首都高バトル(しゅとこうバトル)は、公道レースをテーマにしたレースゲームのシリーズ。
発売元は複数社あるが、全シリーズとも元気株式会社が開発を担当していることで共通している。
峠攻めをテーマとする『街道バトルシリーズ』と並んで同社の2枚看板となっている。シリーズ初期ではドリフトキングとして有名なカーレーサー土屋圭市が監修を務めていた。
初期のシリーズではメーカーから許可を得て実名を出すというシステムが確立されておらず、PS2用の首都高バトル01からメーカーの許可により車の実名まで出るようになったが、それが思わぬ仇となり、ホンダからの許可が得られない事態になってしまった[1]。
『首都高バトル0』までは首都高速道路と首都高速道路八重洲線(ゲーム内では東京高速道路線を含み、両線を一括して「八重洲線」と称していた)のみをコースにしていたが『首都高バトル01』からは阪神高速道路、名古屋高速道路、東名阪自動車道が追加され首都高速道路八重洲線が廃止された。それに伴い、総ライバル数が前作の400人から600人まで増えた。
関連会社の元気モバイルからNTTドコモ向けiアプリを提供中である。
シリーズ一覧[]
特記がない場合は元気より発売。
- 土屋圭市 首都高バトル'94
- 1994年5月27日BPSより発売。
- 首都高バトル2
- 1995年2月24日BPSより発売。
- プレイステーション
- ドリフトキング 土屋圭市&坂東正明 首都高バトル
- 1996年5月3日発売。
- 首都高バトル外伝 スーパーテクニックチャレンジ
- 1996年12月20日メディアクエストより発売。
- 首都高バトルR
- 1997年4月25日発売。
- セガサターン
- 首都高バトル'97
- 1997年2月28日イマジニアより発売。
- ドリームキャスト
- 首都高バトル
- 1999年6月24日発売。
- 首都高バトル2
- 2000年6月22日発売。
- プレイステーション2
- 首都高バトル0
- 2001年3月15日発売。
- 首都高バトル01
- 2003年7月24日発売。
- プレイステーション・ポータブル
- 首都高バトル
- 2005年4月21日発売。
- Xbox 360
- 首都高バトルX(TEN)
- 2006年7月27日発売。
用語[]
- SPバトル
- 画面上に表示される「SPゲージ」を削りあう、最も基本的なバトル形式。両者の距離に差がつくほどSPは速く減り、相手のSPを無くせばプレーヤーの勝ち。しかし、自分のSPが無くなればプレーヤーの負けとなる。ちなみに壁や障害物に接触してもSPは減り、接触する速度が速いほどSPの減りは大きい。SPとは「スピリットポイント」の略である。
- ワンダラー
- どのチームにも属さないライバルで、特殊な条件を満たすことによりバトル可能となる。条件はライバルによって違い、曜日や走行距離や車種など、さまざまな条件が要求される。実力は通常のライバルより高いことが多いが、勝った場合に入手できるポイントも通常のライバルより高い。
脚注[]
- ↑ ホンダが許可しなかった理由は明確にされていないが、アザーカーが登場するという理由から許可しなかったと思われる。しかし『公道が舞台のレースゲームだから許可しない』というわけではないようであり、その証拠に、同じ元気から発売のレースゲーム、街道バトルシリーズでは実在の峠を舞台にしながらも堂々と許可している。