逃走ハイウェイ 〜名古屋-東京〜(とうそうはいうぇい~なごや-とうきょう~)は、SIMPLE 2000シリーズ第68作目のレースゲーム。2004年12月9日に発売された。悪党政治家の汚職を暴くため証拠を集めつつ、本当に4時間かけて東名高速道路の名古屋~東京まで逃走する。なお、爆走デコトラ伝説のように簡潔に走るゲームではなくグラフィックや走行時間まで再現されている。
ストーリー[]
名古屋に住む自称日本一の名探偵、大河原源九郎の元に妙な依頼が飛び込む。内容は大物政治家の汚職を暴いて欲しいとの事。そして、大河原はその事件に関する証拠を一つ一つ集めるが裁判当日に大物政治家の手下達に事務所を荒らされ、奪われる。
そしてその大物政治家は国家権力まで動かし、警察にまで追われる事になる。
システム[]
最初は自分の車からスタートする。ただし、途中で車や壁にぶつけて大破するか、ガソリンが切れる(補給できない)ため必ず他の車を奪い取らなければならない。なお、乗れる車種はスピード重点のスポーツカーから耐久度に優れるトレーラーまで様々有る。
証拠を手に入れるには、証拠を盗んだ犯人の車(TARGETの表示のある黒い高級車)に体当たりすれば、一発で炎上し爆発して消え、その際に入手できる。
また、途中サービスエリアもあり(PAも登場するが入れない)そこにも証拠が落ちている。他にもIC案内の標識の横を通過すると画面の左にインターチェンジやSA・PAまでの距離が表示される所まで再現されている。
警察に捕まるか、自分の乗っている車が爆発すると、ゲームオーバーとなり、最後に車を奪った場所に戻される。
マルチエンディングで、証拠が全部集められなかったり、時間内に東京に着けなかったら、真のエンディングが見られない。
ストーリーモードをクリアすると、ノンストップモードで遊べる。
登場インターチェンジ[]
東名高速道路を参照←なお、どのインターチェンジも降りることはできない。
- 実際には起点は小牧インターチェンジからであるが、本作は名古屋インターチェンジからである。
- 余談ではあるが、加速車線と本線の合流地点にスポーツカーが置いてあるインターチェンジ・パーキングエリアがある。
ステージ[]
本作は東名高速道路を6つのステージに分けていて、ステージをクリアすると、データをセーブすることができる。途中にはサービスエリアがある。 ステージごとに、難関があり、ステージを追うごとに難易度が上がる。
- ステージ1 名古屋~岡崎
これはどのステージにも共通だが、あちらこちらに検問があり、プレイヤ-はそれを突っ切ることになる。途中には上郷サービスエリアがある。大検問は岡崎インターチェンジ付近にある。
- ステージ2 岡崎~浜松
このステージでは、所々渋滞している箇所がある。途中には浜名湖サービスエリアがある。大検問は豊川インターチェンジ付近と宇利トンネル付近、浜松インターチェンジにある。トレーラーで突っ切っていくと楽に行ける。
- ステージ3 浜松~静岡
天竜川橋~袋井インターチェンジ辺りと、掛川インターチェンジ~相良牧之原インターチェンジ辺りには濃霧がかかり、視界が非常に悪くなる。菊川インターチェンジ~相良牧之原インターチェンジには3車線区間がある。焼津インターチェンジ~静岡インターチェンジ間に日本坂トンネルがある。途中には牧の原サービスエリアがある。大検問は静岡インターチェンジにある。
- ステージ4 静岡~御殿場
このステージの難関は大渋滞である。富士インターチェンジ~沼津インターチェンジ間に中央分離帯が途切れている所があり、そこから対向車線を走ることができる。ただし、対向車線を走る際、逆走と同じことになるため車を奪った後はUタ-ンをしなければならず、横からの追突やバックに注意しなければならない。車体の大きい車や取り回しの悪い車にとってはとても難しい。また、正面衝突にも気をつけなければならない。
- ステージ5 御殿場~厚木
- ステージ6 厚木~東京
実際の東名高速道路と異なる点[]
本作は、東名高速道路をリアルに再現してあるが、一部実際と異なっている箇所がある。以下の通りである。
- トンネル部分は、実際上り線では神奈川県と日本坂TNを除き全て2車線であるが、ほぼ全て3車線である。
- 日本坂トンネルは、実際には右ルートと左ルートがあるが、左ルートは走れない(パトカーが封鎖している)。
- バス停が省略されている。
- 清水IC~富士ICにある薩埵トンネルの表示が、薩たトンネルとなっている。
登場車種と特徴[]
登場車種は全58種(といっても以下の12種の色違い)ある。各車種3~7種の色があり、車種名の下の括弧はカラーバリエーションを表す。
- セダン トヨタ・クラウン(S130系・8代目)がモデル。←パトカーとしても使われている。
(青、赤、緑、黄、黒、白、銀)
走行性能と燃費、取り回し、耐久力が大体全車種の中間にあるごく一般的な車である。最高速度は190km/hである。
- ステーションワゴン 日産・ステージア(wc34型・初代)がモデル。
(青、赤、緑、黄、黒、白、銀)
性能はセダンとほぼ同じである。ただ、耐久力はセダンより優れている。
- ワゴン 日産・キャラバン(E24型)がモデル。←パトカーとしても使われている。
(黒、白、銀) 乗用車の中では大きく、重いので走りや燃費、取り回しは劣っている。最高速度は170km/hである。
- 高級車 日産・シーマがモデル←証拠を盗んだ犯人の車でもある。
(黒、白、銀)
形状はセダンと同じだが、性能はセダンよりも優れている。走行性能は全車種の中でも優れている方である。最高速度は220km/hである。
- SUV
(青、赤、黒、白、金、銀) ワゴンと同様、大きくて重いが、走りの方はワゴンよりはよい。乗用車の中では丈夫である。最高速度は180km/hである。
- クーぺ ←パトカーとしても使われている。
(青、赤、緑、黄、黒、白、銀)
走行性能、ハンドリングがスポーツカーに次いで優れている。最高速度は210km/hである。
- スポーツカー ホンダ・S2000がモデル。←主人公の愛車で、この車からスタート。
(青、赤、緑、黄、黒、白、銀)
最高速度は250km/hで加速にも優れているスピード重視の車。車体が小さいのでハンドリングもいい。だが、耐久力と燃費はおおいに劣る。
- 軽自動車 スズキ・アルトがモデル。
(青、赤、黄、白、銀)
車体が小さく軽いので、燃費に優れ、ハンドリング、加速力もいいが、車体が軽い分耐久力が極めて弱いのでSUVやトラックなどの車体が大きくて重い車に当たると、一発で火噴くことも少ない。最高速度は160km/hである。
- 軽トラック スズキ・キャリイがモデル。
(青、黄、白、銀)
軽自動車と同様に車体が小さく軽いので、ハンドリングと燃費はきわめてよく、耐久力が劣っている。軽自動車との違いは、加速性能がトラックやバス並みに劣っていることである。耐久力の方は、軽自動車よりは少し丈夫である。
- トラック、トレーラー 三菱ふそう・ファイターがモデル。
(トラック:緑、橙、白)(トレーラー:青、赤、緑)
車体が大きくて重く、頑丈であるが、その分走りと燃費、取り回しの方はおおいに劣る。最高速度はトラックは160km/hでトレーラーは150km/hである。 トレーラーは一定のダメージを受けると、後ろの部分が切り離される。
- バス 日野・セレガ(初代)がモデル
(赤、黄、白)
トラックと同様に、車体が大きくて重く、走りと燃費、取り回しにはおおいに劣る。最高速度は150km/hである。
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