『ファミコン探偵倶楽部』(ファミコンたんていくらぶ)は任天堂のファミリーコンピュータ ディスクシステムなどで発売されたアドベンチャーゲームである。
『消えた後継者』および『うしろに立つ少女』の企画、制作、脚本は任天堂の坂本賀勇が担当している。
シリーズ化されており、全部で3作ある。
- 『ファミコン探偵倶楽部 消えた後継者』(1988年)
- 『ファミコン探偵倶楽部PartII うしろに立つ少女』(1989年)
- 『BS探偵倶楽部 雪に消えた過去』(1997年)
このうち『BS探偵倶楽部』はサテラビューでの配信となっており、現在ではプレイすることは出来ない。
また『うしろに立つ少女』は1998年にリメイクされ、ニンテンドウパワーで配信された。
ファミコン探偵倶楽部の二作は、2004年にファミコンミニ ディスクシステムセレクションで復活、PartIIは「非合法な飲酒・喫煙」シーンが含まれるため任天堂が発売したゲームで初のCEROレーティングによる対象年齢がついたソフトとなった(15歳以上対象)。
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概要
全作を通じて殺人事件の真相を突き止めるのが目的となるミステリー作品である。
物語が持つ特徴として、事件に関連して怪談が結びつけられおり、全体的にホラータッチで描かれている。
『消えた後継者』では死人の蘇り伝説、前作より3年前の『うしろに立つ少女』では血染めの少女の霊の話、『雪に消えた過去』では落ち武者の亡霊伝説がある。
主な登場人物
- 主人公
- 『消えた後継者』『うしろに立つ少女』でのプレイヤーキャラ。
- 自らの両親を探す旅の途中で空木俊介と出会い、その助手となる。『消えた後継者』では、崖から落下した影響で記憶喪失となり、彼の記憶をめぐって物語が進む。
- 橘あゆみ(たちばなあゆみ)(声優:皆口裕子)
- 主人公とともに空木俊介の助手をしている。『雪に消えた過去』では主人公として活躍する。『うしろに立つ少女』では被害者の親友であった女子高生として登場する。
- 空木俊介(うつぎしゅんすけ)(声優:速水奨)
- 空木探偵事務所の所長。警察にも顔が利き、探偵業で多忙な日々を過ごす。『うしろに立つ少女』および『雪に消えた過去』の終盤で登場する。