシステム、グラフィック、サウンドなどあらゆる面で挑戦的なフィーチャーを登場させてきたファイナルファンタジーにおいて、ハードウェアの限界まで完成されていたファイナルファンタジーVIの次の作品は、必然的に次世代ゲーム機による開発が位置づけられていた。

折しも3Dによるグラフィック表現が話題を呼んでいた頃であり、スクウェアは 1995年に、シーグラフアメリカで開催されるコンピュータグラフィックの大会)に『ファイナルファンタジーVI』のキャラクターがフルポリゴンで戦闘を行うという作品で出展している。この3Dによるグラフィック技術が優れ、且つムービーの多用による大容量を可能とされていたのがプレイステーションであり、1997年に同機で発売された『ファイナルファンタジーVII』において、それが最大限に使用されている。


参考資料[]

参考文献[]

  • 『Vジャンプ緊急増刊 ファイナルファンタジーVI』
  • 『完全攻略 ファイナルファンタジーVI 冒険ガイドブック』 ISBN 4-87188-302-7 NTT出版、1994年4月
  • 『ファイナルファンタジーVI 設定資料編』 ISBN 4-87-188299-3 NTT出版、1994年2月
  • 『ファイナルファンタジーVI 基礎知識編』 ISBN 4-87-188300-0 NTT出版、1994年4月
  • 『ファイナルファンタジーVI 完全攻略編』 ISBN 4-87-188301-9 NTT出版、1994年6月
  • 『ファイナルファンタジーVI ザ・コンプリート』 ISBN 4-87188-303-5 NTT出版、1994年9月
  • 『ファイナルファンタジーVI キャラクターコレクションズ』 ISBN 4-87-188285-3 NTT出版、1994年2月
  • 『スクウェア公式 ファイナルファンタジーコレクション 幻想世界の攻略本』 ISBN 4-92-507545-4 デジキューブ、1999年3月
  • 『ファイナルファンタジー大全集 Complete works 1 through 6 Vol.1 〈上巻〉 改訂版』 ISBN 4-88787-044-2 デジキューブ、2002年6月
  • 『ファイナルファンタジー大全集 Complete works 1 through 6 Vol.1 〈下巻〉 改訂版』 ISBN 4-88787-045-0 デジキューブ、2002年6月
  • 『ファイナルファンタジーVI アドバンス 公式コンプリートガイド』 ISBN 4-7575-1846-3 スクウェア・エニックス、2006年12月

参考Webサイト[]

外部リンク[]

脚注[]

  1. FINAL FANTASY VI ADVANCEの「introduction」にそのことが明記してある。
  2. http://plusd.itmedia.co.jp/games/articles/0606/16/news006.html 等他多数
  3. 『ファイナルファンタジーVI ザ・コンプリート』
  4. 『ファイナルファンタジーVI 設定資料編』に、20年前に52歳で皇帝に即位したとの記述がある

テンプレート:Navbox generic


テンプレート:Link FA en fi:Final Fantasy VI he:Final Fantasy VI id:Final Fantasy VI no:Final Fantasy VI simple:Final Fantasy VI sq:Final Fantasy VI sv:Final Fantasy VI th:ไฟนอลแฟนตาซี VI

Smallwikipedialogo.png このページには、クリエイティブ・コモンズでライセンスされたウィキペディアの記事が使用され、それをもとに編集がなされています。使用された記事はファイナルファンタジーVIにあり、その著作権者のリストはページの履歴に記録されています。

テンプレート:Link FA

テンプレート:Link FA

Advertisement