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郷里 大輔(ごうり だいすけ、1952年2月8日 - 2010年1月17日[1])は、日本男性俳優声優ナレーター

東京都江東区出身。身長は176cm、体重は78kgだった。

テレビタレントセンター東京校、吉沢演劇塾、江崎プロダクションを経て、青二プロダクションに所属。

本名及び旧芸名は長堀 芳夫(ながほり よしお)。

特色 編集

太く迫力ある声に定評がある[2]

大柄で筋肉質のキャラクターを演じる事が多く、冷酷な悪役や悪のボス、荒くれ者、豪快なキャラクターをよく演じるが、『キン肉マン』のロビンマスクのような正義漢、『機動警察パトレイバー』の山崎ひろみといった温厚な役柄も演じる。

ゲイやオカマキャラを演じることもあり、『サクラ大戦』シリーズでは太田斧彦を、劇場用アニメ『クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王』のTバック男爵や『クレヨンしんちゃん 暗黒タマタマ大追跡』ではローズを演じ、最近では『Master of Epic The Animation Age』でロザーリオを演じた。

1つの作品で複数の役を担当することも多い。『ドラゴンボール』シリーズでは、牛魔王、閻魔大王、ミスター・サタンといった準レギュラーキャラに加え、数話・1話のみのゲストキャラクターの声も担当しており、『世紀末救世主伝説 北斗の拳』でも悪役を多数演じている。また『キン肉マン』においてはアシュラマンも兼任、顔が変わるごとに人格が変わるアシュラマンを複数の声を使い分けて演じていた。

テレビ番組やCMなどのナレーションの仕事も数多く手掛けている。特に北朝鮮問題が表面化して以降、ニュース番組や『THE・サンデー』等で関連したVTRでは、緊迫した口調でナレーションを務める機会も多い。その重い声質を生かして、スプラッタービデオのナレーションをしたこともある。逆に『THE・サンデー』の一部のコーナーや『謎を解け!まさかのミステリー』などでは真面目な口調の振りをして面白おかしくナレーションをしている場面もある。

スーパー戦隊シリーズ』などでも悪役を演じることが多く、代表作としては『忍風戦隊ハリケンジャー』の弐の槍チュウズーボがある。『救急戦隊ゴーゴーファイブ』では、ナレーションを担当した。

2008年、日本映画・山田洋次監督作品『母べぇ』に出演した。

人物・エピソード 編集

本人は温和な性格。しかし本気で怒らせると非常に怖いという[3]

同じく声優の井上和彦とは養成所で逢って以来の親友同士であった。デビューする前や新人時代からマクドナルドや立ち食いそば屋で一緒に3年ほどアルバイトをして、二人で来客への挨拶をしながら発声の練習をしたり、原稿を作って台詞やナレーションの勉強をよくやっていたようで、念願の共演を果たした時には、焼鳥屋で二人して泣きながら呑んだという[4]

演じることの多い悪役のイメージとは対照的に、非常に優しい性格である。捨てられた動物も見過ごせなく、ある日捨てられていた子猫を拾ってかわいそうにと頭を撫でていると、その子猫の首を折ってしまい大号泣したという嘘のような本当のエピソードを持っている。このように力加減が出来ないため、子供が生まれた際にも妻にあまり触らせてもらえなかった[5]

同じ事務所の古川登志夫からは「ゴッチ」の愛称で呼ばれていた。古川が主宰していた劇団青杜の公演「うさぎはねている」の時には、仕事で忙しい中、客演したという[6]

突然の死去 編集

2010年1月17日午後3時頃、東京都中野区本町の路上手首などからを流して建物のすき間にうつぶせの状態になって倒れているところを通行人に発見され、死亡が確認された。満テンプレート:没年齢。警察は自殺とみている[1]。所属事務所だった青二プロダクションからは、死因は急性心不全と発表された[7]

奇しくも、同年1月13日に死去した田の中勇とは同じ事務所で面識と多数の作品で共演しており、この相次ぐ突然の訃報は声優界や日本のファンのみならず世界のアニメファンにも衝撃を与えた[8][9]

親友だった井上和彦は「昨年末の『アンパンマン』の収録では元気のない感じだった。結婚してお子さんもいたので、あまり連れ出すのも…と思い、付き合いが減ったのが残念。もっといっぱい話したかった」と郷里の死を悼んだ[8]

ドラゴンボールZ』で、ミスター・サタンの娘・ビーデルを演じた皆口裕子は、「もしも『ドラゴンボール改』が続いて、ビーデルを演じる時が来たとしても…郷里さんがミスターサタンじゃないなら、私もビーデルやりたくないと泣き、みんなを困らせました」と、自身のブログで吐露している[10]

ビートたけしのTVタックル』では、2010年1月25日放送のエンディングで、郷里大輔の死去に対するお悔やみの言葉を添えて放送した。

週刊プレイボーイ2010年2月22日号にて、同誌で連載中の『キン肉マン』の続編『キン肉マンII世 究極の超人タッグ編』の表紙にアニメ版にて郷里の持ち役だったロビンマスクが掲載された。原作者ゆでたまごの原作担当の嶋田隆司は「唯一無二の声優だっただけに、わたしの心に穴がポッカリあいてしまいましたが、これからも誠心誠意ロビンを描いていくことを誓います」と、自身のブログで発表した[11]

戦国無双シリーズ』でナレーター、武田信玄を務めた『戦国無双3』の公式サイトでも追悼のニュースが報じられた。

葬儀は遺族の強い意思により、密葬にて執り行われた。

3月31日にニッポン放送で行われた『YAGアニメラボ』の公開録音の中で行われた、吉田尚記アナウンサーの私物をプレゼントをする企画の中で、『ヴィーナス&ブレイブス〜魔女と女神と滅びの予言〜』のサイン入り台本をプレゼントすることになったが、郷里のサイン入り台本だけは観客や吉田の意思を尊重し、プレゼントしないことになった。

後任 編集

郷里の死後、持ち役・ナレーションを引き継いだ人物は以下の通り。

出演作品 編集

テレビアニメ 編集

1973年
1978年
1979年
1980年
1981年
1982年
1983年
1984年
1985年
1986年
1987年
1988年
1989年
1990年
1991年
1992年
1993年
1994年
1995年
  • スレイヤーズ(赤眼の魔王シャブラニグドゥ)
  • 忍たま乱太郎(山賊)
1996年
1997年
1998年
1999年
2000年
2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年

OVA 編集

劇場版アニメ 編集

1980年代

1990年代

2000年代

ゲーム 編集

吹き替え 編集

映画 編集

海外ドラマ・人形劇 編集

海外アニメ 編集

特撮 編集

ラジオドラマ 編集

CD 編集

パチンコ・パチスロ 編集

ドキュメンタリー 編集

ナレーション 編集

その他テレビ番組 編集

テレビCM 編集

その他 編集

実写 編集

編集

[ヘルプ]
  1. 1.0 1.1 「キン肉マン」ロビンマスク声優の郷里大輔さん自殺か、asahi.com、2010年1月19日
  2. EXCITE.ニュース (2010年1月28日). “『機動戦士ガンダム』ドズル・ザビ役の声優、郷里大輔さんが死去” (日本語). 2010年1月28日閲覧。
  3. 集まれ昌鹿野編集部2007年8月19日放送分での小野坂昌也の発言より
  4. 井上和彦オフィシャルブログ「風まかせ」2010年1月18日
  5. おしゃべりやってま~す』木曜日 第91回
  6. TOSHIO'sHOME - DIARY 2010年1月18日、2010-01-20 閲覧。
  7. 青二プロダクション - WHAT'S NEW 2010年1月19日
  8. 8.0 8.1 声優界衝撃「ロビンマスク役」郷里大輔さん路上死のナゾ - zakzak 2010年1月20日
  9. 声優の郷里大輔さん死去=中国アニメファンも哀悼の意―日本 - Record China 2010年1月19日
  10. 皆口裕子オフィシャルブログ「ちまちまの神様」 2010年1月20日
  11. Pehlwans - blog - TAKASHI SHIMADA 2010年1月20日

関連項目 編集

外部リンク 編集

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