Fandom


久川 綾(ひさかわ あや、1968年11月12日 - )は、日本女性声優大阪府貝塚市三ツ松出身。身長160cm、体重44kg、血液型A型星座さそり座。所属事務所青二プロダクション。既婚者である。

人物紹介 編集

特色 編集

1990年代を中心に活躍。キャリアの前期には清純派キャラクターの声を担当することが多かった。また、泉州出身であるため、『カードキャプターさくら』のケルベロス役、『AIR』の神尾晴子役など、関西弁を話すキャラクターを担当することも多い。しかし、その一方で『ラブひな』では、アマラ・スゥなどいわゆるべらんめえ口調を話すキャラクターも担当している。

外国の映画やドラマの吹き替えをやることは少ないが、『レオン』ではDVD版においてヒロインのマチルダを吹き替えている。近年は母親役などの年齢がやや高めの女性役を担当することが多くなってきており、時折少年役も担当している。また、同世代の声優がナレーション業を主体としていくなかで久川は近年でもアニメへの出演が多い。

経歴 編集

大阪府貝塚市のローカル私鉄水間鉄道沿線で、金物店を営む両親の元に誕生。中学時代に『宇宙戦艦ヤマト』を見て声優を志す。中学卒業後は羽衣学園高等学校に入学。中学と高校では卓球部に所属し、どちらもキャプテンを務めた。当時、卓球部に所属していた後輩は「バリバリの体育会系で人間関係に悩む厳しい先輩だった」と語っている。

高校在学時に通信制を利用して勝田声優学院のレッスンを受けていた。高校卒業後に上京し、養成所である青二塾東京校に1部8期生として入学。1年で卒業し、青二プロダクションにジュニアとして仮所属に。さらに2年後には緑川光遠藤みやこ小山裕香らとともに準所属となった。テンプレート:要出典範囲

その後、『新ビックリマン』のプッチー役で初レギュラーとなるが、セリフが「プッチー」のみというキャラクターだった。また、同年に『魔法使いサリー(1989年版)』で春日野すみれ役を担当。翌1990年には、『RPG伝説ヘポイ』のミーヤ・ミーヤ役でメインヒロインを、OVA『魔物ハンター妖子』の妖子役で主人公を、それぞれ初めて担当した。『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』のレオナ姫役、OVA『I・R・I・A ZEIRAM THE ANIMATION』のイリア役でもそれぞれ、メインヒロインと主人公を担当する。

テレビ朝日系列にて1992年から1997年にかけて放送し、社会現象になるほどの大ヒットとなった『美少女戦士セーラームーン』シリーズにおいて、人気キャラクターとなったセーラーマーキュリー=水野亜美を担当した[1][2]

1993年のOVA『ああっ女神さまっ』のスクルド役、1994年のテレビアニメ『ママレード・ボーイ』(朝日放送(ABC))の鈴木亜梨実役などを担当。歌手活動やラジオパーソナリティなども行う。1994年、『まっ昼ま王!!濡れてにアワー!!』に「美少女戦士セーラームーン」としてメインキャスト全員で出場した。その中で「海豚」を「イクラ」と読み間違えて、司会の桂三枝は「いくら何でも!!」とコメントされた。

1997年には『少女革命ウテナ』の薫幹役で少年役も担当した。以後、『爆転シュート ベイブレード』の金李役、『フルーツバスケット』の草摩由希役を担当する。

1998年末に結婚。

2010年には『ハートキャッチプリキュア!』でキュアムーンライト役[3]を担当したが、セーラー戦士とプリキュアという[4]東映アニメーション製作の新旧二大女児向け戦うヒロインを担当したのは、2010年現在では久川のみである[5]。また、歴代のプリキュアシリーズでは最年長となった(最年少は『Yes!プリキュア5』の春日野うらら=キュアレモネード役の伊瀬茉莉也で、当時18歳)。

2010年現在、『名探偵コナン』では伊藤美紀に次いで2番目にゲストとして多く出演しており(回数は6回)、そのうち犯人役を3回担当した。

コーヒーが飲めない。

子どものころ、よく岸和田だんじり祭地車を曳いていた。本人も「今でも祭りといえば血が騒ぐ」と語っており、威勢のいい泉州っ子だったという。中学時代は正義感溢れる少女で、自分とは正反対であるはずの学校一のワルである不良の番長と付き合っていたという。しかし、いつまでたってもタバコを止めない彼氏に腹を立て、「いい加減止めなさいよ」という発言が切っ掛けで喧嘩別れしてしまったという。

高校時代はローカル線の運転手に片思いをしていたと語っている。高校3年間ラブレターをしたためていたが、結局渡せずじまいに終わったという。

愛車はトヨタ・プリウス(現行型)。また、2006年10月28日深夜の井上喜久子のラジオ特番に寄せられたメッセージによると、最近まで乗っていた初代プリウスを井上に譲ることにしているとのこと。以前は父親から譲り受けたユーノス・プレッソのことを大変気に入り、自身の曲『赤いスポーツカー』として楽曲にもなっている。

本人いわく首筋が弱点(急所)。理容師に触られただけで腰が浮いたり、風呂上りにドライヤーで髪を乾かしている際に温風が首筋に当たると歯を食いしばって我慢しているとのこと。

ガチャピンの大ファンで、『やつはスゴいんだ〜He is a challenger〜』という自身の曲でガチャピンのことを歌っている[6]。また、動物好きでもあり、愛玩動物飼養管理士の免許を所持しており、動物実験には反対の立場を取り、飼っていた文鳥についてのエッセイおはよっ、ピースケ』や『おやすみ、ピースケ』を執筆した。雑誌やPV・CDジャケットなどの撮影現場に動物がいると、その動物とスキンシップをはかる。

地元の大阪にも青二塾があるにもかかわらず、あえて東京校を選んだ理由として「大阪校が2年制なのに対し、東京校が1年制だったから、2年かかるよりも1年で声優になれるか、なれないかを決めたかった」ことによるという。これは高校3年時、父とともに青二塾大阪校を訪れた際、塾長との会話のなかで決意したことだという。もし声優になれなかった場合は青年海外協力隊を目指すつもりだったという。

20歳のころの思い出を貧乏だったと語っている。青二修行時代は袋小路のどん詰まりのアパートに住み、その後、養成所生から声優として一本立ちをするまで生活費を工面するため、バイトとの掛け持ちで大変苦労したとエッセイで述べている。そのため、自宅から養成所に通っている女生徒がブランド物のバッグを自慢しているのを見て、負けられないと内心闘志を燃やしていた。上京初日、腹痛を装ってトイレを覗こうとする覗き魔被害に遭ったことがある。しかも、ドアポストからの覗き被害にも遭っており、布を垂らして防いでいたが、竹竿で退けて覗こうとする覗き魔もいたという。そのうえ、下着盗難にも遭った経験があり、新人時代は長い苦労が続いたという。

姿勢 編集

  • 快活な性格で知られており、ライブで着ぐるみを着て登場したほか、ラジオにおける逸話は多い(『久川綾のSHINY NIGHT』の項も参照)。また、1996年に発売した著書『AYAかると』には恋人がいたことなどが率直に書かれている。このことに対し、久川自身は「自分はキャラクターではなく、あくまで久川綾というひとりの声優であり、人間である」という立場を貫いている。
  • TBSラジオ『久川綾のMORE MORE IMPRESSION』内で、多く寄せられていた声優へのなり方への質問に対し、「本当に好きなら自分で調べろ、甘ったれるな」というニュアンスの発言をした。その後、反論や非難の投書が殺到し、次週の放送で「自分も言い過ぎた」と謝罪したことがあった。

家族・親類 編集

  • 父は、プッチー役で初めてレギュラーを貰ったことを非常に喜んで『新ビックリマン』第1話が放送された際、番組が放送される30分も前からテレビの前で待っていたという。だが、いざ見ると出てくる台詞は終始「プッチー」のみであったため、拍子抜けしたというエピソードもある。
  • また、久川がメインパーソナリティを務めるラジオ『久川綾のSHINY NIGHT』においてゲスト出演し、軽快なトークを披露した[7]。2006年に番組が1日のみ復活した際にもメッセージを送っている。
  • 歳の離れた弟(異母姉弟)が2人いるが、父とは違ってラジオなどメディアで滅多に話題には出さない。しかし、ビデオ・LD『久川綾の着ぐるみ大運動会』では弟2人が黒猫の着ぐるみを着て参加している。また、『PONY CANYON STYLE まるなび!?』にゲスト出演した際には自身の父と2人の叔父の久川家の3兄弟の話をネタとして話していた。
  • ニブンノゴ!のリーダーの宮地謙典ははとこにあたる。

セーラームーン・泉州弁 編集

  • 『セーラームーン』の収録中、水野亜美の台詞を咄嗟に泉州弁で喋ってしまい、NGになってしまったという逸話がある。
  • あずまんが大王』(黒沢みなも役)では、久川同様に関西弁キャラを担当することが多い松岡由貴が声を演じる春日歩(大阪)との会話シーンで、標準語キャラにもかかわらず春日歩の大阪弁に引きずられ、最後が大阪弁になってしまったことがある。これはDVDにも無修正で収録されている。
  • 関連イベントで非常識な行動をとり、付近にいた子どもを泣かせたオタクに対し、久川が皮肉として「大きなお友達」と発言したことがあった。今では有名になったこれらの言葉だが、初めて使用したのはこのときの久川だと言われている。

料理・家庭菜園 編集

  • ほかの声優らの話によると料理上手で、しかも野菜ソムリエとも称される「ジュニアベジタブル&フルーツマイスター」の資格を持つ。庭で家庭菜園を営んでおり、私生活でも仲のよい井上喜久子らに野菜を送ることも多いと語る。
  • 自身が声の出演をしていた『フルーツバスケット』の作者高屋奈月が療養していた際、家庭菜園で作った野菜を送ったという。送り主の名前を久川が担当したキャラである「草摩由希」にしたため、高屋は「由希の野菜だ(由希の趣味も久川と同じく家庭菜園)」と感激したという。本人いわく送り主は由希のあだ名である『王子』にしようと思ったが、配達人に怪しまれると考えて由希にしたという。

ほかの声優絡み 編集

  • 自著で尊敬する先輩声優に荘真由美、恩師に滝口順平を挙げている。
  • スーパーリアル麻雀PIV』で声優のまるたまりと親友関係になり、久川の結婚式に彼女がコメンテーターとして出席するほど仲がいい。
  • 井上喜久子と共演することが多く、前述のように私生活でも仲が良い。番組のイベントなどでは、井上のボケへのツッコミ役になることが多い。また、井上のイベントなどにゲスト出演する際は「どーもー、井上でーす」と物真似をしながら登場することが多い。井上や緒方恵美とは通販生活仲間で、とくに久川と緒方はゴールド会員である。
  • 井上のほかに平松晶子をはじめ、三石琴乃桑島法子川澄綾子との共演も多い。

出演作品 編集

太字は主役・メインキャラクター。

テレビアニメ 編集

出演時期不明

1988年

1989年

1990年

1991年

1992年

1993年

  • 海がきこえる
  • 美少女戦士セーラームーンR(水野亜美/セーラーマーキュリー

1994年

1995年

  • 美少女戦士セーラームーンSuperS(水野亜美/セーラーマーキュリー
  • 魔法騎士レイアース(タータ)

1996年

1997年

1998年

1999年

2000年

2001年

2002年

2003年

2004年

2005年

2006年

2007年

2008年

2009年

2010年

OVA 編集

劇場版アニメ 編集

Webアニメ 編集

ゲーム 編集

吹き替え 編集

ラジオ 編集

ラジオドラマ

CD 編集

実写 編集

その他 編集

音楽 編集

シングル 編集

  • Sunday
  • 青い空を抱きしめたい
  • ため息が眠らない
  • この遊歩道(みち)が終わるまでに
  • 心まで抱きしめられたら
  • これは これで ありかな なんて…
  • 月と太陽のめぐり‐ルパン三世 トワイライトジェミニの秘密 ED

アルバム 編集

ビデオ・LD 編集

  • AYA MAIL
  • AYA MAIL 2 青い空を抱きしめたい
  • AYA MAIL 3 AYA FIRST LIVE
  • AYA MAIL 1×2
  • AYA MAIL 4 過ぎ去りし悲しみたちへ
  • 久川綾の着ぐるみ大運動会
  • 久川綾LIVE AT AKASAKA BLITZ
  • 久川綾 Live Act Vol.2 “気分転換”
  • THE ウルトラ伝説(ナレーター)TBSビデオ

書籍 編集

  • おはよっ、ピースケ―P-SUKE MY LOVE(絵本)
  • AYAか・る・と―à ya carte(エッセイ)
  • VIVACE(写真集)
  • おやすみ、ピースケ―P-SUKE FOREVER(絵本)

脚注 編集

[ヘルプ]
  1. 水野亜美は『月刊アニメージュ』(徳間書店)の「キャラクターBest10」で、1993年度、1994年度のトータル1位になる人気キャラクターとなった。
  2. 『セーラームーン』の最初のオーディションの際には、主人公の月野うさぎ役を受けていた。
  3. シリーズとしては初の女子高生が変身するプリキュアである。
  4. キュアムーンライトは第1話で敗れて一度物語上から退場した後、キュアムーンライトの変身前の「月影ゆり」役で出演していたが、第33話より再びキュアムーンライトとしても出演している。
  5. ただし、元プリキュアも含めれば坂本千夏がいる。セーラー戦士役の声優で、プリキュアシリーズ出演経験者まで範囲を広げれば、深見梨加皆口裕子も含まれる。
  6. ムックについては、最後にチラッと出てくる。
  7. 初レギュラーにまつわる話もこの際に話したもの。

関連項目・人物 編集

外部リンク 編集

特に記載のない限り、コミュニティのコンテンツはCC-BY-SA ライセンスの下で利用可能です。