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伊藤 美紀(いとう みき、1962年10月21日 - )は、日本の女性声優。本名:平野 美紀(ひらの みき)。東京都出身、千葉県佐倉市育ち。大沢事務所所属、かつてはアーツビジョンに所属していた。勝田声優学院(1期生)卒業。

人物紹介 編集

特色 編集

演じる役幅は広く、年齢では赤子・幼女から思春期の少女・母親、性格では元気系からクールビューティ系・おしとやか系・冷酷系・ギャグ系まで、様々なキャラクターを担当する。数は少ないが、『バケツでごはん』の三平、ラジオドラマ『ツインビーPARADISE』のグインビー等の少年役も担当したことがある。

役幅の中でも、キャリア初期から1990年代中盤にかけては、『プロジェクトA子』の摩神英子、『獣神ライガー』の神代まい、『ドラゴンボールZ』の人造人間18号、OVA『プリンセス・ミネルバ』のミネルバなど、おてんば役や強気役の割合が高かった。2000年代以降は、落ち着いた役柄も多くなっている。

また一定の年齢以降、ナレーション業に移行する女性声優が多い中、伊藤は近年でもアニメへの出演が多い。母親役など実年齢に近い役をこなす一方で『マリア様がみてる』の小笠原祥子、『SHUFFLE!』の時雨亜沙といったそれぞれ系統の異なる女子高生、『少女チャングムの夢』の12歳の少女・チャングムなど、年齢の若い役柄も多数こなしている。

海外作品の吹き替えもこなし、特にキャメロン・ディアスは、『マスク』など初期作品では多く担当した[1]。この他、CMやバラエティ番組のナレーションなども担当している。

来歴 編集

筑波大学卒業。大学3年生時より勝田声優学院に通い始め、1985年1月にOVAGREED』(イノセントB役)で声優デビュー。翌1986年の映画『プロジェクトA子』(摩神英子役)が初主演作となる。元々は演技の幅が評価を受けていたことから、1990年代まではバイプレイヤー的な出演が多かった。

舞台経験も積んでいたが、1990年代前半頃、「ナレーションの仕事をしたい」という理由から大沢事務所へ移籍。以後は今日に至るまで同事務所に所属することとなる。1990年代後半以降は育児もあり、活動が減少していたが、その後再び多くの活動が見られるようになった。

2004年の『マリア様がみてる』(小笠原祥子役)以降、若い層にもファンを増やすこととなり、主要キャラクターを演じることも多くなっている。2005年には『SHUFFLE!』(時雨亜沙役)でメインヒロインを演じた他、2006年には『少女チャングムの夢』(チャングム役)で、テレビアニメでは初となる主人公を演じた。(以前の1997年にはアニメ映画『ヘルメスー愛は風の如く』(アフロディーテ役)で、初のヒロインを演じたことがあった。)

エピソード 編集

キャラクター 編集

  • 『ドラゴンボールZ』の後期準レギュラーである人造人間18号について、「強くて、割り切って演じられるのでスカッとする」とコメントしている[2]
  • 強い女性役を多く演じていたためか、『魔法騎士レイアース』のノヴァを演じた際、「語気が強すぎてしまうことがあり、そこをよく注意されていた」とコメントしている。
  • 名探偵コナン』には6度出演しており(2007年11月現在)、そのうち5回が犯人役である。
  • うみねこのなく頃に』のオーディションでは、右代宮絵羽シエスタなど多数の役を受けていた。同作の右代宮絵羽 / エヴァ・ベアトリーチェは、前作の『ひぐらしのなく頃に』で演じた鷹野三四と年齢が近いため、同じ様な演技にならないように、声の出し方やトーンなど第一声は緊張したという。だが、性格をつかみやすかったため、演じていくうちに慣れたとラジオで語った[3]

他声優絡み 編集

篠原恵美とは親友であり、互いを「篠ちゃん」、「美紀ちゃん」と呼んでいる[4]。2人はほぼ同期・同世代であり[5]、声優としてもキャリア初期の『プロジェクトA子』以来、『魔法騎士レイアース』、『マリア様がみてる』など多くの作品で共演している。

同い年である田中敦子とも、『機動戦士Vガンダム』(ルペ・シノ役)以来の付き合いとなる[6]。また、デビュー作での共演をきっかけに皆口裕子とも仲が良い[7]。共に伊藤を「美紀ちゃん」と呼んでいるが、このうち皆口は伊藤より年下であるものの、初対面の際に勘違いし「ちゃん付け」で話しかけたことから、今でもそう呼んでいるという。

他の愛称に「いとみち」・「いとみっちゃん」があった。最初は「伊藤美紀」を縮めた「いとみき」と呼ばれていたが、そこからさらに変化した[3]

この他山口勝平とは、ラジオ『ツインビーPARADISE』における憎まれ口の応酬が、名物のひとつになっていた。その掛け合いから、夫婦説が囁かれていたこともある。

近年では、『マリア様がみてる』の共演者とも交流があり、作品での役柄から「お姉さま(植田佳奈限定)」や「祥子さま」と呼ばれ[8]、また自身も「祐巳(植田佳奈)」、「令ちゃん(伊藤静)」、「フェティダ(生天目仁美)」などの呼び名を使っている[9]。特に植田とは、同作品以降共演が増えた他、プライベートでも交流が多くなっている。この面々の中では、主に伊藤美紀が音頭を取っているという。

人物像 編集

  • 既婚者であり、娘が一人いる。
  • 夏休みに娘と二人でバドミントンをしていたところ、熱が入るあまり転倒。後日『うみねこのなく頃に』のアフレコをしている最中に痛みを感じ、翌日病院に行くと右肋骨にひびが入っていることが判明した。医者から安静にするように言われたが、週1回ある『うみねこのなく頃に』の激しいアフレコで治癒が遅れ、1ヶ月程痛みが続いたとラジオで語った[3]
  • イヴのすべて』が日本で放映されていた際は、公開アフレコに登場。近年は『SHUFFLE!』、『マリア様がみてる』等のイベントに積極的な参加が見られ、他の同世代の声優と比較し、ファンの前に登場する機会が多い声優となった。快活な性格から、イベント時やラジオ出演の際には、盛り上げ役も担っている。
  • 起床は大抵午前6時頃、就寝は午前0時までと早寝早起きの日々を送っており、早い場合には午後10時頃に就寝することもある。このため、仕事が夜遅くまで掛かった場合、現場で強烈な眠気に襲われるという。
  • 血液型O型、公称では身長152cm。スリーサイズはB80・W57・H83(新人時代のデータで、現在は不明だが、下記の通りバストサイズは現在80cm以上である)。
  • 『ツインビーPARADISE』ドラマCDにおける参加声優同士のトークの中で、「脱いだらココが凄い」というテーマの際、周囲から「爆乳」と言われていたことがある。これは、伊藤がそのドラマCD(元はラジオドラマ)の収録期間の途中で出産しており、授乳期だったためである。
  • 酔うと、用事もないのに色々な人物(植田佳奈、門脇舞以など)に電話をかける癖があると紹介された(『Fate/stay tune』より)。
  • 面倒見が良く、共演した後輩などを自宅に招き、手料理を振舞うこともある。

出演作品 編集

太字は主要キャラ

テレビアニメ 編集

1985年

1986年

1987年

1988年

1989年

1991年

1992年

1993年

1994年

1995年

1996年

1997年

1998年

1999年

2000年

2001年

2002年

2003年

2004年

2005年

2006年

2007年

2008年

2009年

2010年

OVA 編集

劇場版アニメ 編集

Webアニメ 編集

ゲーム 編集

吹き替え 編集

テレビシリーズ 編集

劇場作品 編集

アニメ 編集

ラジオ 編集

  • ラジオドラマ ツインビーPARADISE(グインビー、ミント、他)
  • ラジオドラマ ツインビーPARADISE2(グインビー、ミント、他)
  • ラジオドラマ ツインビーPARADISE3(グインビー、ミント、他)
  • インターネットラジオ『Fate/stay tune』内 「らじおタイガー道場」(師匠)
  • DREAM ON SAKURA CITY (bayfm)- 出身地でもある佐倉市の広報番組を担当したこともあった。

CM 編集

  • ソニッケアー
  • ハーバルエッセンス
  • HIS
  • マクドナルド あんしん0円
  • 旭化成
  • アイフル 「借りすぎ注意」編

CD 編集

バラエティ 編集

その他 編集

  • はまぎん こども宇宙科学館 プラネタリウム(案内/プログラムナレーション)
  • 知研式知能教育プログラム 知能キッズDVD
  • 怪し会〜参(2010年8月、松栄山 了法寺)[10]

※他にも、研修生時代や新人時代に舞台も幾つか出演しているが、公式出演歴は不詳。

注釈 編集

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  1. ただし、近年は吹き替える機会が少ない。
  2. 週刊少年ジャンプ編集部編「テレビスペシャル特別リポート アフレコ・スタジオ・ルポ!!」『ジャンプ・アニメコミックスドラゴンボールZテレビスペシャル 絶望への反抗!!残された超戦士・悟飯とトランクス』集英社〈ジャンプコミックスセレクション〉、1993年5月31日、ISBN 4-8342-1185-1、164-165頁。
  3. 3.0 3.1 3.2 『うみねこのなく頃に』Episode R -Radio of the golden witch-』第5回での伊藤の発言より。
  4. ラジオ番組内等における本人達の発言より。
  5. 正確には、出生年・デビュー年共伊藤が1年先となる。
  6. 田中のブログより。
  7. 皆口の発言より。
  8. 古くからの親友である篠原は例外。
  9. インターネットラジオ『開運☆野望神社』第70回の伊藤静と生天目仁美の発言より。
  10. 怪し会~参 公式HP

関連項目 編集

外部リンク 編集

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