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テンプレート:子記事 .hack//G.U.の登場人物ではゲーム.hack//G.U.の登場人物について解説する。アニメ「.hack//Roots」と共通して登場する人物が多いため、hack//Rootsの登場人物も併せて参照されたい。

テンプレート:ネタバレ

碑文使い[]

碑文使いである8人のキャラクターの名前横の英文は、それぞれが持つ憑神の持つ碑文名を表している。

憑神についての詳細は憑神を参照。

ハセヲ (The Terror of Death『死の恐怖』)[]

(声:櫻井孝宏

職業(ジョブ):錬装士/マルチウェポン
ロストウェポン:死ヲ刻ム影→万死ヲ刻ム影(大鎌)
所属ギルド:黄昏の旅団(解散)、カナード(ギルドマスター)、レイヴン

本作の主人公。初ログイン直後にPKされ、その時オーヴァンに救われる。その8ヵ月後(詳細は.hack//Roots#ハセヲを参照)、「死の恐怖」の異名で呼ばれる彼は、未帰還者となった志乃を救うため、犯人である三爪痕(トライエッジ)の情報を求めPKを繰り返すPKKとなっていた。しかしグリーマ・レーヴ大聖堂にて三爪痕(カイト)に敗北し、データドレインによってPCを初期化されてしまう(正確には、データドレインはハセヲの背後にいたオーヴァンを狙ったもので、オーヴァンはハセヲに当てることが目的だった)。その後、三爪痕の情報を集める途中、三爪痕に対抗し得る力「黄昏の碑文」「憑神」の情報を齎した八咫の率いるレイヴンに加入し、情報を引き替えにThe World内を駆け回ることになる。その中で様々なPCと出会い、The Worldというものについても考えを変えていく。作中を通して、主人公であるためか最も成長するキャラクター。

オーヴァンに対しては自分の理想とする大人として尊敬と憧れ、同時に志乃の心を独占していることからくる嫉妬心、「黄昏の旅団」解散時に裏切られたという憎しみなど複雑な感情を持つ。オーヴァン自身が憑神開眼のスイッチとなることからもこれが伺える。彼の碑文スケィスはハセヲのジョブエクステンドに呼応して進化していくという特徴がある。

スケィスのデータドレインにより、碑文を全てPCボディに宿した彼は「再誕」のスイッチとなり、AIDAを除去する。その際破損したPCボディは、欅によって碑文と強く結びついた、仕様外の武器「双銃」を操る「Xthフォーム」と化す。その際、今までの黒基調ではなく白を基調としたボディとなる(双銃の扱いにガン=カタとの共通点も)。8つのモルガナ因子、つまり碑文をそのPCに宿した彼はAuraを顕現させるための鍵となるが、その力は「再誕」の発動で生じた「歪み」から、碑文と依代であるハセヲの反存在『クビア』を生み出してしまう。

リアルでは都内在住の17歳の高校生で、本名は三崎亮。本人は記憶を失っているが、R:1世代からの古参プレイヤーである。R:1時代は、楚良というキャラでプレイしていた。

リアルの詳細はハセヲを参照

アトリ (The Mirage of Deceit『惑乱の蜃気楼』)[]

(声:川澄綾子

職業(ジョブ):呪療士/ハーヴェスト
ロストウェポン:陽炎ト踊ル乙女→陽炎ト踊ル巫女
所属ギルド:月の樹、カナード

本作のヒロイン。志乃と同タイプのPCを使う少女。他人との争いなどを嫌う穏やかな性格だが、言い出したら聞かない頑固な面を持つ。自らの悩みを聞き、導いてくれる榊に対して絶対的な信頼を置いている。他のPCには聞こえない「音」を聞き取れる特殊能力を持っており、後に碑文使い候補であったことも判明する。また、.hack//RETUNERでは無害化したAIDAの声を聞き分け通訳できた。ハセヲとは180度違う思考の持ち主だが不思議とハセヲに惹かれており、ハセヲの役に立ちたいと思っている。一度AIDAに侵食され、榊によって記憶の中のトラウマを指摘されることで、第ニ相の碑文「イニス」を開眼させる。

物語を通じて彼女も精神的にかなり成長しており、以前のような不可解な台詞や他人に対して押し付けがましい発言もしなくなった。しかしネガティブな面は根付いているらしく、他人(主にハセヲ)が見せる態度に対してはすぐ消沈する様子が見受けられる。また、ハセヲには淡い恋心を抱いており、エンディングではハセヲと志乃が共にいる姿に涙を浮かべて立ち去ったものの、その後自分を追いかけてきたハセヲに、とても嬉しそうな笑顔を浮かべている。しかし、後のウェディングイベントでの発言を聞く限り、ハセヲとの間に大きな進展は未だ訪れていないようである。

リアルでは千葉在住の16歳の高校生で、本名は日下千草。偏食家(野菜がダメ)だが料理が得意で、好きな食べ物はネギや豆腐も入れたお手製牛丼。普段は活発だが中学時代にいじめられていた同級生を助けた事が原因で自分がいじめのターゲットになり、登校拒否になった過去を持つ。それ故に他者に厭われることを極端に恐れ、自主性を失っている。そのトラウマを榊に利用され、結果感情を爆発させて暴走する事となる。家では3羽の文鳥を飼っておりそれぞれに名前を付けて可愛がっているが、ネーミングセンスは無いようである。また、「アトリ」という名前も同名の小鳥から名付けられている。なお、実父の義男は、宇宙ステーション「ヴィレッジ」の初の民間人搭乗者である。

クーン (The Propagation『増殖』)[]

(声:三木眞一郎

職業(ジョブ):銃戦士/スチームガンナー
ロストウェポン:静カナル翠ノ園→静カナル翠ノ楽園
所属ギルド:ケストレル(脱退)、カナード(脱退)、レイヴン

明るいムードメーカーであり、衝突しがちなハセヲとパイのクッションになることが多い。非常に女性PC好きで歯の浮いた台詞をよく吐いており、その様子は「病気」とまで評される。一見するといわゆる「損してばかりの苦労性なキャラクター」に見えるが、作中で多少迷いはするもののG.U.メンバーでは最もぶれない正義への意思と情熱をもった、普通のRPGなら主人公でもおかしくない性格をしている貴重な存在。かつてギルド「ケストレル」の副団長を務めていたがその性格からPKのあり方に反対し、PKプレイヤーたちに追い出される形で脱退。その後カナードを設立するが、憑神に目覚めた際にシラバスに任せてその身を退いた。憑神メイガスに換わった時「増殖」というアビリティを使ってハセヲのDD(データドレイン)に耐えたことがある。本編クリア後に、モテまくるハセヲに「モテヲ」というあだ名をつける。

リアルでは石川県在住の24歳のフリーターで、本名は香住智成。過去に.hack (ゲーム)(当時は「ジーク」というPCを使用)や、.hack//Liminalityでその姿を見せている6人の未帰還者の内の1人(詳細は.hack//Liminality#香住智成を参照)。過去の事件から7年後の現在では、CC社のアルバイトとゲームセンターのバイトを掛持ちしている。その女性好きは未だ変わっておらず、女性のメールアドレス登録件数は972件、1000件目にパイのプライベート用メールアドレスを登録する事が今の目標。水無瀬舞(Liminalityのヒロイン)とは付き合っていたが7年前の事件後に別れた。だが、CC社でバイトをした事に自信を付けて再度彼女にアタックをかけるつもりでいるらしい。

八咫 (The Prophet『運命の預言者』)[]

(声:山崎たくみ

職業(ジョブ):妖扇士/ダンスマカブル
ロストウェポン:其ハ声預カル者→其ハ声預カル聖者
所属ギルド:レイヴン(ギルドマスター)

知識の蛇という施設の管理者であり、G.U.の長でもある。サブキャラクターとして.hack//Rootsに登場するTaNのギルドマスターの直毘。そして2ndキャラ、月の樹の七枝会の楢を使ったりと自らの行動を隠し、なおかつ情報を集めるための分身が多い。碑文使いとしての力を借りるかわりに三爪痕の情報を提供するとハセヲに約束する。謎に満ちた言動をとる事が多く、Rootsの時代よりも前からオーヴァンとは旧知の仲である。メイガスすらをも喰ったハセヲ=スケィスにさらなる興味を持った模様。

ギルドマスターとして上から命令する立場にあったが、ただ1人憑神を覚醒させることが出来ず、さらにAIDAとAuraの両方に選ばれたオーヴァンへの憎悪と嫉妬心などから普段の冷静さをかき消した結果、憑神の覚醒に成功したものの暴走するが、ハセヲとパイによって鎮圧された。やがて世界が「反存在」による危機に瀕した際、1人のプレイヤーとしてハセヲに協力を申し出る。

本名は火野拓海。弱冠17歳ながらCC社の大株主である。

リアルの詳細は直毘(なおび)/八咫(やた)を参照

朔望 (The Machinator『策謀家』)[]

(声:豊口めぐみ

職業(ジョブ):魔導士/ウォーロック
ロストウェポン:途切レヌ螺旋ノ縁→尽キヌ螺旋ノ業縁
所属ギルド:トライフル

朔と望という双子が操るPCで、操っている人間によって性格がガラリと変わる。見た目は主立った変化をしないが、かぶっている帽子の飾りのどちらが上にはねているか、バックパック(ランドセル)の色(朔は赤、望は黒)、スカートか否かで朔か望かが分かるようになっている。ちなみに「朔望」とは新月と一日(朔月)、満月と十五日(望月)をあらわす言葉で、おそらくそれにゴレの二つ名である「策謀家」とかけているのだろう。

たびたび不自然な入れ替わりを見せるなど、実は双子ではなく二重人格者である。朔はエンデュランスを思う気持ちをAIDAによって増幅され暴走、望もそれに引き摺られるような形で暴走し、憑神を具現化してしまう。エンデュランスを探すハセヲに襲い掛かるが沈静化され、以降エンデュランスと共に仲間になる。

朔が自分の呼びかけに答えず、消滅することを望んでいることに心を痛めていたとき、The Worldを放浪していたアイナと出会い友達となる。
リアルの本名は中西伊織。和歌山に住む11歳の少年であるが、軽度の知的障害と同時に多重人格者。本来双子として生まれる予定であったが、姉を死産したのが原因で両親の関係が悪化、伊織自身も虐待されるうちに母親に言われた言葉が「朔」が生まれたきっかけとなった。
望がハセヲを兄と慕うようなった姿を見て、望の中で生まれたもう1つの人格であるとカミングアウト。本来望の防衛目的に生まれた人格であったため、ハセヲを頼る望に自分はもう必要無いと考え、自ら消滅する事を望む(メールでのやり取りで引き止めることが可能である)。
望の中にある人格であるためリアルは存在しないが、姉として生まれていれば「中西桜」と名付けられる予定であった。

エンデュランス (The Temptress『誘惑の恋人』)[]

(声:斎賀みつき

職業(ジョブ):斬刀士/ブレイド
ロストウェポン:誘惑スル薔薇ノ雫→魅惑スル薔薇ノ雫

アリーナの「紅魔宮」のチャンピオン。その見た目とミステリアスな雰囲気で「エン様」と呼ばれ、多くのプレイヤーの人気を集めるが、他人に対して興味を抱くことが少ない。AIDAと戯れたりと謎の多い行動が見られる。八咫曰く、ログイン時間が半端な長さではないのにアリーナ以外には全く興味を示さない、とのこと。

第六相「誘惑の恋人」マハを操る碑文使いPCでもあり、ハセヲとスケィスとは違う意味で憑神と深い繋がりを持っている。その肩には仕様に無い筈の謎の猫(実はAIDA)を乗せていて、「ミア」と呼んでいる。

「ミア」が消滅してしまったことに絶望し心を堅く閉ざしてしまっていたが、後に自らを必要としてくれたハセヲに惹かれていくことになる。ただし、その少々行き過ぎとも言えるハセヲへの愛は、誰が見ても異常である。ロストウェポンである刀剣「誘惑スル薔薇ノ雫」を手に入れた際に、自分は常に「ミア」と一緒であることを悟る。なお、スペシャルエンディングでは、男性キャラで唯一ウェディングドレスを着る人物である。

リアルでは神奈川在住の20歳の男性で、本名は一ノ瀬薫。すらりと伸びた手足、モデル顔負けの端正な顔立ち、とPCに負けず劣らずの容姿の持ち主だが、全く人とコミュニケーションを取る気が無い上に職にも就いておらず、いわゆる「ニートひきこもり」。だが、ハセヲに手を差し伸べられてからは少しずつ「変わらなければいけない」という自覚を持ち始めた様子。そのため、最近ではご飯を作ってくれる母に対してご馳走さまと言えるようになったらしい。また、かつては「エルク」というPCでR:1をプレイしていた(エルクを参照)。

パイ (The Avenger『復讐する者』)[]

(声:小林沙苗

職業(ジョブ):拳術士/グラップラー
ロストウェポン:緋ニ染マル翼→緋ニ染マル光翼
所属ギルド:レイヴン

サブキャラクターとして.hack//Rootsに登場するTaNのギルドメンバー、エンダーの2ndキャラ。PC名の由来は円周率を表す『π』から(割り切れない女と言う意味が込められているらしい)。八咫を補佐する役目を負っており、八咫には崇拝にも近い絶対の服従を誓っている。少々神経質な性格で度々ハセヲと衝突するが、開眼したてのハセヲに戦い方を教える。スタイルが良くセクシーなPCボディやクールな振る舞いから意外にもファンが多く、アプカルル内でイラストが描かれるほど。

リアルでは24歳のシステムエンジニアで、本名は佐伯令子。趣味はドライブだが、どうやら駐車違反で切符を切られたようである。ハセヲのリアルでの情報まで持っており、住所、本名、携帯電話の番号、その他プライベートな事や昨日の行動まで全て調べているが、自分のリアルについてはあまり教えてくれない。番匠屋淳の義理の妹であり、PC「パイ」は彼が遺した物である。

リアルについてはエンダー/パイも参照

オーヴァン (The Rebirth『再誕』)[]

(声:東地宏樹

職業(ジョブ):銃戦士/スチームガンナー
ロストウェポン:来タリシ転生ノ刻→来タリシ真ノ転生ノ刻
所属ギルド:黄昏の旅団(解散)

左手を巨大な拘束具で覆う謎の多いPC。かつてハセヲ、志乃の所属していたギルド「黄昏の旅団」のギルドマスターを務めていたが、ハセヲが三爪痕にデータドレインされる直前まで長い間行方をくらませていた。再び“誕生”する意味を持つオーヴァンと、“死”して終わりを意味するハセヲとは完全なまでに対極の存在で「もう一人の主人公」ともいえる存在である。

左手の巨大な拘束具はAIDAと同化した左腕を封じ込めており、拘束具の下には肩から伸びた触手の刃(AIDAの腕)と本来の左手が変貌した刃が封じられている。右手の銃剣「冥銃剣・逢魔ヶ刻」を含めた3本の刃を同時に繰り出す事によって、攻撃時に「傷痕(サイン)」を作り出す。つまり、彼こそが真の「三爪痕(トライエッジ)」であり、この事実を知った際にハセヲは、志乃をPKしたのはオーヴァンであるという事実を知ることになった。なお、アニメでの三爪痕(蒼炎のカイト)との戦闘時にも左手の巨大な拘束具を外す姿も見せている。また、腕の拘束具は、エリア1つ分にも相当するほどの巨大なデータの塊であり、番匠屋淳でさえ解析は出来なかった。ちなみに彼の腕のAIDA<tri-edge>はAIDAの突然変異体であり、多数もの中から唯一危険な性質をもって生まれたのがこのAIDAである。このAIDAが誕生してから(オーヴァンの腕に取り憑きアイナを未帰還者にしてから)その他のAIDAが凶暴化し被害が出始めたと思われる。

作中終盤、AIDAに関する事件の全ての黒幕であることと同時に、AIDAを消滅させるために孤独な戦いを続けていたことが明らかになる。きっかけはThe Worldのブラックボックス『創造主の部屋』でアイナをかばってAIDAに感染した直後に暴走、「三爪痕」によってアイナを意識不明にしてしまったことであった。アイナを救うために彼はギルド「黄昏の旅団」を結成した。しかし、一番の理解者である志乃も三爪痕の暴走によりその手にかけてしまう。そして彼は自らの命を以って、真に覚醒したスケィスを鍵として「再誕」を発動、AIDAを除去することに成功し、リアルのアイナも意識を回復する。しかし「再誕」の凄まじい力はオーヴァンのPCデータを破壊し、さらにThe World内に大規模なデータの「歪み」を生じさせる。そしてそこから八相の反存在として『クビア』を生み出してしまうこととなる。最終決戦の際、足りない碑文を補わせるため参上。ハセヲに「再誕」の碑文を渡すことでクビアコアの消滅に大きく貢献し、全ての敵が消滅した後、ハセヲに「終焉は新たな何かの始まり。自分たちの旅は終わらない」と言う、自らの通り名が示す暗示的な言葉を残し、呼び止めるハセヲの前からその姿を消す(同時にリアルの彼も消息を絶つ)。痛みの森クリア後「ハロルドの部屋」で再会するが、再び消えてしまう。

.hack//G.U.//Returnerでは、オーヴァンがハセヲたち(G.U.メンバー、元黄昏の旅団)をメールで呼び出す。指定されたエリアで捜索している途中、彼らの前にAIDAが現れ、「Returner(帰る者)」とメッセージを伝えた。最後で本当に帰還したオーヴァンをアイナとハセヲが迎えるシーンで、.hack//G.U.の物語は完結する。

リアルでは26歳の天才的な元ハッカーで、本名は犬童雅人。色々な職を転々とした後、作中現在ではNAB(日本民間放送連盟)の調査員である。欅とのメールによると彼は、7年前からの友人で、過去の“.hackers”よりもThe Worldの謎に踏み込んでいたらしい。しかし「再誕」後、生死と行方を眩ました彼は、CC社の不始末の皺寄せとして濡れ衣をかぶせられてしまうが、「真の第3次ネットクライシス」回避後、オーヴァンと関わった多くのプレイヤーの反対やCC社の内部告発(おそらくパイと八咫)により指名手配は撤回された。アイナは実妹である。

その他の登場人物[]

Vol.1から登場[]

シラバス[]

(声:阪口大助

職業(ジョブ):斬刀士/ブレイド
所属ギルド:カナード

初心者支援ギルド「カナード」のメンバーであり、Lv.1に戻ったハセヲに力を貸してくれる事になる。これは、Roots終盤でクーンから面倒を見てくれと頼まれていたためであるが、当初は本当に初心者だと思っていたようである。Roots終盤で無理を言ってクーンを困らせる訳にもいかないと一応ギルドマスターを引き受けるが、自分が人を統率するタイプでは無いことを自覚しており、いずれは誰かに代わって貰うつもりでおり、ハセヲにカリスマ性とリーダーシップを見出しマスターを譲っている。とても親切で実直な性格であり(本人曰く「真面目と言われるのは好きではない」らしい)、BBSでも(ハセヲの名を騙って)カナードの紹介などを行っている。PC名は講義・授業の概要を意味する。

リアルでは宮城在住の19歳の大学生で、本名は森野優一。9歳の頃からネットを始めたが当時は親にネットゲームをプレイさせて貰えず、周囲の友達から「The World」の楽しさを聞かされては悶々とする日々を過ごしていた。そんな彼も志望大学に一発合格をする事でようやく親の許しを得て現在は大学ライフと電脳ライフを両立し、充実した日々を送っている。しかし楽しさの余り健康の事を考えて習慣付けているランニングの最中にまで「The World」をプレイしてしまう程の「アウトドア引きこもり」状態らしい。最近は自身が所属するギルド「カナード」の影響で、リアルでもボランティア活動に励んでいる。実は珍獣マニアで大学では「UMA研究会」に所属している。

ガスパー[]

(声:矢島晶子

職業(ジョブ):魔導士/ウォーロック
所属ギルド:カナード

シラバスと共にカナードに参加している獣人型PC。のんびりとした性格と喋り方で、心からThe Worldを楽しんでおりどこか憎めない性格をしている。怖がりであると同時に極度の上がり症らしく、アリーナへの参加は嫌がっている。ちなみに、カードゲーム「Crimson VS」(クリムゾン バーサス)伝説のチャンピオンでもある。なぜかぴろし3と仲がいい。彼はグリーティングカードも集めており、『誓い』が彼にとって最後のカードらしい。

リアルでは北海道在住の13歳の中学生で、本名は牧考太。地元のサッカーチーム「ドサンコデ札幌」のファン。中学生にしては良すぎる体格から、無理矢理子供相撲大会に出場させられ、相撲部屋の親方にスカウトされた事もあるらしい。趣味のカードゲームとネットゲームをプレイし続ける事を親に許して貰うため、塾に通い熱心に勉強して成績上位を保つ努力家な一面も。

ぴろし3[]

(声:小野坂昌也

職業(ジョブ):重槍士/パルチザン
所属ギルド:Project G・U(ギルドマスター)

「Project G・U」のギルドマスター。グラフィック関連の仕事をしているらしく、自身の制作したグラフィックにサインをする三爪痕の行方を追っているところでハセヲと出会った。ちなみに、「G・U」は「グラフィック・うまい」の略(ハセヲが所属するのは「G.U.」)。自称「鈍き俊足のドーベルマン」は「翼の折れた荒鷲」を経て、「蒼き曇天のイーグルマン」に変化している。

リアルでは39歳のCC社のグラフィッカーで、本名は松山洋(.hackシリーズのプロデューサー)。異変(AIDA現象)が起こると仕事が増えるため、寝落ちしてしまうこともしばしば。社内では責任のある立場にあり、部下が過労で次々と倒れていく中も必死で仕事をこなしている。なつめ曰く、彼には大事な事を他人に告げず、黙ってしまうところがあるらしい。また、かつては「ぴろし」というPCでR:1をプレイしていた(ぴろしを参照)。

がび[]

(声:石井康嗣

職業(ジョブ):撃剣士/ブランディッシュ
所属ギルド:ケストレル(ギルドマスター)

「The World R:2」最大のギルド「ケストレル」のギルドマスター。「楽しむ為なら何をしてもよい!それも『The World』!」というのが彼の口癖であり、その性格は正に豪快そのもの。すでに無法地帯と化しているケストレルが崩壊しないのも「この人について行けばなんとかなる」と周囲の人々に思わせるような彼のカリスマ性による所が大きいといわれる。クーン曰く、彼の前ではあのボルドーでさえ借りてきた猫のようなものだという。責任放棄としか思えないほどの寛大さと3行以上のメールを読まない大雑把な一面を併せ持つ反面、ケストレルに所属するプレーヤー達に必要最低限の約束事を守らせる厳しさと、BBS内の自分への質問専用スレッドに書かれた全ての質問に答える律儀で紳士的な部分も併せ持つ。色んな意味で「The World R:2」というネットゲームの、現在の状況を具現化したような人物である。その実力は本物で、かつて「死の恐怖」とまで言われたハセヲでさえ、真横に接近されたのに気付かなかったほどでクビアゴモラ討伐の際には十数匹のクビアゴモラをたった一撃で吹き飛ばした。オーヴァンとは昔、義兄弟の契りを交わした事もある程の仲だとか。

リアルでは大阪在住の68歳の小説家で、本名は鷲尾大治郎。「黛正太郎」というペンネームで活躍している。大学教授でもあったが退職し、それから「The World」を始めた。「がび」は、半分がロールで半分が地であるらしい。意外と気まぐれな性格で、よく「(^ω^)」という顔文字を用いる。

ボルドー[]

(声:平松晶子

職業(ジョブ):斬刀士/ブレイド
所属ギルド:ケストレル(追放)

他人をPKする事が好きないわゆる「いじめっ子」の女性剣士キャラ。大勢で少数を襲うという汚い手口を使う。実力はあるのだが、OPムービーではハセヲ一人、アニメ版でもゴード一人に全員やられたりとやられ役キャラが定着している。ハセヲにやられたことを恨み、執拗につけ狙い、ハセヲがアリーナのトーナメントに出場した際も対戦している。憑神を開眼したハセヲに負けた後、AIDAに半分近く体を浸食された禍々しい姿で登場。凄まじいパワーを持つものの、自失の状態になっている。なお、AIDA「オズワルド」はボルドーの意匠を反映してか、巨大な蜘蛛のような形状をしている。本編クリア後にはメールでメンバーアドレスを送ってくる。彼女とパーティーを解除する際、いわゆるツンデレの様な発言をする。口は相変わらずであるが、ハセヲの実力は認めている模様。なお、ハセヲをつけ狙っていた理由は、自分と同様に孤立していたハセヲに仲間ができていくことへの嫉妬心からであるらしい。

リアルでは富山在住の14歳の中学生で、本名はニナ・キルヒアイス。ドイツ人と日本人のハーフであり、ニュース動画内で容姿を見る事ができる。普段は大人しいが、気高い性格のためにストレスが絶えず、内に溜まった凶暴なものをネットゲームで吐き出す毎日。残虐なボルドーを自分の本性だと思い内心恥じている。彼女にがびの魅力を聞いた際、「父親のような抱擁力」と答えるあたり、両親の離婚により別居している実父のぬくもりが内心では恋しいのかもしれない。

ネギ丸[]

(声:岩田光央

職業(ジョブ):双剣士/ツインソード
所属ギルド:ケストレル(追放)

ボルドーの手下の一人。弱い者いじめが大好きだが、気が小さいため、1人では何も出来ない。新顔と見るや態度はでかくなるが、初対面の際にボルドーやグリンに惨敗し、以後は舎弟のような存在となっている。

ハセヲが憑神に開眼した試合で敗退後、ログインしてこないボルドーとグリンを心配し、ケストレルを追放され居場所をなくしたことが原因と考え、自身が強くなることで2人がいつ帰ってきても大丈夫なようにと、PK専門ギルドの設立、カオティックPKへの志願などを画策するも、ことごとくハセヲに潰されている。自称「蒼き孤高の双剣士 ネギ丸」と勝手に通り名を名乗るが、ハセヲやボルドーからは「青ネギ」と省略されてしまっている。

リアルでは18歳の高校生で、本名は大山和重。卑屈でおどおどした性格であるが、痛快な大悪党が好きで自分ではそれをロールしているつもりである。大学受験を控えているがほとんど勉強していないため、母親に叱られながらもこっそり「The World」をプレイしてワルを気取っている。

グリン[]

(声:宝亀克寿

職業(ジョブ):撃剣士/ブランディッシュ
所属ギルド:ケストレル(追放)

ボルドーの手下の一人で、重量感たっぷりのパワーファイター。ほとんど言葉を喋らないため、何を考えているのか分からないが、ボルドーやネギ丸には彼の思考が理解できるようである。また、ボルドーのプレイヤーが抱えている苦しみを、なんとなくではあるが察知している。

リアルでは17歳の高校生で、本名は小宮山宗司。口下手で対人恐怖症の心優しい少年。対人恐怖症を治そうとして「The World」を始め、そこでボルドーたちと出会い、パーティーを結成する。PKという行為があまり好きではないのだが、「こういう楽しみ方も用意されているわけだし…。」と自分に納得させている。

Iyoten(いよてん)[]

(声:浪川大輔

職業(ジョブ):斬刀士/ブレイド
所属ギルド:ケストレル

初めて「The world」をプレイしたハセヲに、親切に様々な事を教えるが、その正体は初心者を狙うPKで、アスタとともにハセヲをキルする。アリーナのPKトーナメントの際、アスタとヘルルーガ(カオティックPK)とチームを組み竜賢宮トーナメントに参戦。その際、数多くの初心者をPKしてきたためか、ハセヲの事は覚えていなかった。

リアルでは幼い頃からゲームが好きで、そのためゲーム販売店でアルバイトをしている19歳の青年、坂井直也。アスタのプレイヤーとは親しい友人で、彼のプレイスタイルを決めるきっかけを作った人物でもある。

アスタ[]

(声:本名陽子

職業(ジョブ):撃剣士/ブランディッシュ
所属ギルド:ケストレル

初めて「The world」をプレイしたハセヲに、親切に様々な事を教えるが、その正体は初心者を狙うPKで、Iyotenとともにハセヲをキルする。語尾に「ござる」を付けるなど、武士のような話しかたをする。アリーナのPKトーナメントの際、Iyotenとヘルルーガ(カオティックPK)とチームを組み竜賢宮トーナメントに参戦。その際、数多くの初心者をPKしてきたためか、Iyotenと同様にハセヲの事は覚えていなかった。

リアルでは実は男であり、シラバス同様「アウトドア引きこもり」の19歳の青年、堀辰巳。友人の坂井直也の言葉がきっかけで、ござる口調の女撃剣士を演じている。予備校生で、一度受験に失敗している。

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(声:木村亜希子

職業(ジョブ):鎌闘士/フリッカー
所属ギルド:月の樹(ギルドマスター)

巨大ギルド「月の樹」のギルドマスター兼一番隊隊長。いつも穏やかな微笑みを浮かべており、その少々天然気味な言動は人を惹きつける魅力を持っている。アトリ曰く「誰にでもわけへだてなく接するギルドの太陽みたいな人」。しかし、あまり表立ってギルドを取り仕切る事をしないためか、「お飾りにすぎない」と陰口をする者もいる。ダンジョン内でAIDAに襲われた際にハセヲとパイに助けられた事がきっかけでハセヲに興味を持つ。ハセヲとエンデュランスのアバターバトル中の会話が聞こえていたかのような素振りを見せたり、ハセヲが黄昏の旅団メンバーだったと聞き、更に興味を持つようになったり、楢の正体をあっさり見破ったり、通常はエディットできないはずの鹿角を付けていたりと何かと謎が多い人物でもある。榊がクーデターを起こした際、AIDA感染者となったアトリにPKされたにも関わらず未帰還者にならず、自分は大丈夫なのだと平気な顔をして言い謎が深まっていくが、彼の正体はハッカーや放浪AIが集まるネットスラム・タルタルガの統率者である。「再誕」による衝撃で破損したハセヲを回収し、「碑文とPCの完全融合」という形でハセヲにXthフォームという新たな力を与える。そして新たなる脅威を退けるために自らも仲間に加わる。

リアルの詳細は一切が不明だが、ネットスラムの住人であるエンピレオのヌァザは知っている模様。

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(声:小西克幸

職業(ジョブ):撃剣士/ブランディッシュ
所属ギルド:月の樹

「月の樹」の二番隊隊長だが、表立って動かない欅の代わりにギルドの処務全般を担当しているため、現在は「月の樹」の実質的な指導者とみなされている。PKをThe Worldの秩序を乱す行為として取り締まっており、PKKであったハセヲとは反目しがちである。常に冷静で規律を重んじ、PKやPKKのプレイスタイルに強く憤る姿勢から、アトリや松など所属プレイヤー達の信頼も厚いが、一方では「月の樹」の完全な掌握を影で目論んでおり、非常に独善的な側面を見せる。AIDAの力を得たことでその考えに拍車が掛かり、The Worldを自分の望む「差別のない平等な世界」にしようと目論み、その妨げとなる碑文使いを排除するためボルドーをそそのかすも失敗に終わる。次いで自らが柊、槐、松を引き連れ月の樹でクーデターを起こし、アトリの碑文を暴走させるが、ハセヲらによって静圧される。また、AIDAに浸食されることで圧倒的な力を持ち、ハセヲ達の前に立ちふさがるも、最終的には敗れ去る。その後、AIDAと同化し榊<zenith>(Zenith=絶頂)となり復活、CC社にAIDAを操れる事を売り込み、竜賢宮のアリーナやシステムそのもの、さらには八咫を更迭しG.U.ギルドマスターの権限や知識の蛇までもを奪い取ることに成功する。竜賢宮のPKトーナメントで、ハセヲたちが勝利する度に神経を逆撫でする発言を繰り返すなど、姿だけでなく中身まで滅茶苦茶になっている。ヘテロ三人集を仕向けるもハセヲによって倒され、自身も認知外空間に飛ばされた後に三蒼騎士によって囲まれ、以後の消息は不明である。

リアルでは都内在住の10歳の小学生で、本名は鵜池トオル。成績優秀で運動神経抜群と非の打ち所の無い少年だが、その精神年齢の高さ故に次第にリアルの友人では満足出来なくなり、年齢や肩書きに囚われず一人の人間として見て貰えるネットゲームにのめりこんでいく。現在はドール症候群の患者たちを率いてネットを介して、リアルを支配しようと目論むも失敗に終わり、榊としての記憶が消されてしまう。アトリとの出会いは彼女が自殺掲示板に書き込みをしていたときに、励ましたことをきっかけに知り合った。子供故の残酷さからくる興味本位か、精神年齢の高かった彼故の真摯な気持ちからだったのかは不明だが、オーヴァンに関わらなければ彼自身には碑文もAIDAの存在も知る術がなかったので、少なくともアトリの力を利用しようと近づいたわけではなかったようだ。小説版では大幅に設定が変更され、無名の劇団員となっている(.hack//G.U. (小説)を参照)。

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(声:大原さやか

職業(ジョブ):斬刀士/ブレイド
所属ギルド:月の樹

「月の樹」の三番隊隊長であると同時に欅の忠臣的存在。主に「月の樹」の風紀管理を取りまとめている。優しさと厳しさを兼ね備えた誠実な性格で、ギルド内で唯一欅を叱ることができる存在でもあるが、欅のマイペースな言動には頭を悩ませている。何かと欅をないがしろにして目立とうとする榊とは犬猿の仲。ハセヲがネットスラムにたどり着いた際、欅とともに仲間に加わる。

リアルでは28歳の介護福祉士で、本名は加賀京子。10代で結婚し男児をもうけるが、自らの不注意で事故を起こし亡くしてしまい、それが原因で離婚した過去を持つ。それから暫くは仕事に打ち込んでいたが、ふと息抜きで始めた「The World」で亡き息子が成長したらこうなるだろう、という性格そのままの欅と出会い以後自分の息子に接するように欅を見守るようになり、現在はそれが生き甲斐にまでなっている。ただし、欅のプライベートに関しては一切知らないらしい。

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(声:家中宏

職業(ジョブ):錬装士/マルチウェポン
所属ギルド:月の樹

「月の樹」の七番隊隊長であり、七枝会の一人。熱しやすい性格で、口調も異常に荒々しいが、アトリ曰く「面倒見がよくてさわやかな人」。榊と反目しがちなハセヲに対しても喧嘩腰の姿勢で接しており、また、常に平和的解決を望む欅の方針に不満を持っている。月の樹に入る以前は「紅蓮剣・赤鉄」を駆る「赤鉄の鬼人」の異名を持つ有名なPKだったが、榊に返り討ちにされ、さらに「目的の無い武の空しさ」を指摘され、榊に勧められて月の樹に加入したのを機にメインウェポンの大剣を封印した(以降は銃剣のみを使用)。だが紅魔宮トーナメントでの対ハセヲチーム戦においてPK時代の象徴であった赤鉄を解放。ハセヲに立ち向かうが敗北する。試合後、その責任を取るために月の樹を抜けようとするがマスターである欅に諭されハセヲに赤鉄を譲ることでPKだった頃の自分にけじめをつけた。後にパーティに加えることが可能になるが、大剣を受け取ることを拒否する。ちなみに、決め台詞は「胸の奥がバチバチしてきやがった。」。

リアルでは愛知在住の17歳の高校生で、本名は九藤真吾。地元ではそこそこ名の知れた不良であるが、暴走族の類ではなく単車好きのグループに所属している。バイク事故で療養中に『The World』を始め、バイクレースで最速王の座にいたゴードが突如として『The World』にインしなくなっていた頃、記録をことごとく塗り替えていったのも彼である。本人曰く、楓のような女性が好みのタイプらしいが、榊の手前で対立していた楓に声はかけづらかったようである。

大火[]

(声:辻親八

職業(ジョブ):斬刀士/ブレイド
所属ギルド:イコロ(元)

アリーナの宮皇のみが所属できるギルド「イコロ」の創設者で、紅魔宮の初代チャンピオンであり、かなりの実力を持つ。押しかけハセヲの師匠となるがその理由は、友人であった生前のフィロに頼まれたことがきっかけであり、フィロの遺言に従いハセヲを最果ての地「ギャリオン・メイズ大神殿」に導いた。なお、「大火」とはさそり座アンタレスの和名。

リアルは都内在住の35歳のプロレス雑誌編集者で、本名は緒方幹久。古き良き昭和プロレスをこよなく愛している。妻と3歳と5歳になる娘がおり、将来は娘達にプロレスの素晴らしさを教えたいと願っている。なお、アリーナで戦うハセヲの姿に、自身が尊敬するレスラーの面影を見たことがあるらしい。

揺光[]

(声:浅野真澄

職業(ジョブ):双剣士/ツインソード
所属ギルド:イコロ(元)

本作の裏ヒロイン。アリーナ「紅魔宮」の元チャンピオン。かなりの実力者であり、自分から宮皇の座を奪ったエンデュランスへのリベンジを誓っている。同じく打倒エンデュランスを掲げているハセヲとは反目しており、アバターを視認出来ないため、エンデュランスやハセヲをチート使用者だと思っていた。当初何故エンデュランスを執拗にねらっていたかというと、線の細い優男という一番認めたくないタイプに試合で負けたからである。AIDAに感染し変貌した天狼を問いただすため、碧聖宮タイトルマッチへの協力をハセヲに申し出るのをきっかけに、仲間になる。以後徐々にハセヲに好意を抱き始め、そのアグレッシブさはアトリを激しく嫉妬させるほどであった。碧聖宮トーナメント決勝戦を前にしてAIDA感染者となったボルドーにPKされ未帰還者となるが、物語終盤で復活を果たす。シナリオを見る限りでは、ハセヲは全ての戦いに決着が着くまで揺光の想いには気付いていなかったようである(普通の人が聞けば明らかに告白だと思う内容の会話もしたが、ハセヲは完全にスルーしていた。)。なお、「揺光」は北斗七星破軍星の別称。

リアルでは北海道在住の16歳の高校生(ニュースキャプチャーでは17歳になっている)で、本名は倉本智香。読書と空想が好きで図書委員を務めている。かなり幅広いジャンルの本を読み漁っているが、中でも水滸伝や三国志等の中国物がお気に入り。ただし漫画は普通の本程のめり込めないらしくあまり読まない。文章が達者らしく、周囲に内緒でやっている創作同人の世界ではちょっとした有名人。性格は勝気で明るく、時に意地っ張り。男も女も骨太でないと、という独自の哲学を持っている。ボルドーにPKされた後は意識不明(発見時は心肺停止状態)となり、道内の病院に入院していた。余談だが、ハセヲの声優の櫻井孝宏曰く『揺光が一番【普通だから】好き』らしい

太白[]

(声:中多和宏

職業(ジョブ):銃戦士/スチームガンナー
所属ギルド:イコロ(ギルドマスター)

「イコロ」の現行(二代目)ギルドマスターであると同時に、アリーナ竜賢宮のチャンピオン。理知的で冷たい雰囲気をまとった「イコロ」最強の男。だが現在は「イコロ」の活動に意義を見出せず、完全に熱意を失った状態にある。テレビアニメ「.hack//Roots」ではそんな彼がまだ熱い心を持っていた頃、クエスト「痛みの森」に参加している様子が描かれている。力を求め、同様に「痛みの森」に挑んでいたハセヲはその時太白と出会い軽く会話を交わしていたため、作中で対面した際に軽い既視感を覚える場面がある。その後何者かに襲われ、榊主催のPKトーナメント(竜賢宮)に参加した際には、AIDAをまとった魔剣マクスウェルに飲み込まれ暴走するがハセヲらに鎮圧される。トーナメント終了後、自らを打ち倒したハセヲにマクスウェルの面影を残す大剣「シラード」を託す。なお、「太白」とは金星の別称。

リアルでは愛知在住の28歳の脳外科医で、本名は黒貝敬介。ネットゲームが人の脳に与える影響を知るためにThe Worldを始めた。最も人を観察するのに適した場所としてアリーナに参加し、調査を進めていくうちにチャンピオンとなっていた。

天狼[]

(声:千葉一伸

職業(ジョブ):拳術士/グラップラー
所属ギルド:イコロ

アリーナ碧聖宮のチャンピオン。アフガンハウンドの獣人PC。己の力を正々堂々と極める事に誇りを持つ高レベルプレイヤー。揺光とはお互い宮皇ではなかったときのライバル同士であり、宮皇復帰を諦めかけた揺光を奮起させるなど、彼女には強い感情を抱いている。「イニス」の碑文を取り込んだAIDAに感染した後は、宮皇であることに固執し、イニスの碑文によるオルカ、バルムンクの幻と組んでアリーナに参加し、相手に執拗なまでの攻撃を加える残忍なプレイスタイルを取るようになる。PKトーナメントでは暴走する太白を救うためにハセヲ達とは別に自らも単身アリーナに挑むが、ヘテロ三人集に敗北、未帰還者となった。後に意識を取り戻し、揺光とともに「反存在」を倒すために協力した。なお、「天狼」とは大犬座シリウスの和名。

リアルでは埼玉在住の26歳の韓国人商社マンで、本名は民錦涛(ミン・ジンタオ)。テコンドーの達人で格闘技ファン。

カイト[]

(声:相田さやか

職業(ジョブ):双剣士/ツインソード

「三蒼騎士」の一人で、前作の主人公である伝説のPC「蒼炎のカイト」の姿と酷似している、腕輪(データドレイン)も使用する事が出来るなど、全てが謎に包まれているPC。通称である「三爪痕(トライエッジ)」の由来は、フィールドに「A」に似た形で3本の傷跡を刻む「傷痕(サイン)」を残すPCだと言われていたからだと思われ、BBSでは一時期その噂で持ちきりだった(しかし、実際にはオーヴァンがトライエッジであり、カイトも傷痕を刻む技を使用するが形状が若干異なる)。

ハセヲと初めて会った際に聞こえた効果音は、.hack//Liminalityに重要な鍵になったハ長調ラ音であるが、その関係は不明。憑神に似た姿にも変わり、その時の名前は「Azure Flame God(蒼炎の守護神)」。彼にキルされたプレイヤーは本人すら気付かないうちにAIDA感染した者達であり、碑文使いを追い回していたのもシステムにとってイレギュラーな存在である『八相』を削除するためであった。ロストグラウンド『モーリー・バロウ城砦』から転送されるエリアでハセヲらに倒されたはずであったが、棺桶のような物の中で体を修復され復活をしている。復活した後、バルムンクとオルカとともに再びオーヴァンと対峙する(オーヴァンが切断されたカイトの腕を投げる事から敗れたと思われる)。再度復活し『グリーマ・レーヴ大聖堂』にてバルムンク、オルカを連れてハセヲと対峙し戦闘になるが、Auraから制止を下され攻撃を止める。その際、ハセヲに自らの双剣「虚空ノ双牙」を渡す。

その正体は、AIDAを消滅することを目的に持つNPC(ノンプレイヤーキャラ)。全く喋ることが無く、ただ息を吐くようなうめき声をあげたり、叫んだりするだけである。まるで心と感情が無い人形のようだった他二人の蒼騎士、オルカとバルムンクと共に行動している。クリア後にメンバーアドレスを入手するが、パーティに加えても一言も言葉を喋らないものの、プレゼントやグリーティングカードでは文字化けした返事をしてくれる。余談だが見た目や公式ホームページでは双剣士であるが、ステータス表記は「???」となっている。浮遊して移動する以外は、通常の双剣士と何ら変わりはない。また、名前は前作のデータをコンバートするとそのデータの時につけた主人公の名前になる。

Vol.2から登場[]

オルカ[]

(声:増谷康紀

職業(ジョブ):斬刀士/ブレイド

「三蒼騎士」の一人で、前作に登場したフィアナの末裔「蒼海のオルカ」に酷似しているが、所々につぎはぎのような物が見受けられる。通称『裸男』。初登場時には突如地中から現れAIDAを両断するなど凄まじいパワーを見せつける。また、イニスによって作られた幻が、天狼の餓狼チームメンバーとしてアリーナにも参加している。終盤では本物がカイト、バルムンクと共に『グリーマ・レーヴ大聖堂』にてハセヲと対峙する。

カイトと同様に本編終了後に仲間になる。やはり仲間になっても一言も喋らないが、プレゼントやグリーティングカードでは文字化けした返事をしてくれる。なお、オルカとバルムンクがカイト同様ツギハギなのは、ハセヲがカイトを倒したことで、カイト以上に急ピッチで作り上げられたたためのデータの欠落である。

バルムンク[]

(声:檜山修之

職業(ジョブ):斬刀士/ブレイド

「三蒼騎士」の一人で、前作に登場したフィアナの末裔「蒼天のバルムンク」に酷似しているが、所々につぎはぎのような物が見受けられ、また翼が漆黒で別の形状に変化している。通称『羽男』。初登場時には突如空中から現れAIDAを両断するなど凄まじいパワーを見せつける。また、イニスによって作られた幻が、天狼の餓狼チームメンバーとしてアリーナにも参加している。終盤では本物がカイト、オルカと共に『グリーマ・レーヴ大聖堂』にてハセヲと対峙する。

カイトと同様に本編終了後に仲間になる。やはり仲間になっても一言も喋らないが、プレゼントやグリーティングカードでは文字化けした返事をしてくれる。例外として、技発動時にしゃべる事が在る。

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(声:山崎たくみ

職業(ジョブ):重槍士/パルチザン
所属ギルド:月の樹

「月の樹」の四番隊隊長。月の樹内では情報収集を主な任務としており、その高い情報収集能力を生かした結果、短期間で隊長にまでのぼりつめており、欅派でも榊派でもない中立的な立場をとっている。実は八咫の2ndキャラ。質問された事はハキハキと答えるらしいが、リアルのことや楢自身の事を質問されると怒るらしい。

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(声:松野太紀

職業(ジョブ):妖扇士/ダンスマカブル
所属ギルド:月の樹

「月の樹」の五番隊隊長。松と同じく榊に心酔している。普段はいわゆるオネエ言葉を用いているが、キレると口調が変わり、荒々しく男性的な口調になる。性格は『イロモノ』としか言いようがない。クーデターの際には榊を守るためハセヲらの前に立ちふさがった。終盤では、クビアゴモラとの交戦時に月の樹の代表の1人としてハセヲに手を貸す。本人曰く、この戦いが終わったあと髪を短くしたキャラにエディットしなおすつもりらしい。

リアルでは京都在住の22歳のファッションデザイナーで、本名は由紀文彦。京都の小さな事務所に勤務している。表向きはノーマルを装っているが、実は潜在的ホモセクシャル。一種のシャレ兼ロールでオネエキャラ「柊」をエディットしてプレイを開始したが、ある日榊と出会い、一目惚れしてしまう。それ以降、ゲームではそのまま素の自分が出てしまっている。

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(声:桑島法子

職業(ジョブ):錬装士/マルチウェポン
所属ギルド:月の樹

「月の樹」の六番隊隊長。普段は笠を被っているため見えないが、七枝会では唯一の獣人PC。無口(おまけにごくまれに話す言葉は何故か中国語)で何を考えているのか読めない上に人見知りが激しく、六番隊の隊員ですら彼女の声を聞けた者は殆どいないほどである。榊に隷属しており、彼女の率いる六番隊は表向きでは治療部隊として活動しているが、実際の姿は榊が独断で作った彼直属の暗部(PK要員)として行動しており、そのことはギルドマスターである欅も知らない。彼女自身も呪療士の格好をしているが実際は錬装士。チートされた杖(仕込み杖で、実は双剣)を持っており、これで撃墜されるとIDが書き加えられてログイン不能となる(一時的にではあるが相手を暗殺する)。

リアルは.hack//G.U. The Worldに連載されていた漫画「.hack//Alcor ~破軍の序曲~」の主人公、七星と同一人物である。どうやら、シラバスに好意をもっており、彼と一緒にいたい一心で一時期カナードに所属していた。北海道在住で、本名は湯浅という苗字のみ判明している。揺光のプレイヤー倉本智香とはクラスメートで、もともと七星も揺光に憧れて作ったPCである。「月の樹」のメロ☆ランディに「ひぽぽたます」というあだ名を与えるなど、結構ユニークな所もある。

Vol.3から登場[]

志乃[]

(声:名塚佳織

職業(ジョブ):呪療士/ハーヴェスト
所属ギルド:黄昏の旅団(解散)

.hack//Rootsの時代にハセヲと同じギルド(黄昏の旅団)に所属していたPC。オーヴァンの良き理解者であり、“喪失の地(ロストグラウンド)”グリーマ・レーヴ大聖堂にて三爪痕になったオーヴァンにPKされ未帰還者となる。当初ハセヲは彼女に淡い恋心を抱いており、劇中では必死に助けようとしていた。しかし志乃復活後のエンディングでは、志乃がハセヲの背中を押し、立ち去ったアトリを追わせている。痛みの森クリア後のエンディングでは、心身ともに大きく成長したハセヲの発言に、「優しい微笑み」をむけていた。ウェディングエンディングでは彼女のみ、ウェディングドレスを着たまま二人でロストグラウンドに行く場面が見られる。その際オーヴァンに向ける気持ちは「彼のリーダーシップと存在に一方的に依存したもの」だと言っている。なお、オーヴァンは「ハセヲとは別の意味で特別」らしい。アトリはゲームのヒロイン、志乃はG.U.シリーズ全体のヒロインとされている。

リアルでは埼玉に住む20歳の大学生で本名は七尾志乃。看護師を目指して勉強している。The Worldから帰還後は埼玉にある実家から大学に登校するらしい。実はイニスの適格者であったが、開眼する前に三爪痕(オーヴァン)にPKされ意識不明になってしまい憑神を覚醒させることが出来なかった。そのため、イニスの碑文は次の適格者候補のアトリへと移る事となった。

なつめ[]

(声:坂本真綾

職業(ジョブ):双剣士/ツインソード
所属ギルド:Project G・U

前作に登場するなつめと同じプレイヤーが操る。今回はPKとして登場。カオティックの7人を倒した後に対峙し、打ち倒すとその後「Σ双天都市ブレグ・エポナ」の裏路地にてぴろし3の紹介で仲間になる。前作同様双剣を集めるのが趣味なようで、「エッジマニア」(一部のユーザーからはエッチマニア)の通り名を持ち、BBSに出てくる「トライエッジ」を求めてPKを行っているが、本人曰く「気が付いたらアイテムを入手している」。カイトに一目惚れしていた事がメールで告白するなど、7年経ってもカイトのことを想っているらしく、戦闘勝利時にもカイトの名前を出すこともある。そのためか個別エンドは女性キャラの中で1人だけウエディングドレスを着ない。それどころか、トライエッジ欲しさにハセヲを追い続ける。

リアルでは、22歳の絵本作家志望で本名は大黒なつめ。現在は短大卒業後、福岡の実家で家事手伝いをしながら絵本作家になるべく勉強中である (詳細はなつめを参照)。

タビー[]

テンプレート:Rellink (声:豊口めぐみ

職業(ジョブ):拳闘士/グラップラー
所属ギルド:黄昏の旅団(解散)

.hack//Rootsの時代にハセヲと同じギルドに所属していた獣人形PC。ハセヲ達と行動を共にする中で、自らの進むべき道を見出し、自身の夢である看護師になるために一時ゲームを脱退していた。今作では何らかの理由で再びログインすることに。「痛みの森」クエストの50区画目で出会うことになるが、その時に志乃をパーティーに加えているとイベントが追加される。なお、装備している武器は、志乃との冒険の記念品であり、外す事ができない。

本名は久保萌。タビーと同様にスタイルがよく、スクール水着姿は友人からセクハラと言われるほど。

アイナ[]

(声:榎本温子

職業(ジョブ):魔導士/ウォーロック

青く長い髪をした謎の少女。衣装はヘッドドレスを被り、白いロリータ・ファッション系の服(ゲーム内ではゴスロリと表記)を着ている。The World R:2において最初の未帰還者で、その原因はAIDAに感染した実の兄、オーヴァンのPKによるものであった。「再誕」によって意識を回復したが、最初のうちはオーヴァンの昏睡状態により自暴自棄になっていたものの、望の叱責と励ましにより立ち直り、後にハセヲ達と協力していく事になる。なお、オーヴァンが作中で『もう時間がない』と言っていたのは、昏睡中のアイナが目を覚まし手術を受けなければ助からなかったからである。また、.hack//Rootsでは回想にて登場し、フィロとオーヴァンが知り合うきっかけとなった人物であることがわかる。

リアルではオーヴァンのプレイヤーの妹で本名は犬童愛奈。現代の医学では治療困難な難病を患っており、現在はドイツの病院で入院生活を行っている。兄であるオーヴァンをかなり慕っており、オーヴァンの話す大聖堂の女神の話や、『黄昏の碑文』の話を好んでいる。親友は望であり、The Worldでよく遊ぶことが多いらしい。

ヘテロ三人衆[]

ハセヲ達が榊に支配された竜賢宮の決勝戦で相手をする三人組。メンバーは全員が榊の手により重度のAIDA感染に陥っている。 ちなみにヘテロ三人衆はメンバー全員はリアルでは兄弟であり、前川家の3兄弟である。

ヘテロ[]

(声:浪川大輔

職業(ジョブ):鎌闘士/フリッカー

ヘテロ三人衆のリーダーで、銀のコートを纏ったチートPC。その身体はAIDAに深く感染されており、黒く染まっている。 トーナメントでハセヲチームに負けた直後、榊に精神をコントロールされ、AIDA<Grunwald>に変化してしまうが、ハセヲの碑文『スケィス』により、AIDAを駆除してもらった。 名前の由来は英語で「異種」を表す『ヘテロ』。

ア・ザンティック[]
職業(ジョブ):重槍士/パルチザン

スキンヘッドと、ヘテロと同じく銀色のコートが特徴のチートPC。名前の由来は生物において黄色の色素が抜けている状態を指す『アザンティック(Axanthic)』。

ル・システィック[]
職業(ジョブ):重槍士/パルチザン

ア・ザンティックとデザインが同形のチートPC。名前の由来は主に爬虫類の白化型を指す『リューシスティック』。またヒョウモントカゲモドキの黒い色素が抜けた固体を示す意もある。

Aura[]

テンプレート:Rellink (声:坂本真綾

The Worldで言い伝えられている女神であり、前作で誕生した究極のAIアウラロストグラウンド「グリーマ・レーヴ大聖堂」に、彼女の像があったとされている。今現在は消失しており、その場所には三角形の傷跡(サイン)が刻まれている。前作でコルベニクを破壊するために、自己犠牲プログラムを発動させて消滅。『The World』の神となったが、.hack//黄昏の腕輪伝説からしばらくして行方がわからなくなっていた。姿をくらませた理由はその言動から、『世界を作るのは人間だから』と考えたためと思われる。

今作では、『黄昏の碑文』と8つの『モルガナ因子』(ハセヲのスケィス3rd)を使いアイナのPCを依代にする事で再び降臨。その後はクビア戦終了後にハセヲに姿を見せる。その際、前作より大人びた姿に成長しているのを見て取ることができる。また、仲間のPCが全て揃うとメールと一緒に『誓い』のグリーティングカードをくれる。

カオティックPK達[]

強欲の セルバンテス[]

(声:岩田光央

職業(ジョブ):斬刀士/ブレイド
所属ギルド:ケストレル

「とれるものは根こそぎとる」をモットーとする非情な斬刀士。短気な性格から他のプレイヤーと諍いが絶えず、PKを行使していく結果、カオティックPKに名を連ねるようになった。その性格から基本的にソロプレイを好み、決してパーティーを組むことはないが、報酬目立てで雇われることはある。ただし実際に強いかというと、煉爾にお礼参りを食らったら、身ぐるみ差し出して命乞いをしたり、「誓い」のグリーディングカードの松エンディングでは、大勢いるやられ役の中にその姿もあり、かなり疑問の残るレベルだと思われている。セルビー(セルヴィー)というあだ名がつけられている。

リアルでは三重県在住の17歳の高校生で、本名は大沢耕平。バイクが好きで、バイクに乗れるからという理由で『The World』を始めたものの喧嘩っ早い性格が災いしていつの間にかカオティックPKとなっていた。

凶眼使い 玄浄[]

職業(ジョブ):銃戦士/スチームガンナー
所属ギルド:ケストレル

呪いのアビリティでじわじわと相手を追い詰めるサディスティックな戦い方を好む銃剣士。Vol.3には竜賢宮に参戦している。尚本人はミーハーな人が嫌いだといっている。

リアルでは20歳の市役所職員で、本名は石島啓太郎。ゲーム内ではそういった性格のキャラをロールしているだけで、実際は物静かで礼儀正しい好青年。

炎の魔女 ジニーファイブ[]

(声:青山桐子

職業(ジョブ):魔導士/ウォーロック
所属ギルド:ケストレル(退団)

元ケストレル所属の魔導士(ウォーロック)。自由奔放で気まぐれ、わがままな性格。意外に社交性に富むが、不機嫌なときは八つ当たりで相手を焼き尽くす。相棒はミッチェル。

リアルでは秋田県在住の13歳の中学生の女の子で、本名は神後理尾。ゲーム内のPCそのままに人懐っこいが、わがままな面もけっこう目立つ。それでも不思議と人望があり、クラスでは人気者。無邪気な残酷さでPKに熱中している。

拷鉄魔法少女 ぽこたん[]

職業(ジョブ):双剣士/ツインソード
所属ギルド:ケストレル

「~だお」と語尾に付ける特徴的な口調の双剣士。何故か魔法少女を名乗っている。「R:2」初期からカオティックPKとして名を連ねており、可愛い口調と容姿をしているが短気でキレやすい。実はVol.1から3まで全ての作品のブラックリストに名を連ねており、Vol.1の時には後一人(ハセヲを)PKすれば百人切り、Vol.3に至っては後一人(ハセヲを)PKすれば千人切り達成と(本人は)言っており、かなりの実力者のようにも見える。

リアルでは東京都在住の23歳の女性劇団員で、本名は堀真澄(アスタのプレイヤーとは無関係)。演劇の練習の為に『The World』を始めた。「ぽこたん」は初のセリフありの役が「ぽこたん」という狸だった事に由来する。

園芸家 ミッチェル[]

(声:神谷浩史

職業(ジョブ):重槍士/パルチザン
所属ギルド:ケストレル(退団)

自信過剰の花を愛するナルシストの重槍士(パルチザン)。以前はケストレルに所属していたが、ギルド内のいざこざに嫌気をさし、相棒のジニーファイブと一緒に脱退した。

リアルでは福島県在住の18歳の高校3年生で、本名は津田詠史。色白の美男子で、趣味は盆栽。自分の趣味を唯一理解してくれたジニーファイブと行動を共にするうちに、カオティックPKに選抜される。

毒手拳 麗々[]

職業(ジョブ):拳闘士/グラップラー
所属ギルド:ケストレル

かつて毒攻撃で高レベルのPCを倒して以来、その快感から毒系武器を愛用している拳術士。PKは、自分の毒の威力を試すためにすることが多い。

リアルでは、奈良県在住のアロマテラピスト。本名は、吉野麗華。The worldは暇な時間に少しずつプレイしていることが多い。練成とカスタマイズに熱中しているらしく、PKはその成果を確かめるための場。ちなみに既婚。

不死身胴 ゴーリキ[]

(声:小野坂昌也

職業(ジョブ):撃剣士/ブランディッシュ
所属ギルド:なし

その驚異的なタフネスさから‘不死身胴,の二つ名を持つPK。カオティックPKとして有名だが本人曰く「どうでもいい」らしい。「強さとは何か?、戦いとは何か?」という問いの答えを求めており、戦う相手にその答えを問いただしている。実は登場したカオティックPKで最もハセヲと戦った回数が多い。

リアルは山梨県に住む17歳の高校2年生で、本名は小前田武典。非常にまじめな性格だがそれゆえに自らの進路に悩んでおりその答えを捜す為に「The World」でのプレイを開始した。

狂おしき ヘルルーガ[]

職業(ジョブ):斬刀士/ブレイド
所属ギルド:ケストレル

全身を包帯で包んだ凄腕の女斬刀士。変な英語を台詞の所々に入れて、話す癖がある。榊主催のPKトーナメントでは、アスタとIyotenとともにチームを組んで参加している。

リアルは宮城県に住む15歳の中学生で、本名は平間・メリールー。日系アメリカ人の父と日本人の母親との間に生まれたクォーターで、ずっと仙台に住んでいるが父親の故郷であるアメリカに憧れている。ちなみに、彼女自身は英語をほとんど喋れない。

音なしの TERU[]

職業(ジョブ):鎌闘士/フリッカー
所属ギルド:なし

ソロプレイを好むカオティックPK。HMDが旧式らしく、音が聞こえないらしい。そのため、PKする相手には自分にも悲鳴が聞こえるようなリアクションを求めてくる。自らの武器である大鎌の特性を十二分に理解しており多人数との戦い方も得意とする。

リアルは宮城県に住む20歳の大学生で、本名は瀬賀照彦。大学の進学に失敗した為に両親から仕送りをストップされてしまっている(HMDを修理できないのはそのため)。

七つの海の 鈴木[]

職業(ジョブ):銃戦士/スチームガンナー
所属ギルド:なし

‘七つの海,の異名の通り、海賊のような風貌をしているカオティックPK。言動もユーモラスなものが多いため、彼を侮るPCも少なくないがその実力は本物で、多対多の乱戦では特に本領を発揮する。

リアルは、広島県でラーメン屋の店員をしている28歳の男性。本名は、鈴木新一郎。元々は、至高のラーメンを作る為の「情報収集」のためにネットを初め、その過程で「The World」の存在を知る。今ではストレス発散のためにPKを繰り返すようになった。

邪骨兄弟 イバク[]

(声:千葉一伸

職業(ジョブ):魔導士/ウォーロック
所属ギルド:なし

ピエロのような独特のペインティングを施した魔導士。ゲランゴのプレイヤーは弟で大抵一緒にプレイしている。 受けたHPへのダメージをSPのダメージに変化させる技を使うため、魔導士とは思えないほど打たれ強い。

リアルは島根に住む16歳の高校1年生で、本名は小木曽恭一。県内でも有数の進学校に通っているが、平凡な日常に不満からPKを行うようになった。

邪骨兄弟 ゲランゴ[]

(声:岩田光央

職業(ジョブ):斬刀士/ブレイド
所属ギルド:なし

ピエロのようなペインティングをしている大男でイバクのプレイヤーは実の兄。見た目どおりの力任せの戦い方をする。兄であるイバクに絶対的な信頼をよせている。そのため何をするにも彼の意見を求める。

リアルは、小学生っぽさの残る中学2年生で、本名は小木曽伸次。ゲーム同様兄の恭一に信頼を寄せており、彼のPK行為も兄の指示によるものである。

闇に佇む カオちん[]

職業(ジョブ):重槍士/パルチザン
所属ギルド:なし

リアルのことを含めて、所属などは一切不明だが、その見た目と言動と名前から、前R:1の時代に(.hack//SIGN)登場したカオちんと、同存在であることは間違いないと思われている。

無敵爆弾娘 ジアハート[]

職業(ジョブ):双剣士/ツインソード
所属ギルド:なし

PKを行う際に歌を歌うことで有名なカオティックPK。一応賞金首なのだがファンが多く、やられた者達によるファンクラブまで存在するらしい。

リアルは滋賀県に住む21歳のフリーターで本名は、一色歩。歌手を目指して夜はストリートミュージシャンとして活動している。ゲームでの「PKするときに歌う」という行動は、単なるシャレのつもりだったがそっちのほうが人気になってしまい内心は複雑になってしまっている。

剣妖 横地太郎兵衛[]

職業(ジョブ):撃剣士/ブランディッシュ
所属ギルド:なし

「The World」を放浪している孤高のカオティックPKで、好敵手を求めており強そうなPCを見つけるとだれかれ構わず戦いを挑んでいる。ちなみに、同じカオティックPKであるゴーリキとはライバル関係で現在の勝率は、1勝1敗1分け。

リアルは鹿児島県でコンビニを経営している男性で、本名は武藤誠治。時代小説のファンで、その世界の人物になりきることを好むが、本人は武術の経験は全く無い。 テンプレート:節stub

その他[]

番匠屋淳[]

(声:宗矢樹頼

ターミナルディスクに語り手として登場。AI応用心理学者で元CC社社員。R:1時代のプロジェクトG.U.(八相のサルベージを目的とするチーム)の責任者で、プロジェクト失敗の責任を取る形で退社、後に亡くなっている。なお、パイのプレイヤー佐伯令子とは異父兄妹である。

天城丈太郎[]

ターミナルディスクに登場。19歳にして経済産業省からCC社に引き抜かれたエリート社員。プロジェクトG.U.にとって欠かせない人物であったが、The Worldに対する熱意はなく、ハロルド・ヒューイックへの対抗心から欠点だらけの八相のサルベージ作戦を強行し失敗。それにより自尊心を傷つけられ、狂乱状態に陥った末にCC社本社ビルの火災を引き起こし、R:1のデータサーバに深刻なダメージを与えた人物。

サルバドル愛原[]

(声:江原正士

ゲーム中のリアルで配信されている動画「Online Jack」の突撃リポーター。日系ブラジル人で本名は「カルロス・アイハラ」。元は大人気を得た芸人であり、揺光の好きな芸人の1人にも挙げられている。

ゲーム中にも「カズボロー」というPC名で登場し、公式サイトと連動した彼専用のイベントも存在した(現在ではサービス終了)。

田島ミチル[]

(声:榎本温子

「Online Jack」に登場する人物。元は小学校教諭であるが、ドール症候群となった教え子を救うために学校側と対立し解雇、サルバドル愛原と菅井助教授と共にドール症候群を追うこととなる。

菅井太一郎[]

(声:西村知道

「Online Jack」に登場する人物。竹馬大学医学部助教授。ドール症候群について研究し、「ネットゲームが子供を人形にする!ドール症候群の警告」という書籍を出版した。

川口修[]

「Online Jack」に登場する人物。田島ミチルの教え子の1人で、ドール症候群と診断されている。

鵜池トオル[]

「Online Jack」に登場する人物。田島ミチルの教え子の1人。ドール症候群にかかった子供たちを裏で操っていた(#榊も参照のこと)。

テンプレート:.hack

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